紙の本
名言だらけ
2020/04/23 14:06
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっとぶっとんでるキリコさんが独自の方法で人の悩みを癒していく話。
キリコさん本人にも過去の傷があり、自分が癒したカッキーたちによって自分もまた癒されていったのだけど、でも結局自分で自分の生き方、スタイルを選んで、それを受け入れて新しい自分に出会えたのかな、と思う。
人はそれぞれ悩みや辛さを抱えているんだけど、それを受け止めたり、人に癒されたりで生きていけるんだなぁ。
読むことで癒されることもあると、この作品にであって感じた。
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第一章を読んだ時、「???」という違和感を感じ、「森沢さんが変わっちまったか?」と思った(そのため第二章以降を読むのに少し時間をおいてしまった)。が、そのごは森沢ワールド満載。最後に二回くらいほろりと行けますよ。
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昭和歌謡を流す純喫茶「昭和堂」のオーナー・霧子は、四十路の美しい女性だが、金にはがめつく、性格はだらしない。営業中でも、お気に入りのロッキングチェアに腰掛けて、漫画片手にビールをごくごく…。雇われ店長として働くアラサー女性・カッキーと、愉快な常連客たちが、なんとか店を支えている。しかも「昭和堂」には裏稼業が…。町の人々の悩みを解決する「癒し屋」だ。噂が噂を呼び、癒しの依頼はひっきりなしだが、依頼者が持ちかける無理難題に、カッキーと常連客たち「アシスタント」はいつも大わらわ。しかも、霧子の奇想天外なアイディアで、結果は必ず予想外の展開へ!そんなある日、店に霧子への殺人予告が届く…。明日への希望が、心をやさしくほぐす、爽快エンタメ小説。
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純喫茶・昭和堂の主である霧子さんのマイペースというか、お金への執着や、<わたしが法律>のごとき振舞いにまず目がいく。だが、一見荒療治にも見える霧子さんの癒しの手法に立ち会っているうちに、霧子さんの本質が垣間見られ、次第に雇われ店長のカッキーや個性的過ぎる常連客達が、チームキリコに見えてくる。それぞれが抱えているものの重さや辛さに、胸が痛むこともあるが、そんなこんながあっていまがある、という前向きな気持ちにもなれるのである。霧子さんの覚悟が潔くてほれぼれする一冊である。
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森沢明夫って「あなたに」と「虹の岬の喫茶店」を書いた人だったんだ。
タイプは違うけど、こっちも感動!
面白いなぁ!
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はぁ〜•••なんと言うか•••今までにない読後感でした。最後の霧子さん関連の動きには息を飲み、心臓をバクバクさせ•••感涙•••それにしてもみんな個性ありすぎて面白かった‼︎ 続編希望‼︎
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昭和歌謡曲のレコードが流れる喫茶店「昭和堂」。
なぜか入り口に賽銭箱が置いてあり
人は「あの店では悩み事を解決してくれるらしい」と噂する。
雇われ店主カッキーと
だらしなく、口が悪いいが美人のオーナー霧子
そしてそこに集う常連客。
ジンワリと温かい物語。
【図書館・初読・9/19読了】
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もうちょいって感じです。
森沢さんのいい話関係本なのですが、う〜ん新鮮さがないって感じです。
次回に期待します。
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癒し屋と呼ばれる喫茶店。一人の女性店長、そして若い女性従業員と愉快なお店の常連さん総出で癒し屋に癒されにくるお客さんを癒していくのだがその方法が爽快。ひねくれているけど、成功するのだ。主役の女性店長はあなたの目を、あなたの足に値段をつけるならいくら?とまあどきりとするようなセリフをお客さんに言うのだが、いつも最後には読み手ともども癒される。
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才能ってのはね、成功するまで絶対に努力をやめないって、自分自身を説得し続ける能力のことを言うのよ。
アメリカの大学でね、90代の老人たちに人生についてのアンケート調査をしたら、ほとんど全ての老人がYesと答えた質問があったんだって。それってどんな質問だと思う?
➡︎もっと冒険しておけばよかった。
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6回ぐらいのNHK連続ドラマにしやすそうな内容。ドラマチックなことは起きないけど、いろいろと問題を抱えたり悩みのある人たちが現れて毎回なんだかんだと解決しちゃいます。最後には主人公たちの悩みも明らかになって無事解決。めでたしめでたし、といったところもNHK向きかな。登場人物たちを個性豊かにしようとしているんだとは思うけど、みんないい人で少し物足りない。けど、まぁ、面白く読めました。
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小さな喫茶店の店主は元カウンセラーのキリコさん。
悩み相談を持ち掛けると、(怪しげな賽銭箱にたくさんお賽銭を入れれば)相談に乗ってくれます。
しかしこのキリコさん、キャラが濃い!!
最後の方まで読むと、割と美人な女性という設定らしいですが、私はこの言動、マツコデラックスさんみたいだなとニヤニヤしながら読みました。
いろいろな相談事があるのですが、解決させる経過はびっくりな感じだけれど、しっかりと自分自身を見つめるために必要な経験をさせるキリコさん。
そして最後に「こうなりたければ、こうすれば自分の内側から問題が解決されるものなのよ」みたいなキメ台詞を言うのが良かったです。
思わず自分が立ち止まってしまったときや友人にアドバイスする時用にメモしておこうかな~と思う言葉がたくさんありました。
この喫茶店の店員やお客の悩みも少しずつ解決され、最後にはキリコさん自身の悩みも解決されてスッキリ♪
のんだくれキリコさんの言動を除けば、とても爽やかな作品でした。
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昭和生まれにはたまらないな。
各章に昭和の名曲が指定されている。
佐野元春とか竹内まりや、中島みゆき。ウォークマンからその曲なりアーティストを選んで聞きながら読むと妙に盛り上る。目と耳で楽しめる本かな。
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キャラが濃すぎて破天荒なキリコさんだけど、カッキーたちや相談者に放つ言葉にハっとさせられる。特に第三章の万引き母さんを諭した言葉がよかった!落ち込んだ時にこの言葉を思い出したら前に進めそうです。
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森沢明夫作品初読み。
あのガタイからは想像できなかったストーリー(笑)
ハチャメチャに見えて一番傷ついていたのは霧子自身だったんだろうなあ。
ラスト近くになると表紙のイラストの意味が分かるようになってる。
さくさく読めて読了感も爽やか。
他の作品も読んでみたい。
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最初こそ霧子さんこ、くにゃっとした物の言い方に馴染めなかったものの、3章目くらいからは慣れてきて、いつのまにか彼女なら大丈夫だと思えるようになっていました。癒し屋といいながら守銭奴、でも心の優しい深い人。傷ついたり、傷つけたり。誰もが彼女と話して穏やかになっていく過程がとても心地よかったです。そう上手くはいかないでしょう?という所も勿論あるのですが、そこはそこと割り切れる緩さと優しさ。最初と最後には驚いたけど、そ!も霧子さんの癒しの内かと思えばほっこりします。生きていてくれて良かった♪みんなみんな♪