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日本には創業200年以上の3000を越える老舗企業があり、ダントツの世界一だという。ちなみに、2位はドイツの800だとか。そんな中で5社を取材対象にして老舗企業の強さを読み取った本。
コラーゲンやペプチドで、コンビニのお弁当や惣菜になくてはならない新田ゼラチン。醤油や密封容器の蓋などのプルタブのキャップを開発した三笠産業。決して派手さはないが、生活に根差した企業ばかり。同族経営というと悪いイメージを持ちがちですが、経営のスピード、決断力など大手が真似できないタフネスさでここまで続いてきたパワーは侮れない。
老舗企業にとって一番の敵は戦争というのは印象的だったし、結局は人こそがすべてだと実感。
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【大ヒット『千年、働いてきました』の著者が放つ最新作】渋柿の伝統技術から躍進を遂げたマンション・ビルの再生事業から、ロープ一筋の企業が開発した驚きの商品まで、老舗のV字回復に学ぶ
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老舗企業の老舗たるゆえんとは?
・近江屋ロープ
・ヤシマ工業
・新田ゼラチン
・テイボー
・三笠産業
の取材を通して見えてくるのは、時流とともに柔軟に変化していく企業のしなやかさだろうか?印象に残ったのは、こうして生きていく老舗企業の裏でひっそりと破綻した企業「林原」のくだり。同族企業故の強さと脆さが明確になっている。
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「千年」企業の意味は本書に書かれているが、5つの創業から100年を超えて存続している老舗企業を紹介している。そのテーマの根底には、著者のアジア経済圏に対する、経済だけではなく、文化や思想も含めた、復興への期待が込められている。世界の国々の中で、100年以上存続している企業は日本がダントツに多いという事実は以前聞いたことがあった。その理由に、戦争と内乱によるもの、と考察している。
それぞれの企業の歴史の中で、100年以上、時の試練に耐えて存続してきた秘訣には、企業としてのDNAの大切さを考察していて、なるほどと思わせる。ロープ、マンション住宅、ゼラチン、ペン先、プラスチックキャップ、どれもが普段あまり生活の中で強く意識はしていないが、世の中に広く、そして深く必要とされているものばかりで、興味深い話が多かった。特に、マンション住宅の例は、今の日本が抱える高齢化社会の問題に対して、大いに希望のある話で強く興味をそそられた。
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読んで元気になる本。こよ企業なら、就職したいという会社が目白押し。覚えておきたい事。日本の建て替えサイクルは、38年、アメリカ74年、イギリス131年。住居費かかり過ぎ。これが、商売になる。
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どれも決して世間的には有名ではなく、逆境からV時回復した企業
・近江屋ロープ株式会社
社員の雇用を再優先に守った
社員の提案を受け入れた
・ヤシマ工業株式会社
ヴィンテージ・マンションという、築年数が多くても、入居待ちが絶えない、資産価値が下がらないものがあり、それを改修で目指している
改修、外断熱が売り
田村泰次郎「肉体の門」
新田ゼラチン株式会社
コラーゲン
ゼラチン
コラーゲン・ペプチド
テイボー株式会社
フェルト、ペン先
三笠産業株式会社
プラスチックキャップ
ドラッカーによると百年以上続く世界のファミリー企業にはいくつかの不文律がある
・血族を雇ってもかまわない。だが、一般の従業員以上に働かせる
・実際に血族を働かせてみて、将来「トップ・マネージメント」がつとまらない、つまり日本流に言えば部長以上の幹部になれないと見極めたなら、十年でやめさせる、そうしないと、一般の従業員の方がやめていく
DOWAホールディングス
先進的