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野崎まどの他の本に比べると、普通すぎるシリーズだと感じられる。それでもギャグと物語進行のバランスの良さは発揮されているのではないか。楽しく、良い本だと思う。
第二話が気に入った。「綻び過ぎ」、「解れ、こじれて、悪縁となるかもしれん」。すべての縁を修復することなどできるはずはない。幸せへの縁にいつか兆しがあれば、充分な人生であろう。
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どうやら俺は動物関連の話と生死にかかわる話に弱いようで、読みきる辺りでは思わず涙ぐんでしまった。
ちなみにこの小説をここまで読んで新たに得たことは、縁というものの幅広さ。縁は基本的に縁結びというものがあるくらいだから、恋愛や友好など良いことのイメージがあった。物は言いようなのかもしれないが2巻目ではさまざまな形の縁が登場するのだ。ここがこの本の、このシリーズの売りであることは間違いないと思う。
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じいは素晴らしいじいだな…。
何気に好きなこのシリーズ。
確かにドス黒どんでん返しは(今のところ)ありませんが超越系女子もいらっしゃるし紛れもなく野﨑テイスト。
何より私コミカル系野﨑さんの文章好きなんだよなあ…。
土田先輩の漫画読んでみたい。
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突如現れたフランス人縁結びストとお付きのじい(うさぎ)に勝手にライバル認定され、張り合うつもりもないのに縁結びの競争をすることになった主人公とうさぎさん。うさぎが増えたことでモフモフ感up、シリアスさと抜け感のバランスが秀逸。じいの老眼があの展開に結びつくとは泣けた…。芯はあるけど自分のことには結構無頓着な主人公は、努力家で直情的なライバルの影響で、次は自分ごとがメインになったりするのかな。
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読み終わりました!
登場人物が新たに増えましたね!
一番最初のページのイラストと表紙も、
今回もかわいくて素敵です♡
うさぎさんと仲良く例の物を持っていて
和んだな(笑)
読み終わったあとに
改めてみるともっといい。゚+(。ノдヽ。)゚+。
漫画家さんの話も切なかったけど
ラストはもっと切なかったです(´;ω;`)ウゥゥ
ユリシーズが・・・・・
色んなことが丁寧に描かれていますね。。
続きもありそうな展開で・・・
待ち遠しいです!
ローラン君(最近「奇皇后」見始めたので勝杏里さんの声を久しぶりに聴いたので
懐かしくて、ふと脳内ではつい勝杏里さんの声を想像してました////)とゆかり君。。
良いコンビになりそうですね♪
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海外からのライバル登場編。
全体的に、1巻目のような「縁結び。切れない縁」を主軸とするよりも「切りたくても切れない縁、繋ぎたくても繋げない縁」の縁結びや縁切りがメインに据えてある話が多いので、読後感としては切ない。
なんやかんや説明パートなどでは小粋な野崎まど節ともいえる、他の作品にも共通するブラックジョーク的なものが多いけれど。
ゆかりくんとローランの関係性、ユリシーズとローランの関係性、など、そういったところでこれまでにないくらいにストレートに友達、とか、コイツとこうなればいいな(明るい未来の展望)、とか、照れくさくなるくらいにすとん、と書かれていて、それがまた嫌みなくまっさらな感情から出ているものばかりで、一瞬お、おう、と気をてらわないことに不意をつかれる感じが強い。
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ローランとユリシーズが何か鼻についてむかつくとか思っていたのに、縁結びに対する情熱は本物だったから最後読んでて辛くなった。
森先輩の話が何気に心に刺さる。
自分が努力しても届かなくて、諦めざる得ないのも縁が関わっているなんて知りたくなかった。残酷すぎる。
前巻と比べてシリアスな話が多かった気がする。
それにしても、先生ですら参考にする休講予報とは何だか面白そう。
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縁といっても様々で、恋の縁、友の縁、家族の縁、そして夢との縁や命との縁などなど。縁を結ぶも切れるも人の生き様、成り行きと思えど、もしかしたらその裏で、ゆかりくんやモフうさぎが暗躍しているのかもしれない。
前作に続いて白野﨑まどという作風で、毒はなけれどハートウォーミングストーリーが並ぶ。そんな中印象に残ったのは、才はあれどやる気のない者と、才はなけれどやる気はある者との対比。現実にもままあることだが、それでも希少な同類としての縁が結ばれていくのが、青春成長物語ふうで良かった。
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放送研のカメラマンが繋ごうとするサークルの女子アナと六十歳の教授の縁と伝説の桜、漫研男子と夢との縁、碧眼の高校生ローランが教授の為に繋ごうとする学生と古代オリエントの縁、ローランと茶色のモフモフうさぎの自立の為の縁切りへの挑戦。ほんわか。四話の結末が目新しさはないのにグッと来てしんみりと胸に染みた。
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最初こそ、ローレンたちはなんてうっとうしい人たちかとユリシーズたちを見ていましたが、まさかの展開でちょっと涙ぐんでしまいました。
続いてもよさそうなお話ですが、今のところないんだすね。うさぎにいらっとしますが、お話自体はすごくいいので、また次回あれば読みたいです。
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相変わらず言葉選びが面白すぎました。突然面白い文章をぶっ込んでくるから、気を抜いていると電車の中なのに吹き出してしまいそうになります。ニヤニヤしていただろうから、マスクをしていてよかった…
第四話が本当に切なくて、電車の中で涙目になりながら読んでいました。最初はローランもユリシーズも鬱陶しいしイライラするなーなんて思っていたのに、ローランの縁結びに対する真剣な姿勢や、お互いがお互いを一番大切だと思ってるところに胸を打たれました。好きだなあと思ったところでの展開だったので、胸が苦しくなりました。
3巻は出ないのかなあ…
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何かのご縁の第二巻です。一巻に続き波多野ゆかりさんが、うさぎさんと共に縁にまつわる物語を紡ぎます。野崎まどさんの作品は、緊張感を持って読む作品が割と多いので、このシリーズは安心して読むことができました。ほっこりします。