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みんなのレビュー16件

みんなの評価3.9

評価内訳

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16 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

音楽は言葉の代替手段なんだろうか

2016/03/21 00:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

絶対音感は4,5歳までにトレーニングすると身につく、最初はある人が多い。実際にそういう実例を見てきた。
 なんとも、この音を捉える力は、不思議なのである。
 音楽専門の人に言葉が通じないと言うか、聞こえていても理解していない。コミュニケーション不可だと思う一方で、日本語以外の言語をいともたやすく身につけている。苦もなくなのだ。そう、聞いているうちになんか身につけているのである。
 本書でそういう不思議な外界世界と関わり方をする人の脳はMRIでたやすく変異が確認されるとある。作家や数学者はできないんだそうで。
  脳という未知なる世界が創り出す人間像をサックス氏は語っている。なんとも驚きではあるのだが。

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電子書籍

オイ、ヴェイ、ヴェイ。・・・・

2015/10/24 23:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:okadata - この投稿者のレビュー一覧を見る

雷に打たれ命を取り留めた替わりにいきなり音楽に取り憑かれた男、金管楽器の低音に反応しててんかん発作を起こす船乗りと言った様々な症例を紹介するオリバー・サックスは「レナードの朝」の原作で有名な神経学者だ。

歌手がよく音楽の力を口にするがどうも一定の条件では本当に力を持つ。言葉を話せなくなった失語症の患者が音楽にのせると会話ができるようになる事がある。なんと話しかけても「オイ、ヴェイ、ヴェイ。・・・」を繰り返す自動症の患者に音楽に乗せて問いかけると答えが帰ってくるようになった。「コーヒー、それとも紅茶?」「コーヒー」・・・「デイヴィッドは治っている!」彼の食事を持って帰りこう告げた。「デイヴィッド、朝食だよ」「オイ、ヴェイ、ヴェイ。・・・」

絶対音感を持つ者がいれば、音楽を認識できない人もいる。4~5歳で音楽の訓練を始めた場合ちなみに中国人の6割は絶対音感の基準を満たしたのに対し、普通のアメリカ人の場合わずか14%に留まった。声の高低を使う声調言語が音感を鍛える様なのだ。絶対音感のある音楽家の脳は側頭平面の大きさが、左右で大きく違っており、赤ん坊の方が絶対音感に頼るところが大きいことから「大部分の人間は絶対音感をなくし、音楽能力が縮小した」のかも知れない。とは言え絶対音感と美しい音楽を作る能力は別物だ。

生まれつきの視力障害の場合に聴力が発達するのは使われない視神経を聴覚に割り当てるからで、感覚神経は融通が効くものらしい。音色や言葉や数字に色を感じる共感覚はなんだか電話が混戦しているような話だ。特定の才能だけが飛び抜けている知的障害のサヴァン、「なぜ私たちみんなにサヴァンの才能がないのだろうか?」、胎児や乳幼児で弱い左脳が損傷を受けた場合、右脳が対照的に過剰発達をしてしまうのか。左脳が発達すると右脳機能の一部を抑制したり阻止したりするのだが左脳の損傷で変則的に右脳優位になる場合がある。

脳神経に起きているのはおそらく物理的な現象だがそれにしてもいろんなことが起こる。オリバー・サックスの新作は「見てしまう人々 幻覚の脳科学」すでにiPadの中で積ん読状態でこちらも楽しみだ。

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紙の本

音楽の力

2015/04/26 17:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画「レナードの朝」の原作者としても有名な脳神経科医オリヴァー・サックスによる医学エッセイ。
著者の他の作品でもそうだが、長い脚注が玉にキズ。

「音楽嗜好症」という名前の病気があるわけではなく、音楽に関連する症例と、その考察となっている。
また、症例だけでなく、音楽に関するサヴァン症候群の話や、音と色の共感覚の話などもあり、実に盛りだくさん。

音楽を聴いたり、演奏したり、歌ったりするする事は、脳の様々な部位に関わり、かつ深い部分に根ざしているらしい。
病気やケガで、脳の機能の多くが破壊されてしまったとしても、音楽を認識する機能は、なかなか損なわれない。

歌う事ができる失語症患者がいるかと思えば、リズムをつけて歌うように話す事で意思の疎通ができる認知症患者もいるし、記憶が数秒しか持続しない元音楽家の患者は演奏する事ができる。
そういえば、映画「レナードの朝」でも、指一本動かせない患者が音楽に反応するシーンがある。

自分の事を振り返ってみても、Youtubeなどで、子供の頃、見たアニメや特撮番組の主題歌を聴いたりすると、ストーリーは、さっぱり覚えていなくても、自分でもビックリするほど、正確に歌えたりする事がある。
それに音楽ではないが、「イイクニ作ろう」と言われたら、未だに「鎌倉幕府」と反射的に答えてしまう。
(今は、鎌倉幕府の成立は「1192年(イイクニ)」ではないらしいが・・・)

