紙の本
究極の片思い
2020/02/29 15:24
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投稿者:mi - この投稿者のレビュー一覧を見る
おもちゃクリエイターの主人公が、片思いしている相手のために様々な問題を解決していく展開の、その展開がいきなりすぎて最初話についていけなくて、どういうこと?って思いながら読みました。途中から慣れてきましたが…。それよりも主人公の片思いはどうなるんだっていう方が気になって最後まで読んでいった感じです。
話の展開が?な時がありましたが、主人公も出てくる登場人物たちもみんな成長していく物語で、最後まで読むと清々しい気分になりました。
電子書籍
とても夢があります
2017/04/11 15:10
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投稿者:みんと - この投稿者のレビュー一覧を見る
うちきな女の子が憧れの人のためにひたすら奮闘するけれど
なぜか思いもかけない方向へいってしまいます。
片思いをめぐるラブストリーだけれど、躍動感があり
わくわくと楽しくて、小学生くらいでも読書の好きな人なら
ぐんぐん読めます。
でも子供だましということでは全くありません。
ドラマの作り方がしつかりしていて、わかりやすくそしてドラマチックなので
どんな年代のヒトにも訴えかける力があります。
柚木さんはドラマにもお詳しいので是非、ドラマの脚本も書いてくれたら
いいな!
読んだ後、ほっとしますし心があったかくなる気持ちのよい物語です。
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これは明らかに外れ本。初めから終わりまでしょうもない、という感想しか持てなかった本。はっきり言って駄作。
ただ、柚木麻子作品の「ランチのアッコちゃん」や「私にふさわしいホテル」が好きな人にはたまらない作品でしょうけども。
さて。柚木作品は2パターンに分かれます。深くどろっとしたものがありながらもどこか心に響く作品と、ドタバタうるさいコメディタッチのあざとい作品で、こちらはもちろん後者。
ほんとくだらない。もはや笑えもしないほどに。
大手玩具企業でおもちゃプランナーとして働く宝子が長年片思いする西島というデザイナーのために素人探偵としても活躍する、コメディタッチの本
「魔法使いの心友」は柚木さん自身が原作とした実際の少女漫画であり、西島に差し入れした寿司は「その手をにぎりたい」の鮨屋の寿司ですからね。
どんだけ自身の著書推せば気が済むの、ってくらいのぐいぐい感。
それでも面白ければいいんだけれど、ほんとうにしょうもない。くだらない。や、くだらない作品も好きですけど、読後になにも残らないどころか、読まなきゃ良かったっていうくらいつまらないという感想しか出て来なかった。
別にわたしはアンチではなく、デビュー当初から応援している作家さんであるからこそであり、ほんとうにがっかり以外の言葉が見つからなかった。
むしろラストはいっそのこと西島とではなく、ポジション曖昧すぎる刑事とくっつけるか、もしくはレズビアンのルームメイトと宝子をくっつけてくれた方がまだ、全然面白かった。ここまでめちゃくちゃな物語だったんだから、ラストとんでもないどんでん返しとかしちゃえばよかったのに。。。
評価高いけど、みなさんこれのどこを読んで面白いと感じたのかしら。うーぬ
むしろ柚木さんの作品に新鮮味を感じなくなっているのかもしれないなぁ。最近の彼女の書くエンタメ色が強いものはどれも似たり寄ったり。デビューからずっと。
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単に恋愛小説かと思いきや謎解きもあり、またそのバランスがよく読みやすい。
宝子が恋する西島にまるで魅力を感じられないのが可笑しい。恋というよりも執着だけどそこも含めこの本の良さなのだと思った
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玩具会社、プランナー宝子さんを主人公にしたお話。
あれっと思ったのが巻頭の「スカイツリーを君と」で、殺人事件に関わるところ。そういうシチュエーションが、今まで読んできた柚木作品の中で初めてじゃないかと思います。
ただ、まだミステリに慣れてないというか、ざっくりで(いきなり本格ミステリでもびっくりだけど)インパクトだけ、かな?重要な要素
ではあるけど。
主人公の宝子さん、確かに柚木キャラで強かなのだけど、片思いを5年も!こじらせているのがじれったくもあり。それで片思いの相手にグズグズと何話も影からつくしちゃうわけですよ。いい加減こちらもフラストレーションがたまったところに時も流れた最終話。
でも、あまりすっきりでないかも。うーん。例えるなら東京の晴天? でも、確実にねじは巻かれ歯車は回り始めた。
柚木さん、いろいろ試行錯誤してるのかな、とここの所数作読んで思った。
次作も期待。
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単なるラブストーリーかと思ったら、謎解き風。
宝子さん、絶賛片想い中の西島のために謎を解き、うさぎのお面で変装して解決に導くシーンは、サスペンスドラマの崖。
能天気な西島にはイラっとさせられたけど、宝子が自分を見つけられたように、何か見つけたんでしょうかね。
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推理、恋愛、友情などモリモリで結局ハッピーエンド。
一人で生きていける、とかうるせえよ西島!!!!!
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28歳の純愛片思い胸キュン小説…と思いきや!w
どこから見ても謎解きにはふさわしくないキャラの「探偵」宝子、いいねぇ、ぜひともシリーズ化していただきたい、と思いながら読んでいたら、やはりそこは柚木さん。女の成長をちゃんと描いてありました。
一途にひたすら片思いをし続けている彼女が、予想外に事件を解決(もしくは未然に防ぐ)していく。
恋する気持ちのなんと偉大なことか。けど、アラサーの階段を上りきったときに、新しい世界に向けて脱皮する必要があるのかもしれない。それにしても玲奈、カッコいいなぁ。友達になりたいよ。
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柚木麻子さんの最新作です。
さらりと読める、さわやかな物語。面白く読んだ。
恋愛小説でもあり、主人公・宝子の成長物語でもあり、ちょっとしたミステリでもあり。
おもちゃ会社の面々をはじめ、登場人物が実に個性的。
宝子が西島さんに惚れる気持ちはわかるなーと思ってしまった。あの力抜けてる感じが良いんだよね。
28歳の片想い、ということですが、共感できる人はとても共感できるツボを押さえてるんじゃないかしら(わたしはそうでもなかったけれど)。
後輩のミカちゃんがかわいい。
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おもちゃプランナーさんのお仕事小説かと思いましたが…、
おもちゃプランナーさんが主人公のラブミステリーでした。
基本的には、お好きな感じの作品でした…。けどね…、
プチミステリーはプチミステリーで、全然いぃんですが…、
おもちゃプランナーの仕事(新作おもちゃの企画開発)も、
もぅちょっと読みたかったな~。興味があるお仕事だし…。
あと…、表題となる主人公の片想ぃのお相手の西島さん…、
ちょっと、ダメンズキャラが強杉なんじゃなぃのかぃ…??
これじゃ、主人公が痛杉だし、終盤も、残念な感じだし…。
てか、何となく立ち位置が曖昧な目黒刑事のキャラの方が、
主人公のお相手としては、合ってたんじゃなぃかとも…??
でも…、それだと、ふつぅのラブミステリーの枠内か…??
主人公の同僚のおもちゃプランナーの面々のキャラも、
それぞれに特徴があって、とてもよかったと思ぅし…、
でも…、ほとんどキャラが活かされてなぃのが、残念。
やぱり、キャラクターの良さを最大限に活かして、
おもちゃプランナーさんのお仕事小説にした方が、
よかったんじゃなぃかな~と、思っちゃったりしました…。
なので、全然悪くはなぃんだけど…、評価は辛めで…(_ _;)
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【おすすめ♡】今年28冊目。
登場人物も、ストーリーも、装丁もめっちゃかわいくて、かなり好き。いつから私はかわいいもの好きになったんだ。
どう考えても探偵に扮するには無理がある敏腕おもちゃプランナー・宝子が、片想い相手に降りかかるピンチを救うため、SPよろしく奮闘するお話。
その過程で、自分の生き方を問い直したり、取り巻く環境に変化があったりして、ふんわり天然キャラからひとりの女性、社会人として成長していく。
そんなうまくいくかいな!とつっこみたくなる展開だけど、ゆるく読むにはこれくらいがちょうど良いかも。
ただ、終末にむかうにつれて、それぞれの感情や立ち位置がリアルになっていくのが◎。
妙に共感したり、ハラハラしたり、ドキドキしたり、とてもたのしく読めた。
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内容はごく軽いのだけれど、最後の最後に、1人の女性が自分と向き合い、人生と向き合っていこうとする姿が描かれ、清々しい余韻が残った。
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冒頭───
スカイツリーが浅草の青空をひと突きしている。
四月とは思えないほど激しい風がフェリーのガラス窓を強く打ったが、富田宝子の高まる期待は少しも損なわれない。もうすぐ、もうすぐあの建物が見える───。勝鬨橋をくぐってすぐの古びた五階建てマンション。その最上階。
水上バスで通勤だなんて『ワーキング・ガール』のスタン島からフェリーでNYに通うメラニー・グリフィスみたいでちょっと素敵かも、と思っている。お気に入りのリバティプリントのワンピースが視界にお花畑を作っていた。レース編みのニット帽がずり落ちそうになり、慌てて頭を押さえる。
浅草にある玩具メーカーの商品企画室に勤めるおもちゃプランナー宝子の恋とおもちゃへの憧れを描いた連作短編集。
初出は2012年の「ミステリーズ!」に連載されたもの。
柚木さん特有の乙女チックな少しねっとりした作品だ。
「ミステリーズ!」に掲載されただけあって、多少推理物的な要素もあるが、それはお遊び程度のもの。
柚木さんの描く若い男は、いつもヘタレ風が多い。
この作品に登場する宝子の片想いの相手デザイナーの西島もその例に漏れない。
さあ、ストーカー並みに想いを寄せる宝子の恋の行方はどうなる? というところが読みどころか。
まあ、軽く読める小品でした。
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あっという間に読了。登場人物がみんな特徴があって、それぞれが独立したお話になりそうで面白かった。ヒロインが片思いしている相手が自分的にはなんとなく好きではなくって、刑事さんとくっつけばいいのに~と途中でやきもきしてしまった。
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好きな人のために全力で空回りする宝子さん。
彼女から元気をもらえるのは、恋する乙女だけじゃなくて、実はおひとりさまの人たちも、というのがこの話の凄いところ。
頑張る元気がわく一冊です。