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乳がんを患う母,それを支える優しき夫と幼い娘はな.母は娘にみそ汁を作らせる.娘が一人で生きていけるようにと願いを込めて.冒頭のはなちゃんの作文で号泣してしまった.この本はけっしてバイブルではない.家族の葛藤の記録なのだ.今月末の24時間TVでドラマ放映予定.こちらも見逃せないな.きっとまた号泣すると思う.
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【読書その236】今月末の24時間TVでもドラマで放送予定の「はなちゃんのみそ汁」。新聞の本の紹介欄で発見し、手に取る。
乳がんを宣告された女性と家族の反対を押し切って結婚した新聞記者と妻、その愛娘の実話。
記者の妻は、乳がん宣告後も命がけで生んだわが子に、余命少ない中で、「味噌汁の作り方」をはじめとした家事、炊事を教える。
この本にあふれる、家族の絆、親子愛に感動し、電車の中で思わず涙。
幼い子供をもつ自分には他人事には思えません。帰宅後、すぐに妻に乳がんの検査を受けるよう勧めました。ぜひ小さいお子さんを持つお母さんに読んでいただきたいと思います。
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食べることは生きること!
素敵なコトバです。
自分もいくつでママになるかも、なれるのかも、いつ死ぬかも検討もつかないけど
何を遺してあげれるか、ちゃんと考えなきゃあかんな…
そう思いました♫
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24時間テレビをきっかけに手に取った本。
総合司会のうちの誰かを主役に据えなきゃいけないのは判るけど
ずいぶんとまぁ大胆に設定変更したもんだと(爆)。
親子のありようを読むにはいい本だとは思う。
ただ、扱う内容が代替医療、民間療法の類なので
闘病記として手に取った場合、
かなり危険な部類に入るのではないだろうか。
こういうやり方もあるんだ、という参考例ならともかく
藁をも掴む、の藁にならないことを心から願う。
自分は旦那も子供もいないのであれだけど
家族ができると自分の為だけに生きるんじゃなくなるんだなぁ
ということをつくづく実感した本だった。
はなちゃんはえらいしよく頑張ってると思う。
ただ、子供が子供らしくいられる環境がいかに大事かということを
解説を読んで実感した。
はなちゃん、まだお母さんにならなくていいんだよ、
と言ってあげたいと思った。
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【メディアで大反響の感動作、待望の文庫化!】毎朝、早起きしてみそ汁をつくること――それが癌で逝った三十三歳の母と五歳の娘の「約束」だった。静かな感動に満ちた家族の物語。
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自分の命のために、
命をいただくのが、
食事なんですよね。
それを分かち合うのが
食卓なんですよね。
ちゃんとして、
ちゃんと生きなきゃ。
もっと生きたかった人に
顔向けできませんね
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ちえさんの生きる覚悟だとか。
はなちゃんの、生き抜く力だとか
信吾さんの弱さも強さも
ひしひしと伝わってきたなー
一つの闘病記として伝えていく。
ただ、母親世代の人には子どもとの接し方だとか微妙な部分もあるみたいなので注意して手渡す。
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当時、地元のローカル番組の特集を見て内容を知っていたので読んでいなかったけれど、いまこのタイミングで読めたことが個人的に嬉しい。本との出会いは必然なんだな。
千恵さんの強い意志と行動力には本当に頭の下がります。時々出てくる長崎のお父さんの言葉に涙がこぼれること多し。著者(ご主人)が新聞記者なだけあって文章がとてもうまくて読みやすかったです。
食の大切さはもちろんだけど、「言葉の力」「人の温かさ」を改めて考えることができました。
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つっこみどころが多すぎるので感想にとても困る。もしまともに立ち読みした後なら買わなかったかな。メディアでの情報を特に知っていたわけではないが、名前と印象くらいはあった本だけど、だいぶ偏向があると思う。
一貫して主観で書かれてあるのが良いところ。
実際著者の方にお会いしてみたとして、「つっこみ」してみたところで、聞き入れてもらえないのでは、という感じがする。