つくづく思うのは、人間の脳の働きの不思議さ。

チェスや将棋など特定のルール下で行われるものなら、人工知能が人間に勝つ時もあるが、「故障」に対する「冗長性」では、人間の脳の方がはるかに進んでいると思える。
本書で紹介された患者達は、「故障」した機能の代わりに動き出した部分が、過剰に活動してしまっているが・・・。

ところで、実際に音楽を治療に用いる「音楽療法」というものも、あるらしい。

薬も効かない症状に対して、音楽が効く、というのも、不思議と言えば、不思議な話。
(ただ、音楽によって、発作が起きる、あるいは症状が悪化するケースもあるので、音楽は決して「万能薬」ではない。)

一体、人間にとって、音楽とは何なのか?という疑問も湧いてくる。

音楽も作曲者や演奏者との「触れあい」と考えれば、映画「レナードの朝」のラスト近くのセリフが頭をよぎる。
「一番の"薬"は"人の心"(=人との触れあい)だった。」

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2015/09/07 21:28

投稿元:ブクログ

 難しい本だった・・・。時間かけすぎたかもしれない。色々な症例をもとに、医学的、哲学的、工学的にその分析をする。分析結果がどうつながるのかは分かるものもあればわからないものもある。と、目的を掴むのに苦労する内容に思えた。こういう例があるので、応用すると何らかの音楽的才能が開ける、とかいう話ではなかった(少しその辺に期待してしまった)。

2015/04/14 23:26

投稿元:ブクログ

雷に打たれ命を取り留めた替わりにいきなり音楽に取り憑かれた男、金管楽器の低音に反応しててんかん発作を起こす船乗りと言った様々な症例を紹介するオリバー・サックスは「レナードの朝」の原作で有名な神経学者だ。

歌手がよく音楽の力を口にするがどうも一定の条件では本当に力を持つ。言葉を話せなくなった失語症の患者が音楽にのせると会話ができるようになる事がある。なんと話しかけても「オイ、ヴェイ、ヴェイ。・・・」を繰り返す自動症の患者に音楽に乗せて問いかけると答えが帰ってくるようになった。「コーヒー、それとも紅茶?」「コーヒー」・・・「デイヴィッドは治っている!」彼の食事を持って帰りこう告げた。「デイヴィッド、朝食だよ」「オイ、ヴェイ、ヴェイ。・・・」

絶対音感を持つ者がいれば、音楽を認識できない人もいる。4~5歳で音楽の訓練を始めた場合ちなみに中国人の6割は絶対音感の基準を満たしたのに対し、普通のアメリカ人の場合わずか14%に留まった。声の高低を使う声調言語が音感を鍛える様なのだ。絶対音感のある音楽家の脳は側頭平面の大きさが、左右で大きく違っており、赤ん坊の方が絶対音感に頼るところが大きいことから「大部分の人間は絶対音感をなくし、音楽能力が縮小した」のかも知れない。とは言え絶対音感と美しい音楽を作る能力は別物だ。

生まれつきの視力障害の場合に聴力が発達するのは使われない視神経を聴覚に割り当てるからで、感覚神経は融通が効くものらしい。音色や言葉や数字に色を感じる共感覚はなんだか電話が混戦しているような話だ。特定の才能だけが飛び抜けている知的障害のサヴァン、「なぜ私たちみんなにサヴァンの才能がないのだろうか?」、胎児や乳幼児で弱い左脳が損傷を受けた場合、右脳が対照的に過剰発達をしてしまうのか。左脳が発達すると右脳機能の一部を抑制したり阻止したりするのだが左脳の損傷で変則的に右脳優位になる場合がある。

脳神経に起きているのはおそらく物理的な現象だがそれにしてもいろんなことが起こる。オリバー・サックスの新作は「見てしまう人々 幻覚の脳科学」すでにiPadの中で積ん読状態でこちらも楽しみだ。

2014/10/19 17:19

投稿元:ブクログ

以前からこの本のハードカバー単行本を書店で見かけ、気にはしていたのだが、突然文庫化されたので早速買ってみた。
著者は「レナードの朝」で有名な脳神経科の臨床医で、ここでは音楽にまつわる様々な脳現象(音楽が頭から離れない神経症的状況とか、脳の損傷の結果音楽が意味あるものとして把捉できなくなるといった症例とか)を豊富に列挙しており、音楽現象の一面として、興味深い。
ただし、著者は臨床医としての誠実さから、「わからない」ことはわかったように書かないため、諸事象の根本的な理由、その解釈が、読者には呈示されない。
その辺は興味本位で読んでいる我々にとってはちょっと不満である。解釈のほどこされない諸現象が列挙され、私たちは不安になってしまう。もちろん、これは自然科学の限界をよくわきまえた、極めて適切な書き方なのだが。

