紙の本
分析の一歩先
2016/03/21 08:05
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投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
統計学入門を読んだ後に
一歩先の統計を知りたくてこの本を買いました。
若手ビジネスマン向けの本なので、
キャラが出てきていろんな解説をします。
※しっかり詳細なところまで学びたい方は、
まどろっこしかもしれません。
データの見せ方や伝え方を説明している点は
よかったと思います。
入門書を読んだけど、専門書(難しい数式が出てくるやつ)は
しんどいなという方は是非一読下さい。
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データ分析の価値、使われ方について、
物語調にまとめている本。
データ分析で苦労するところについても
描写されており、そうだよねえって思いながら読んだ。
基本的なことは充分学べます。
最近色々な分析手法が語られているが、
書いてあること以上の複雑な分析は、
正直なところ、この先で問題ないと思う。
まずはココを通ってから次に行くのが正しいと思う。
【勉強になったこと】
・意味としての数字が事実としての数字より重要。
分析結果に対する考察が無いのは経験上価値が無い。
・分析結果に対する読み手の解釈順
①まず解釈:コメントに目を通す
②次に解釈:コメントの妥当性を数値結果を見て判断
③まとめ:判断した結果に対するまとめ
つまり、コメント無し(考察無し)の分析結果は、
はっきりいって読まれることは無い。
・分析業務における人間が担当すべき作業
①立案:どんなデータ分析を行うか?
②収集整理:データ収集と加工(いわゆる前処理)
③解釈適用:分析結果に対する考察、提言を作成
①、③の部分が高付加価値を与えられる部分。
・ランキング結果のようなデータの場合は、
対数グラフに描き直すだけでもかなりの情報が得られる。
・3大分布パターン
ベキ分布:
ランキング等で見られる
上位に行けばいくほど多く見られる
正規分布:
日常の売上等によく見られる
対数正規分布:
上記の中間
・分析の手順
分布のパターンを理解する
仮説を立てる
仮説に対する分析を行う
仮説結果が正しいかどうかを有意水準を使って算出する
仮説が誤っていれば再度仮説を立て直す
以降繰り返し
・検定
z検定:サンプル数が30以上かつ正規分布に従う場合
t検定:サンプル数が少なくかつ正規分布に従う場合
ウェルチの検定:比較の際、分散が大きく異なる場合
ノンパラメトリック検定:データ順位に着目して確率を見積もる
・データ間の関係を見出す3つの方法
①散布図と相関係数:量的データ同士の関係
②箱ひげ図と相関比:質的データと量的データの関係
③クロス集計表とカイ二乗検定:質的データ同士の関係
・回帰分析のパラメータに質的データが必要となる場合、
最初に数値データに置き換える必要がある。
これを「数量化」と言う。
基本は0 or 1等に置き換える形となるが、
年代別等複数のパターンに分かれる場合は、
20代:0 or 1, 30代:0 or 1といった形に
年代別にパラメータを作成する形となる。
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統計を多少かじって入れられる理解できる内容でわかりやすい。学問的というよりは現場思考でどうやって現場に応用すればいいかというところの説明が中心
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後半から急に難しかった。
私のアタマではダメだった。
なんとか少し理解したけど、
今度は、それが何の役に立つのか?
実際の業務と結びつける事が出来なかった。
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他にも書いている人がいるけど、後半から急に内容が専門的になる。
統計学をかじったことがないとまるでちんぷんかんぷん。
序盤の内容は一般的な内容なので、学びは十分ある。