紙の本
前後不覚
2015/11/09 13:18
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投稿者:卯月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お茶大を定年退職し、今は名誉教授になった著者。
学生も助手も近くに居なくなったのにツチヤ節は衰える事を知らない。
「森山直太郎さんにお願いした」は前作の解説依頼の件…本当に面識が無かったんだ…。
「翻訳の限界」「魔の二歳児」など日々の生活もこんなに面白く考えられるのかと感銘。
解説は哲学者・新潟大学名誉教授・佐藤徹郎氏。さすが哲学者だ。
紙の本
ワラをつかむ
2020/09/10 13:55
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
新天地でも相変わらずの面白さの土屋賢二先生。一度読むとやみつきになって全部読みたくなってしまいます。
紙の本
安定した面白さ
2015/10/16 22:40
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投稿者:アキコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
土屋先生の週刊文春のエッセイをまとめた文庫本です
いったい何冊目なのかしら?10数冊目ですね。
あいかわらず饒舌で面白く読み進めて行くと煙に巻かれるの繰り返し、
このパターンが癖になりいつまでも読んでいられます。
森山直太朗さんに(先行の「論より譲歩」の)解説をお願いしたくだりなど、
上から目線と見せかけてへりくだるという難易度の高い土屋節が楽しめます。
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いつもよりテンポ良く読めた。「画期的商品を開発するには」がドッグイヤー。何のために生きるのか,楽しく生きる,楽しさはどこから生じるのか,を考えさせられる。2010年にお茶の水女子大学を停年退官して神戸に在住のようだ。
楽しさ追求の階層説はありうるな。マズローの欲求階層説に近似するだろうけど,知ることの楽しさ,生理的な楽しさ,作り上げることの楽しさ,あ,これ面白いぞ。
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デビュー作「われ笑う、ゆえにわれあり」から、心のよりどころとしているユーモア本。
多忙、多筆のせいか、当初の痛快さ、マシンガンのような連打感はやや薄れたが、要所要所は期待通りに展開してくれ、人生の清涼剤となってくれる。
定年後とのことなので、更なるダメ押しを待つ。
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哲学者土屋賢二のコメディエッセイ。本書はお茶の水女子大学を退職して神戸に移り住んでからの日々について綴られている。相変わらずの自虐ネタ満載のエッセイだが、その中に頭脳の明晰さがうかがえて面白い。
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【耽溺必至のユーモア・エッセイ集!】お茶の水女子大を退職したツチヤ教授は神戸に? 「夏の総決算」「風邪の影響」「走った日」など混迷深まるエッセイ集。
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偉大なる哲学者ツチヤ先生のユーモアエッセイ集です。いつも、新刊が出るのを楽しみにしているのですが、今回、ツチヤ先生がお茶の水女子大を退官されて神戸に引っ越しされるという驚きの展開がありました。
ツチヤ先生の自虐は本当にすばらしく、私ももっとおもしろい自虐ネタを開発したいところですが、なかなか難しいです。
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気軽に読めるので、電車の乗り換えのちょっとした空き時間に少しずつ。
…と読んでいたら、意外と時間がかかったという(笑)。
最近の読書タイムは、通勤の電車内なので、「ふふっ」ってなる位ならいいけど、時々「(;・ж;・;)チョブ」ってなるのが困りますw
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好きなエッセイストと言えば土屋賢二。読み始めた頃の衝撃的な面白さは薄れたがそれでもこの方のユーモアあふれる文章は大好きです。ニヤニヤクスクスしながら読みました。
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作者の自虐ネタが満載のエッセイ本。すごく人柄が出た作品であり、しかしただ愚痴を言うだけでなく物事の核心をついていると思う。
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読書録「ワラをつかむ男」4
著者 土屋賢二
出版 文藝春秋
p53より引用
“ わたしはなぜ一分一秒でも早くニュース
を知りたがるのだろうか。早く知っても、わ
たしにできるのは一喜一憂することぐらいだ。
寿命が限られているから早く知りたいのかも
知れないが、余命あと半年と言われたら、野
球の結果や政治の動きなどどうでもよくなる
のではないかと思う。”
目次から抜粋引用
“ダイエット理論の問題点
もしこんな偏向報道があったら
達観のいろいろ
本を出す理由
紳士の言い逃れ”
大学教授で哲学者である著者による、日々
の出来事を斜めから見たようなエッセイ集。
ダイエットについてから携帯電話について
まで、ユーモアと皮肉に満ち満ちた文章で綴
られています。
上記の引用は、携帯でニュースをチェック
する著者が抱いた疑問についての一節。
手元にスマホがあると、ついつい何の気なし
に触ってしまいがちです。大事な仕事をする
ときなどは、スマホなどは遠ざけておくのが
いいかも知れません。本当は興味のないこと
でも、すぐ目につくところに情報が出てくる
と、神経を使ってしまうようですから。
著者は定年で、神戸に移り住まわれている
ようです。どのような土地に行かれても、本
人が面白い人物であるがゆえに、楽しく日々
を過ごされているようです。今後共末永く、
楽しい著作をお待ちしています。
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