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今年3月に亡くなった安西水丸の追悼特集。水丸さんの生い立ちや数多くの仕事が紹介されており、著名人による追悼の文章や対談も多い。また、村上春樹との全仕事も紹介されており、誇張なしに盛り沢山の内容となっている。
彼の脱力的な絵は計算というよりセンスそのものらしいが、その基盤となるイラストレーターという仕事への信念も窺い知れる。いい仕事をし続けたいという、一層感化されるものがあった。
最後の方にあった、村上春樹には高尚な部分と大衆的な部分があって、後者を育てたのは安西水丸で、彼がいなければ気取ったジャズ小説家だっただろうというのはなかなか的を射ていると思う。二人のベストワークは誰が何と言おうと中国行きのスロウ・ボートの線のない洋梨であろう。
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水丸氏の全作品がカラーで紹介されていて、まだまだ読んでないのがいっぱいあったよ。
おいおい読んでいこう。
若き日の写真も載っていて存分に読み応えありの一冊。
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日曜美術館で紹介されて、いいなと思った。
内容 :
『イラストレーション』緊急増刊
イラストレーターとして書籍の装画や雑誌の挿絵などを多数手がけ、文筆業でも小説やエッセイの著書をたくさん持つ安西水丸。
その長年にわたる活動の軌跡をたどり、膨大な仕事をアーカイブする。
著者 :
1942〜2014年。東京生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。
イラストレーター。電通、平凡社などを経て、安西水丸事務所設立。
東京イラストレーターズ・ソサエティ理事長などを歴任。
2015/03/22 予約 3/28 借りて読み始め、一気にざっと読み終わる。