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大河小説
2019/05/05 09:44
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投稿者:たき - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代に初めて読んで以来、何度読み返したかわからない。セイシュン文学の傑作。
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かつて、18,9歳辺りの頃に椎名誠ブームが自分に訪れ、大量に読み漁った中の一冊。
中学高校からサラリーマンを経て、専業作家になった今の時点までを行きつ戻りつ一人語り的に書いている。
根本的にこの方には憧れている。
何となく悶々とイライラしていて、何かやりきれない気分のような、でもどっかで諦めているような遣る瀬無さを文章の端々に感じるが、個性豊かな仲間たちに囲まれ、山や川や海外やに飛び回り、色々あるけどあったけど家族がそれぞれに絆を保ち繋がって。
何より、仲間と好きなコトがあれば人生やってける!と思われる。
この二つが無いから起きてる問題が多い気がするっ。
個人的に物事を難しくややこしく考えてしまうタイプなもので、椎名誠の特に青春群像モノを読むと、どことなく人生に安心する。
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こんなエネルギーに溢れる私小説を読んだことがない。生きる力を目の当たりにすると、なんだが元気になる。レベルの違いはあれど、人生にこんな時期ってあったなぁ。などと、オジサンは懐かしく思った。
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だいぶ前に読んだからあんまり覚えてないけど、椎名誠の文章好きだなぁと思った記憶はある。昔家にあるものをパラパラ読んでた頃が懐かしい。
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若かりし椎名さんの共同生活時代。
吐くなら飲むな、飲むなら吐くな
男は黙って…的な作品。全然黙ってないけど
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20年ぶりぐらいに再読した、シーナマコト的青春白書。
スコーンと抜けるような、男の青春がまばゆい。人生というか、生き方に窮屈さを感じているタイミングで、この本を選んだのは偶然か。それとも必然か。
もちろん下巻だって読むもんね。
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椎名さんの若かりし頃の生活を描いた作品。気の合う仲間たちと、日の当たらないような安賃貸で共同生活を営みながら、酒を飲んだりバカをやったりしている様は、レールの上を歩んでいるような私にとって、刺激的で惹かれるものがあった。私もこんな生活をしてみたいと思った(1か月で嫌になるかもしれないが)。
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椎名誠の青春回顧譚。ただし、そこは椎名誠。過去の話しと書いている当時の話しが前後して進行する。どちらも、時代を感じて大変面白い。
はちゃめちゃな学生時代の武勇伝もいいし、克美荘の4人の共同生活も最高である。
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「哀愁の町に霧が降るのだ」上巻 椎名誠(著)
2014年 8/10 初版発行(株)小学館文庫
悲しくツラい物語に疲れたぼくのリハビリに
20代の頃読んだ大好きな椎名誠のこの本を選びました。
あの頃何度も読み返したのですが
久しぶり…30年ぶりくらいに今回読んで
ほぼ内容を覚えていませんでした^^;
おかげで改めて楽しく読めました。
あの頃の
誰の目も気にしないで
本気でアホな事が出来てた青春の時が
こそばゆく甦ってくる。
そんな本は
下巻に続いていくのだ。
文庫版の解説は
あまり好きではない茂木健一郎氏^^;
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実家に戻ったら学生時代に買った情報センター出版局版が出てきて、25年ぶり?に読んだ。ぜんぜん色褪せない!
改めて、自分の中にこの本をはじめとした氏の本の表現が色濃く残っていることを認識。この表現が染み渡っているんだろう。
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こういうタイプの小説(?)は初めて読んだ気がする。
何が書いてあるというわけではないのだが、その当時の日常、過去という風景をありありと描き、読者に臨場感を抱かせる点が文学なのかなと思った。
さらっと読めた。