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貯金とか給料とか住宅ローンとか退職金とか、みんながなやんでいるお金にまつわる問題には、すでに先人が答えを出しているのだ、歴史に学ぼう、という。
半分マル、半分ペケ。
紹介されている「先人の答え」そのものは問題ない。基本的には過去現在の賢人の業績から引用しているのだから。
問題なのは、「どうしてあの答えではなくこの答えなのか」についてまったく向き合っていないこと。
「答えは一つ」と思って本書を書いているとも思えないが、「こういう説とああいう説があり、かくかくしかじかの理由でこちらの説が正しい」という議論や経過がないから説得力がない。
全ての学説は仮説であり、絶対に正しいなんてありえない。
そう思っている私には、本書は受け入れがたい。
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お金に関しては考えなければいけないことが多いが、
その悩みを「先人の知恵」で解決していこう
という面白い本だった。
意外な人が出てきたり、何でこの悩みにこの人?
などというものもあって、すごく楽しめた。
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タイトル、良いですね。で、それが故事成語に近い人生訓無ようなものもありますけど、事例ごとに書かれております。でもそうは言ってもさーなんてところもあるのはあるのですが、そうそう結局これは世紀の発見でもないわけで、青天の霹靂でびっくりしていたとしても、似通った悩みってのは脈々と繰り返されていたのですね、と肩の荷が下りるなんて部分もあるわけで。そう言う意味でも一読する効果はありますね。