紙の本
ええ話や
2016/07/14 01:40
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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代中国を舞台にした作品が多い作者にしては珍しい現代日本物?
おっさんが見かけは少女だけれども実は相当年食っている女性に導かれていくという設定は僕僕先生シリーズと同じ。
内容は未練を残して現世にしがみついているる魂を成仏に導いてやるという,上方人情話。
最後はホラーなんだけれど,ええ話にまとめてしまって恐怖感はあまりない。
重要なアイテムとして金槌が出てくるのだけれど,表紙イラストがどう見ても木槌なのはご愛敬。
紙の本
面白い、けど。
2014/11/28 23:27
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投稿者:もんど - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕僕先生が好きで、どんな感じなのかなと思って読みました。
とても面白いです。続きが気になってどんどん読み進めてしまいます。
何度も涙が出てくるぐらい話に引き込まれてしまいました。
が、結末がどうしても腑に落ちません。
誰にもどうしようもないことがある、これは僕僕先生でも繰り返し出て来ることです。
それはいいのですが、結末には何とも言えないもやもやが残ります。
それは各話毎にちょっとずつあるのですが、面白さが勝ってそのまま読み進めてました。ですがラストのエピソードでもやもやのトドメが来て、最終的に「えーっ……」というのが正直な感想です。
爽やかなラストシーンなのに「これはこれで」とはどうしても思えませんでした。
何度か読みなおせばまた新たな発見もあるのかもしれませんが。
現時点では★3.5。四捨五入で★4にしました。
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最後はもう悲しくて切なくて、でもスカッとさせてくれて、さすが仁木さんだなぁと。でも、でも、私はハッピーエンドがよかったよー!( ノД`)シクシク…
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あの世とうつし世の狭間に迷い混んだ速人は、狭間の村に住む彩葉の力を借りて、あの世にいけない未練を持つ魂を助けるタクシーの案内人となる。流星ワゴンの話を思い出しました。
岩手県の遠野の河童が出る街並みを想像。話に登場する妖たちも愛くるしい。もうひとりの主人公の彩葉の持つかぐつちは、実態と虚を入れ換える神様からもらった道具。これが終盤に大きな役割を果たす。
悔いや後悔が残るのは生きてきた証拠だと思う。生きているうちは、それを感じとるのって難しいのだろうな。
戦時中の友情に言及したおじいさんのエピソードが良かったです。男の友情って良いな。
そして、だいだらさんと鴉のやっくんに会ってみたくなりました。
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黄泉の案内など、わかりづらいところをそのままに話が進んで行ったり、最後の終わり方が乱暴だったりしたが、ヒロインと一話ごとに切り替わる登場人物が魅力的で最後まで読めた。欲を言えばオチに持って行くのにもっときちんとした伏線が欲しいと思う。
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この本の帯で堀川アサコさんがオススメしていたことと、表紙の絵が可愛かったことがきっかけで読んでみました。
おばさんやらおじいさんやらが登場し、あの世への旅立ちを助けるお話です。全6話ですが、話毎に登場人物が切り替わるので飽きることなくするする読めました。妖怪も出てきますが怖くはなく、全体的に優しい雰囲気の話です。ただ私の理解不足か最終話がやや分かりにくい部分があったのが少し残念です。
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設定とストーリーは面白い。だからこそもう少し書き込んで欲しかったと思うくらい伏線の回収不足と神具の使い方の曖昧な表現でもやもやする。風景描写もさらりとしすぎててテンポよく読めるけど、イメージし辛くて入日村風景設定の勿体無さが感じられる作品だった。
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僕僕先生以外の作品も。最近、こういうファンタジーがおもしろいと思えなくなってきた。嗜好が変わってきたかな?
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可愛いイラストの表紙にライトノベルようなものかなと、あらすじを読んでもそういう印象を持ちましたが意外と主人公、磐田速人の設定が重たかったです。
名前を取られ、現世に居場所がなくなったあげく逃げられたとはいえ最愛の妻の横には別の男性が自分の代わりに夫として存在している。
そこではじめて狭間にある入日村にしか自分の居場所がないと知り、自分にしか出来ない未練を抱えた魂の迎えに従事することを決意。
主人公が頼りない分、相棒の彩葉の頼もしさが目立った。
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全体的に何が言いたいのか、伝えたいのかがよくわからなかった。読むのに疲れた作品。設定はすごく面白そうだったのに、正直期待外れだった。
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多くの皆さんが書いていらっしゃったように、分かりにくい所はありましたが、ファンタジーですし自分の想像で埋めて読んでみればいいかな、といったところです。
東京者の自分には関西弁のセリフが多い文章は読みにくい、というのもありましたが…。
「だいだらさん」や「玉置さん」、好きだなぁ。
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この世界には、私たちの生きている世界と、黄泉の国である死後の世界がある。この世界で人が亡くなると、みな黄泉坂を上って黄泉の国へ行くのだ。
現世に未練があり、上り切ることが難しい魂たちを手助けすることになった主人公速人の物語。
のほほんと死後の世界が明るく照らされる内容で、この黄泉坂案内人たちと、狭間に住む住人たちの中でも大きな事件があり……。見えざるものが見えなくなってしまった現代の、怪異譚的小説。
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うつし世とあの世の狭間にある「入日村」に迷い込んだタクシードライバーが、あの世に行けずにさまよう魂の未練を解く仕事を任されることに。世界観や設定はすごく好みでした。人情話はよかったですが、後半に話を広げて展開させてからは駆け足すぎた感があって残念。
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設定に惹かれて読みました。
ポップな表紙から軽くて楽しい展開を想像していたのですが、意外と重めのお話でした。
登場人物が重い過去を背負っていて…みたいな作品は苦手なのですが、ファンタジー要素が強めだったからかすんなり読めました。
しいて言えば、最後の終わらせ方が少々無理矢理かなと。
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入日村という不思議な村に迷い込んだ倒産した会社の社長で今はタクシー運転手の磐田速人。そこは玉置神社を中心に天狗や河童などの妖が共存し、この世とあの世をつなぐ中継地点として死者達が通り過ぎる村だった。
速人は村長に請われ彩葉という少女とともに。この世に未練を残す魂を入日村に連れてくる役を担うことになる。
僕僕先生を思い起こす彩葉という少女、王弁を思わせる頼りないけど真面目なタクシー運転手・磐田速人。なかなか面白い設定なのですが、どうも世界観について行けなくて。
何だか最後は読み飛ばしたようになってしまいました。