紙の本
こわーい話
2018/05/08 09:37
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こわーい話が6つ。
パターンいろいろでなかなか楽しめた。
いろいろなこわーいがあるな。
どれも読みやすくて良かった。
こわーいだけあって読後感はそんなに良くないかも?
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乙一「リストカット事件」
高橋克彦「眠らない少女」
雀野日名子「ぞんび団地」
山田悠介「ババ抜き」
赤川次郎「愛しい友へ……」
江戸川乱歩「目羅博士の不思議な犯罪」
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「きみが見つける物語 十代のための新名作」は、有名な作家さんの読みやすい短編がいくつも味わえるのがいいです!
寝る前に、布団を温めつつ、頭がぼーっとなるまで読むのにはオススメ。
でも、この「こわ~い話編」はちょっと誤算でした……。
すっごく面白いのですが、背筋がゾクっとしてしまうくらい怖いので、夜中にトイレへ行けません……。
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怖い=グロいの世界。
ゾンビのとかくだらないし。
あいかわらず山田悠介のは受け付けないし。
やっぱり江戸川乱歩秀逸でした。
まぁ一緒に並べるもんでもないと思うのですが。
残念ながら今回のは何の入り口にもならない編でした。
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■1001.
<読破期間>
H22/1/8~H22/1/15
<本の内容>
放課後誰もいなくなった教室、夜中の肝試し。またたく間にクラス中に広がった都市伝説や怪談。
遊びのつもりが追い込まれて本気になったデスゲーム…。
人気作家が集結、それぞれが描いた恐怖の物語とは?
いまこそ読みたい物語を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集
『きみが見つける物語—十代のための新名作』。
「こわーい話編」には、赤川次郎、江戸川乱歩、乙一、雀野日名子、高橋克彦、山田悠介の短編を収録。
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短編の「怖い話」がポンポンと入っている本。
まあ怖いというよりほんのちょっとだけグロテスクな感じだったけど。
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“あっちゃんは、血の跡だらけの石畳をダッシュしました。
「わたしも、ぞんびにして!」
あっちゃんは、くちなし台の人たちが「ぞんび」と言われていることを知っています。くちなし台のぞんびの話は、学校でも有名だからです(インターネットにも出ているそうです)。
家族全員ぞんびになって、くちなし台に引っ越し、ずっと仲良く暮らすのが、あっちゃんの夢です。ぞんびになれば、パパもママも以前のような、穏やかで物静かなパパとママになってくれることでしょう。あの日のような――ドライブに連れていってくれた、あの最高にしあわせだった日のような。
それにはまず、あっちゃんがぞんびにならなくてはいけません。パパとママをくちなし台に連れていくのがいちばんてっとりばやいのですが、二人ともあっちゃんのお願いなんか聞いてくれません。
ぞんびになるには、ぞんびにかじってもらうしかないのです。でも何度お願いしても、だれもあっちゃんをかじってくれません。あっちゃんと同じ女の子のぞんびもいるのに、あっちゃんより小さな子もぞんびになったのに。
「お願い!わたし、ぞんびになりたい!」
人々は、あっちゃんにひょらひょらと手を振って、それぞれの家に帰っていきます。車で罵りあいをしていた男の人と女の人も、人々を真似て、にょらにょらと手を振りました。
ひとり残されたあっちゃんは、爪をかみました。
――やせっぽちだから、かじってもらえないのかな。前歯が出ているからダメなのかな。パパも、わたしのことかわいくないって言う……。
今夜も、あきらめるしかなさそうです。”
「リストカット事件」 乙一 「GOTH 僕の章」所収
「眠らない少女」 高橋克彦 「眠らない少女 高橋克彦自薦短編集」所収
「ぞんび団地」 雀野日名子 「トンコ」所収
「ババ抜き」 山田悠介 「ブレーキ」所収
「愛しい友へ……」 赤川次郎 「告別」所収
「目羅博士の不思議な犯罪」 江戸川乱歩 「人間椅子 江戸川乱歩ベストセレクション①」所収
人間が怖いのと、描写が生々しくてぞっとするのと。
“今はもう一々覚えていないけれど、青年はそれから、「模倣」の恐怖について色々と説を吐いた。彼は又、鏡というものに、異常な恐れを抱いていた。
「鏡をじっと見つめていると、怖くなりやしませんか。僕はあんな怖いものはないと思いますよ。なぜ怖いか。鏡の向側に、もう一人の自分がいて、猿の様に人真似をするからです」
そんなことを云ったのも、覚えている。
