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医師で、医学博士・国際薬膳師の2人が書いた本。健康診断では何も異常はなかったけど、どうも調子が悪い時があるという人はいませんか?そんな人に、お薦めです。
体の不調の多くが自然から遠ざかっていることと関係し、その近道で手軽にできるのが、食事の改善だそうです。
確かに、200年前の江戸時代の人々は自然と一体となって暮らしていたのに、現在は自然から切り離された生活をしています。そんな私達の体がおかしくなるのも、無理はないですね。
私達が「自然欠乏障害」になっていないか、チェックリストが載っています。''いいえ''が多いほど、自分に自然が足りていないそう。
また、8つに分けた体質のどれに当てはまるか、という診断も出来ます。
その後の、食材の章では、自分の体質と照らし合わせながら、食べると良いもの、控えめにするとよいものを調べることが出来ます。
食材の知られざる性質も、書かれており、とても興味深いです。例えば、ピーマンの種には、芽が出る力(=気)があるので、ワタごと加熱調理するとよい。とか、玉ねぎやらっきょうは、低気圧時の不快症状によい、など、とても参考になります。
図書館で借りて読みましたが、購入して手元に置いておきたい一冊です。