2014/09/11 00:54

投稿元:ブクログ

音楽に取りつかれるということ、脳の虫、才能、絶対音感、共感覚、音楽と身体機能、音楽と感情、音楽と記憶、認知症。
今まで論じられてきたこと、あるいは、語られることなく、個人的な「あるある」でバラバラに済まされてきたような諸々が「脳」をキーステーションにして展開される。その纏め上げだけでも面白いが、さらに特筆すべきなのは、それぞれに紐づけされた事例の多さ。
脳科学者である筆者自身が診察した患者、過去の研究、筆者のもとに手紙で寄せられた体験談、歴史上の人物や作曲家についても考察や分析が及ぶ。
自分の身に覚えがある事例もあり、納得したり感心したり、時には感動もしながら読み進められた。
基本的にはただの音楽好きが読んでもついていける平易な筆致。ただし、脳の知識(たとえば部位ごとの機能マッピングなど)が頭に入っている人なら、ずっと面白く読めるのだろうなと思った。

2014/09/12 00:30

投稿元:ブクログ

「言語の発明、言葉の形成、思考の分析が邪魔をしなければ、人の霊魂と霊魂は交信していたかもしれない。その手段の例としてただ一つ挙げられるのが、音楽なのではないだろうか。しかし可能性は無に帰したようで、人類は別の方向に進化したのだ。」(『失われた時を求めて』)

というわけで、しばしば人にとり憑くそんな音楽の幽霊を脳神経科医が探求する。果たしてその正体は?

2014/10/03 14:23

投稿元:ブクログ

「見てしまう人びと」と言う「幻覚のアンソロジー」も出るそうです。。。

早川書房のPR
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/90414.html
(単行本)
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/117245.html

2014/11/05 20:12

投稿元:ブクログ

オリヴァー・サックス といえば、脳科学の本でよく見かける名前でしたが、読んだことはなかったので。

*図書館の所蔵状況はこちらから確認できます*
http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50103171&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

2016/08/25 23:52

投稿元:ブクログ

私は音感がないし、音楽の教養もないのですが、そういう知識があればもっと楽しめただろうな。残念。それでもオリヴァーサックスの精神分析の本は摩訶不思議なエピソードがてんこ盛りで本当に面白い。

一番印象に残ったのは、音楽なら何でもすぐに覚えてしまう人が、大学の教授の講義全部を歌のように覚えてしまう話。音楽サヴァンでなくても物を覚えるときに音楽を使うって、大切だと思う。

2014/08/30 17:38

投稿元:ブクログ

脳神経外科医である著者による、音楽と様々な病気に関する医学エッセイ。
専門的な内容もあるが、決して難解ではなく、基本的には気軽な読み物。
脳の機能については解っていないことも多く、事故や病気で一部の機能を失った患者がどのような症状を訴えるかも様々だが、本書では何らかの形で『音楽』が関わっている症例が纏められている。
誰にでも経験があるだろうが、『頭の中でひとつのフレーズが繰り返し再生される』あの現象についてもしっかり書いてあったw 何かツボにハマると繰り返されるよねえ……ヨドバシカメラとかジャパネットとかww

2014/09/25 10:54

投稿元:ブクログ

音楽に関する様々な症例を紹介する医学エッセイ。冒頭の、雷に打たれて突然、音楽への情熱に覚醒し、憑かれたように音楽にのめり込んでいった中年男性のエピソードは衝撃的ですが、全体的にはジャーナリスティックというよりアカデミックな内容なので、症例の分析など、けっこう細かく難しい話が多いです。とはいえ、筆者自身の体験なども交えつつ、比較的軽めに読ませる筆致は素晴らしい。失音楽症、音楽サヴァン、絶対音感、音楽療法、ウィリアムズ症候群など、いずれも大変興味深い内容で、新しい世界をのぞき見たような心地よい読後感でした。

2014/10/17 08:13

投稿元:ブクログ

オリヴァー・サックスは、ぼくが脳神経学に興味を持つきっかけになった「妻を帽子とまちがえた男」の著者。
一般的には、「レナードの朝」で有名。

本書では、脳に障害を抱えた人たちを音楽の視点からみている。

脳の障害が様々な困難を引き起こすにもかかわらず、音楽的な能力は損なわれず、むしろ、向上するケースがあることを具体的な患者との関わりを挙げながら、説明していく。

いつものかんじではあるけれど、ぼくに音楽の知識がないせいか、するすると読み進めることができなかった。

2014/09/20 12:18

投稿元:ブクログ

2014年9月14日読了。
素晴らしかった・・・!医療エッセイはほとんど読まないので、何の予備知識もなく、店頭で吸い寄せられるようにして手に取ってたのだけれども、間違いなく、それだけのパワーがあった本だと思う!

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