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平蔵の首(文春文庫)

平蔵の首 みんなのレビュー

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.5

評価内訳

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7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

新感覚の長谷川平蔵像

2014/12/06 21:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

池波正太郎ですっかり名が知られるようになった鬼平犯科帳である。その中の長谷川平蔵が主人公である。鬼平は鬼の平蔵の略であるが、本書では鬼平という言葉は出てこない。大抵が平蔵である。池波の長谷川平蔵は、いかにも人情家で部下の尊敬や人望を一身に集めている。部下ばかりではない。元盗賊の密偵も大半が平蔵の人柄に惚れて密偵になったといっても過言ではない。

 本書も基本的には同じなのだが、読み進んでいくに従ってやはり池波の鬼平犯科帳とは違うことがよくわかってくるのである。登場人物には池波鬼平と同じ人物は出てこないので、やや違和感があるのだが、これはむしろ当然のことである。

 違和感もあり、登場人物も異なっているのだが、ぐいぐいと引き込まれていく。構成は池波鬼平と同じように短編が6編並べられている。これは池波の鬼平同様大変読みやすい。
さて、何が異なるというのであろうか。

 冒頭にも述べたように池波鬼平は、事件を通じて、盗賊を通じて鬼平と部下、密偵との交流が描かれ、読者、ファンはこれに惹かれていくのであろう。本編ではこれは主流ではない。本編の主流は探偵小説なのである。あるいは推理小説である。盗賊の仕掛けた陰謀を解き明かしていく面白さを描いているといっても良い。

 推理小説の舞台を鬼平に借りているといってもよい。池波版に読み慣れていると、そこが曖昧にしてあったり、瑣末なこととして放置されている場合も多いのだが、逢坂版はむしろそちらに重点を置いて、悪党どもの巧妙な悪だくみが描かれているのである。

 こちらはテレビの長谷川平蔵をよく見ているせいか、最初に出ている「平蔵の顔」を読むと、さらなる違和感を味わうことになる。平蔵は市中見回りの際には笠で顔を隠しているので、誰もまともに平蔵の顔を見たことがなく、誰が平蔵なのか分からないという前提である。

 中村吉右衛門、松本白鸚、丹波哲郎、萬屋錦之助の顔が嫌でも思い浮かぶ私としては、なかなか面白いアイデアだと思った。それがこの短編にうまく利用されているのもこの作家の実力かもしれない。是非、続編を書き続けて欲しい。作家の父親である中一弥の表紙絵、挿絵もこの平蔵によく似合っている。

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紙の本

無理をしたみたいですけど

2014/09/30 23:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:竜生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

鬼平と云えば、池波正太郎の長谷川平蔵物の一連の話が思い浮かぶほど人口に膾炙した話である。その意味では、『平蔵の首』で、長谷川平蔵を主人公にした小説を書くと決意したことは、いい度胸だと云うことになるが、池波さんの平蔵が歌舞伎だとすると、逢坂さんの平蔵は新国劇である。些か乱暴な話の組み立てで、第1話の『平蔵の顔』あたりはややかったるいというのが正直なところである。ただ、第6話の『野火止』は、人の出入りが激しいところはあるが、作者の個性が発露されているということが出来る。
このシリーズは次に続くようであるから、何とか逢坂さんの平蔵が見えてくるのかもしれない。

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2014/11/21 18:38

投稿元:ブクログ

鬼平といえば池波正太郎が白眉なので、独自の鬼平を出そうと、著者はだいぶ苦労したと、巻末の対談で語っている。
ハードボイルドタッチで、盗賊の間に顔を知られていないというシチュエーション。何故なら、白州で鬼平に裁きを受けた者は、みんな死罪ということらしい。
こういう鬼平ものも、あっていいかも。

2015/06/25 18:23

投稿元:ブクログ

池波平蔵とは違い、まったく新しい火盗改・長谷川平蔵。
作者の逢坂剛さんの「池波流の鬼平臭をできるだけ消したい。」という言葉が、読み終えた後痛切に感じられた。

2015/09/04 22:53

投稿元:ブクログ

池波正太郎著【鬼平犯科帳】と全く違う設定(年齢が30代と若い)や話の展開に新鮮味を感じた。「長谷川平蔵の顔を見た者は、死罪か獄門だ。それゆえ、盗っ人仲間で、顔を見た者はいない」と捕物の時でさえ、影武者が振る舞うことがある。いかにも、殺陣シーンが少なく小説向きで、連続ドラマ向きではない展開は面白かった。

2014/09/24 12:21

投稿元:ブクログ

本家の鬼平犯科帳を知らないので何とも言えないのですが、面白かったですね!
時代物を読まない私ですので、名前とか役職名とか言い回しとか不馴れでしたが、それでも楽しめました

登場人物が多く、裏の裏をかいた捕物があるのです何回か読んだ箇所もあります

長谷川平蔵さんのファンになりました

2014/10/17 13:25

投稿元:ブクログ

【まったく新しい「鬼平」。ハードボイルド時代小説!】深編笠の下正体を見せぬ平蔵。その豪腕におののきながらも不逞に暗躍する盗賊たち。ハードボイルドに蘇った鬼平六編。

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