人の一生なので、その人が責任をとればいいし、納得できればよいと思う。
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24時間テレビで紹介された本当の話。
わたしもいつかは子どもを生みたい。当たり前に結婚して、
当たり前に子どもができて、
当たり前に子どもを産んで育てる。
当たり前って、本当は当たり前ではないこと。とても幸せであることを教えてくれる本。
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はなちゃんは良いのだが、本としてはかなり読み難く内容もいろいろ引っ掛かる。はなちゃんが主役になってないし。
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タイトルから死の病にある母親からみそ汁の作り方を教わり実践する幼気なはなちゃんの姿を期待していたが、はなちゃんの母千恵さんの夫信吾さんとの2人三脚での闘病記。
はなちゃんは何気ない笑顔で、言葉で、手紙で、行動で千恵さん信吾さんを励す存在。
花ちゃんの存在に支えられる千恵さん信吾さんの気持ちは、幼いわが子の寝顔を見て「辛い仕事も頑張ろう」「この子を残して死ぬわけにはいかない」と思う私の気持ちと同じと思うが、余命を告げられてからのはなちゃんの存在の重みは、私が推して知ることもできぬ程大きなものであったと思う。
きいっとその重みがこの本のタイトルになったのだろう。
本書の主題となる千恵さんの闘病記は、乳がんに罹患、手術、抗がん剤と一般のがん治療の流れののち、代替療法、民間療法へと軸足を移してゆく。
怪しげな(とはいうものの、本書内のブラックジャック医師の指導は本質的には誤っていないと思う)治療法に頼るのも、5年生存率やら余命やらと不確実な数値で治癒の可否をうやむやにする近代医療への不安と、はなちゃんの将来を見届けたいと切に願う思いからだったのだろう。
がんを克服し生きようとする千恵さんの行動力と気持ちの強さには、感心するばかりだ。
しかし民間療法を盲目に信頼し、近代医療、さらにブラックジャック医師の指導すら蔑にしたことがとても悔やまれる。
はなちゃんのためにも盲信するのではなく慎重にあらゆる可能性を疑って、様々な治療法と折り合いをつけてほしかったと思う。
ただただ、千恵さんの冥福と、はなちゃんの幸せな成長を祈るばかりだ。
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命の大切さを
語るより
こうやって
実際に体験させるほうが
何倍も
命の大切さを
知れる。
家族にとっては
つらいことだけど
ムスメのはなちゃんは
きっと立派な大人になると
思う。
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がんによって若くして亡くなることを余儀なくされた女性と、がんを患った後で授かったはなちゃんたち一家の足跡を辿る一冊。
著者の一人、千恵さんは20代の若さで乳がんを発症、闘病しながらその日々の様々なことをブログに記録していた。発症後、抗がん剤治療などを経て一旦はがんが消え、その間に最愛の娘・はなちゃんを授かる。がんの再発や免疫を抑えるために別の病気を発症するリスクなどとたたかい、ギリギリまで葛藤して産むことを決意。その心の揺れる様も赤裸々に綴られている。
千恵さんはいずれがんが再発し、幼いはなちゃんを置いて死んでしまっても、はなちゃんが生きていくことができるように、まだ幼い時からはなちゃんの身の回りのことは自分でできるように接し、やがては料理も自ら作れるように教えていく。しかも、みそ汁は出汁からとり、具材は極力全てを使うホールフードを実践。米は有機玄米と、食べることが自分の体を健康にし、守ってくれるのだということを身を以て教えていく。
千恵さんは本当に強い人だ。もちろん、くじけそうになったこともあるだろう。でも、愛する家族のために最後まで生きることを願い、でももしもの時には憂いを残さずに行けるようにしていた。こんなことは並大抵の覚悟ではできない。母親になったことが彼女にその強さを与えたのだろうか。
千恵さんが亡くなった後のぽっかりと空いたような二人の生活。愛する人の不在から立ち直っていく様子も描かれている。
家族の大切さ、生きることの意味、食べること、あきらめない姿勢、、、、本書からたくさんのことを教えられた気がする。
家族といつまでも一緒に居られるわけではない、なんて普段は考えもしないが、病気だけでなくいつ事故や事件に巻き込まれて命を絶たれるかわからない。だからこそ今を大切に生きていきたいと素直に思えた。
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1月9日から全国で公開される映画の原作。絵本と同時に購入。後半は泣きながら読んだ。魂を揺さぶられる本である。