動物園の閉門の時間が来て、係りの人に追いたてられて、私達はそこを出たが、出てからも別れてしまわず、もう暮れきった上野の森を、肩を並べて歩いた。
「僕知っているんです。あなた江戸川さんでしょう。探偵小説の」
暗い木の下道を歩いていて、突然そう云われた時に、私は又してもギョッとした。相手がえたいの知れぬ、恐ろしい男に見えて来た。と同時に、彼に対する興味も一段と加わって来た。
「愛読しているんです。近頃のは正直に云うと面白くないけれど、以前のは、珍しかったせいか、非常に愛読したものですよ」
男はズケズケ物を云った。それも好もしかった。
「アア、月が出ましたね」
青年の言葉は、ともすれば急な飛躍をした。ふと、こいつ気違いではないかと、思われる位であった。”
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乙一さんも入っているし!と楽しみに読み始めたのですが、途中、あれっという感じがあり・・・赤川次郎さんの話で、楽しみが巻き返していったので良かったです。もう少しあっさりしていたら、良かったかなと。
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赤川次郎 愛しい友へ... 「告別」所蔵
江戸川乱歩 目羅博士の不思議な犯罪 「人間椅子」所蔵
乙一 リストカット事件 「GOTH 僕らの章」所蔵
雀野日名子 そんび団地 「とんこ」所蔵
高橋克彦 眠らない少女 「眠らない少女 短編集」
山田悠介 ババ抜き 「ブレーキ」所蔵
錚々たる作家群。
赤川次郎の作品は、工場閉鎖をめぐるどろどろとしたところに、
意思を持った少女の思いが綴られている。半分社会派の作品。
眠らない少女は,あまのじゃくの話。
いろいろな逸話を繋ぎ合わせた、
本当に恐い話。今日は眠られないかも。
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ブックオフで購入しました。百五円でした。
ぞんびのやつは、なんだか物悲しかったです。
乙一さんは知っていたし、何代目かの甦りかァとか、うすら寒さが感じられるような短編のいくつかです。でもそこまで怖くはなかったです。
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10代向けとあったのでそれ程怖くないのかなと思いながらびびりなのに読んでみたら最初からかなり怖くてもう途中投げ出そうかと何度も考えました。リストカット事件は冷蔵庫の中身を想像してしまい気持ち悪くなり、次の瓜子の話も食べる様を想像してうっとなり、くじけそうになったんですが、ぞんび団地にうるっときてしまいそこからそのままずるずる読んでしまいました。ババ抜きはちょっと最後どうなるのか気になります。最後の博士の犯罪は雰囲気が文章でしっかり伝わってぞわっとさせられます。よく活字だけでここまで読む人に空気を伝えられると思いました。
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ティーン向けの文庫シリーズ。ホラーが読みたくて手に取ったが、やはりそこはティーン向け、ホラーというより学校の七不思議程度の怖さだった。個人的には高橋克彦氏の「眠らない少女」が新鮮で面白かったと思う。
軽いホラー、怖く無いホラーが読みたい方にはお薦め。
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最初の3作が面白かった。ホラー要素とミステリ的な要素があって、展開が読めなかった。
ホラーもいえばスティーブン・キングという私にとって、眠らない少女と、ぞんび団地という話が新鮮でした。
眠らない少女は最後の展開が拍子抜けしてしまったものの、そこに行き着くまでの得体の知れない気持ち悪さ、どろどろ感がいかにも日本的なホラーでした。
ぞんび団地は語り手とファンタジー感を省いて読み直すと違った目線で見れそうな作品。なにもわかってない子供目線だけど、どこか客観性もあって、面白い。家庭環境の悪い子のささやかな願いも切なくて独特の雰囲気を感じました。
この雰囲気は小説的な表現から来ていると思います。
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こわーい話の短編集。
リストカット事件
昔読んだから少し思い出してしまったけどそれでも驚く、おもしろい。これを読んだあと、ゴスも読んだ。
ぞんび団地
タイトルは惹かれなかったけど、よかった。主人公の女の子の子供らしいような、さっぱりしすぎてるような、よくわからないけど主人の女の子が好き。
ババ抜き
おもしろい。悪意と思わぬ執着
愛しい友へ
不思議とそんなに惹かれない。でもいつか好きになりそうな気もする。
目羅博士の不思議な犯罪
読んでるうちに自分の居場所を変えられてしまうような、気持ちの悪い世界に入ってしまったような話だった。
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このシリーズ自体お気に入り。中でもゾンビ団地は子供の視点で描かれる文体のほっこりゆるゆるさと、実際に起きてることのえげつなさのギャップが激しくて、そこがより一層怖くて風になりました。