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この悪魔のいる天国は、主人公が窮地に立たされるが、最後にはその立場が逆転してしまう話が主となっている短編小説だ。つまり悪魔のいる天国とは、天国にいる天使のような人が、実は悪魔の心をもっている人だということだと思う。特におもしろかったのは、博士の坊やが誘拐されてしまうのだが実はその坊やは博士が作ったもので爆発するようになっているロボットだったという話だ。しかし、終りのほうでは坊やがロボットとも言わず、博士が誘拐犯を減らしていきたいという気持ちも入っていないが、読んでいる人にわかりやすくだが考えさせるようにしている。このほかにもおもしろい話があるので、読んでほしいと思う。
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高校時代にこの本を手に取り、
『殺人者様』を読んで星新一に夢中になりました。
時代が過ぎても変わらない人類というものに、
愚かさかつ愛しさを感じずにはいられません。
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『合理主義者』
『調査』
『デラックスな金庫』
『天国』
『無重力犯罪』
『宇宙キツネ』
『誘拐』
『情熱』
『お地蔵様のくれたクマ』
『黄金のオウム』
『シンデレラ』
『こん』
『ピーターパンの島』
『夢の未来へ』
『肩の上の秘書』
『殺人者さま』
『ゆきとどいた生活』
『愛の通信』
『脱出口』
『もたらされた文明』
『エル死の最期』
『夢の都市』
『サーカスの旅』
『かわいいポーリー』
『契約者』
『となりの家庭』
『もとで』
『追い越し』
『診断』
『告白』
『交差点』
『薄暗い星で』
『帰路』
『殉職』
『相続』
『帰郷』
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『ボッコちゃん』と重複作品が少しだけある。が、36編も載っていて、どれもこれも、面白い。タイトル通り、悪魔や神様や天国、地獄が出てくる話とか、「この世は天国かと思ったらやっぱり地獄だった」(逆もしかり)という話が多いような気がする。
本当にショートの1,2pで終わる話もあり、シンプルなのに面白いことにびっくりしてしまう。
考えさせられたのが「ピーターパンの島」「もたらされた文明」
面白かったのが「帰路」「帰郷」「殺人者さま」。
よくもこういろんな話をたくさん生み出せるものだ。
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初めて読んだショートショートがこの本。
SFに限らずジャンルはバラエティ。大体ロクな結果にならないのですが読後感が重くならないところが魅力的。
「ボッコちゃん」と重複している話もあります。
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だいぶ古い本ですので、SFとしては微妙なものがあるのは確かです。
しかしながらこのショートショートの中に込められた、
風刺のきいたユーモアにはいつも楽しませてもらえます。
読書習慣のない人にもお勧めできます。
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星新一のショート・ショート集。
ショート・ショートというだけあって、なかには3ページで終わってしまう短編も。
ちょっとした時間に読めて、わりと切りの良い所で読むのを中断できるので、小説を読むのは苦手だな~、と感じている方にオススメです!
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自分の気分のせいかもしれないけど、あんまり新鮮さがなかったかも?雰囲気の似た話も多かったような。「情熱」「肩の上の秘書」「殺人者さま」「ゆきとどいた生活」「帰郷」が好きかな。さくさく読めるから、電車内の暇潰しに○
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中学生の時に読んで以来のショート・ショート。
昭和36年刊行なので丁度50年前の作品。 今でも色褪せていない。
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相変わらず、読みやすいな、星新一のSSは! オチがどれもこれもクスッとさせられる。星新一の作品はこれで3作品目。
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友人にすすめられ初めて読んだ星新一。
どうもあんまり好きでなかった。
他の作品も読んでみようと思う。
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初めてショート・ショートというものを読みましたが、さらっと読めて良いものでした。
読み終えたのはかなり前ですが、未だに「調査」の一編は強く印象に残っています。
ブラックユーモアというか、ゾっとする話が多いですね。
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新潮文庫夏の100冊だったのと「こん」読みたさに購入。
夏にピッタリのひやっとする話もあれば腑に落ちない話もちらほら。
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ショートショート満載の短編集。宇宙ネタが多いのは、時代背景か。天邪鬼な自分としては、もう一捻り欲しいというのが本音。解説要らずの小説しか書かないと仰られたらしいけど。
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新しいカバーデザインが目について買った。
星新一の名前だけは知っていた。教科書に載っていたおみやげが印象的だったから。
当時は教訓的なお話としか受け止めていなかったが、今改めて読むと「人間なんてこんなもんだぜ」という受け止め方になる(笑)
まさに、「悪魔のいる天国」だ。