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50代の方から頂いた手紙の終わりに、和歌が書いてあるのがかっこよかったし、素敵でした。私もお返しに書いてみようと手に取った1冊。“秋山の 木の下隠り 行く水の 我こそ増さめ 思ほすよりは”その時は恋してましたので、“秋山の木の落ち葉の下を、隠れてそっと流れていく水のように、表には見えないけれど私の方こそ、より深くお慕いしています。あなたが私を思ってくださっているよりも”な〜んて、お姫様気分をおもいっきり味わいました。最近家庭教師を引き受けたの件もあり、歴史を学びなおしていると万葉集がおもしろい!!遷都によって朽ちていく以前の都の虚しさを詠んだもの、有間の皇子が囚われて詠んだもの、弟を殺された大伯皇女の思い。創造力をかき立ててくれます。(右脳刺激で頭よくなるかな?)1冊読み終わった後で、自然とほかの古文も意味がわかるようになってきたことも、よかったこと。
今度は“朝寝髪”で始まる句を送れる人に出会いたいものです。あと、どなたかもっと万葉集を読みたいときにお勧めの本を教えてください。
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万葉集を訳と解説付きで読める本です。古典好きだけれど、訳すのが苦手、難しいのはちょっと、と思う方にオススメ。さらっと読めますし、難しい面もあまりないので本当に読み易い本です。
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2008年7月18日購入
なんというか洗練されてない感じがいい。
冒頭いきなり雄略天皇の成金じゃないんだからみたいな
ある意味かなりいやらしい歌から始まるのだが
なんだか素朴で愛嬌があるといえなくもない。
古今和歌集と合わせて買ったのだが
こっちのほうが好きかな。
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万葉集に収められている有名な歌を訳と簡単な解説付きで紹介していく本です。
たまに細かい文法(上代の文法)に言及していて、編者たちの気合いが見えるようでした。
気に入った歌のページに付箋を貼っていったら、全部で14首になりました。
一番好きなのはやっぱりこれです。
朝寝髪(あさねがみ)
我れは梳(けづ)らじ
うるはしき
君が手枕(たまくら)
触れてしものを
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いろいろ解説があってわかりやすかったです!
勉強に役立ちました^^
もとは遙か4がすきで読んでみましたw
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『万葉集』から選ばれた140首が丁寧に解説されています。巻末には、付録として初句索引や作者索引もついていて、読み返すのにとても便利です。歌枕地図で歌に詠まれた場所を確認できるのも素敵ですね。
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誰かに想いを寄せたり、大切な人を失ったり。そのときの気持ち。
昔も今も、人の感情は変わりません。共感できる歌がたくさんあります。
また、万葉集の言葉はひとつひとつが宝石のようで、日本の言葉の豊かさと美しさを感じさせてくれます。ぜひお気に入りの一首を見つけてください。
一首ずつ丁寧に解説されていますので、古典は苦手、という方にもおすすめです。
九州大学スタッフ
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「上代」という言葉を聞くだけで、上流階級のみに許された高尚な世界を想起してしまったが、そんなことはなかった。庶民の歌はもちろんのこと、上流階級の人々の歌も、今でも「分かるなァ」と感じられるようなテーマが多く、どんどんn感情移入してしまう。胸が熱くなることもしばしば。
相聞歌などはその典型と思う。額田王と大海人皇子のやりとり、磐姫皇后の嫉妬からは相手を想うストレートな心、大伯皇女と大津皇子や穂積皇子と但皇女からは、どうすることもできない別離の悲痛を。千年以上昔の、それも数十文字で構成された言葉がここまで現代に生きる私達の心に染みるのかと驚かされる。
学ぶべきことだと思ったのは、季節に関する感性。式が持つそれぞれの顔を十分に理解し、感じ、楽しむための五感を自分は持っているだろうか?
大学受験の頃、古文に対し「なんでこんなもん勉強するんだろう」という感情しか抱いていなかったが、少しだけその意味が分かった気がした。
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高校の古典は苦手だったけれど教養にと思い購入。
どれだけ時代や生活様式が変わっても人間は変わらないのだなと思う。特に相聞は愛しい、恋しい、といういつの時代も変わらない誰もが持つ感情だからこそ、それを美しい言葉にして歌によむ感性の高さを感じる。
愛しいあの人が行く道を手繰って燃やしてしまいたいなんて、こんなに強い感情を短い言葉の中におさめるなんて私にはできそうにない。
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日本の思想史を学ぶなら必須の文献のひとつ。さらに古今集、新古今集を一読しておくと和歌、さらには近代の詩歌というものがかなり理解できるでしょう。(2010: 清水正之先生推薦)
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訳4500首ある『万葉集』から、名歌とされる140首を厳選した入門書。解説もわかりやすく、残りの歌にチャレンジする気にさせてくれる!?
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友達が読んでいるのを見て、古典を今読んだらどうだろうと感じ、トライ。
名歌を集めただけあり、授業で聞いたものや、どこかで聞いた事のあるものも。1つひとつの解説を読むことで、詠み手や受け手の関係性、時代背景を想像しなが、読み進められます。こうして読むと、日本史をもう一度学びたくなります(*^^*)
とても大胆な歌などは、読んでいて驚かされます。発想とか。
とても良かったです。
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古典初心者向けの「万葉集」。
抜き出された歌の数は少ないが、解説が易しく丁寧で読みやすく、まさに初心者向け。文字サイズも見やすい。
図版は白黒で数も多くはないが、歌に詠まれた草花などがイラストで紹介されている。
関連した歌を続けて紹介したり、代表的な枕詞がコラムで解説されているなど、全体的に読みやすい構成。
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文庫は、安価で持ち運びが楽で、通勤や旅行の時に読めるのでうれしい。
万葉集は、5回や10回読んだだけで、内容が分かるほど、平易ではない。
そのため、100回、200回読むためにも、文庫本がよい。
角川のソフィア文庫は、日本の宝だと思う。
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自分では言葉にできなかったモヤモヤとした感情を、たった三十一文字で表現してくれている。昔の人も、私たちと同じようなことで悩んだり苦しんだりしていたんだと思うと、本当に勇気づけられる。
「うらうらに 照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば」