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種田陽平という人物のものづくりの姿勢と考え方がよくわかる。好きこそものの上手なれ。ただ、それだけでなく、ものづくりへの信念をしっかり持ってそれを徹底している。
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種田さんの仕事の仕方、ジブリの仕事の仕方など、仕事論的な内容もあり、なかなか知ることのできない、映画・アニメの世界の働き方を知れて面白い。
地元の美術館で、『思い出のマーニー×種田陽平展』があり、世界観を体験できてから読み始めたので、チャンスがあれば、読み終わったらもう一度体験したいところ。
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「アリエッティ」も「マーニー」も観ていないので、それほど近い感じはしなかった。「ジブリの~」ということで宮崎作品が出てくることを期待したが、そうではなかった。逆に言うと、そのイメージが強くなりすぎているのだと思う。ある意味ジブリの戦略の結果だろうし、この本を始め、新しい監督のジブリ作品は新しい道を模索した結果なのだと思う。内容には関係がない表現の話だけれど、ことわざを引用して、例えば「『急がば回れ』じゃないけど」と言うとき、それってまさに『急がば回れ』だよね、と思うことが多く、どうして否定するんだろうって思う。日本的なメンタリティゆえなのかもしれない。
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ジブリの話というより美術監督という仕事の話
作者の映画への強い思いがひしひしと伝わる
昭和的な働き方かもしれないけど、実績と相まって興味深い
何をしたいとかじゃなくて、何を求められているかを常に考えて仕事しているのがよくわかる
P45
実は何かをやりたい、と考えないようにしているのです。そういうふうに仕事を捉えるのはプロフェッショナルとしては負けだと思っているところもあります。
P125
若い美術助手が、これが好きだ、あの監督は最高だ、などと言っていると、出会うチャンスは遠ざかってしまうと思う。現場で相米さんの話題が出たときに、自分が知っている相米映画の知識をさりげなくアピールしたのです。