紙の本
あっという間に読み終わりました!
2014/10/27 19:45
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投稿者:すわっそん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めると、話の中に引き込まれてしまい、気付くと読み終わっていました。
医学的な内容や政治的な内容がかなり深く盛り込まれているのに、かなり面白く、その面白さが損なわれないのが「凄い!」と思いました。
紙の本
おもしろかった!!
2015/10/04 19:32
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投稿者:まんじゅう - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かったです。
読みやすいのでいろんな方に読んでほしいなと思いました。
紙の本
壮大な物語は…
2022/12/26 06:57
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投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
上橋さんの壮大な物語は完結へと向かいます。ヴァンたちは果たしてどこに向かうのか、刮目してご覧ください。
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怒涛の展開
2021/08/30 22:54
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
病素が、自分たちの存続のために人を動かし、
(ドーキンス先生の理論を思い出しました)
人は村を、村は部族を、部族は国を、と
どんどん大きな流れになっていき、
争い、謀略、懐柔、反逆、裏切り、
怒涛の展開に一気に飲み込まれていきました。
そうですよね、
もう独角のリーダーじゃないんだものね。
ヴァンを追ってきてくれる人達と一緒に、
厳しくも心穏やかな人の営みの中に、
還っていける予感に満ちたラストでした。
紙の本
引き込まれました!
2017/02/13 17:03
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
深いお話でした。物語でありながら、医学や細菌の世界が、これまでにないくらい、とても魅力的に感じました。研究者というと理系の、固いイメージだったのが、一気に鮮やかな世界に見えてきました。またゆっくり読み直したいです。
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投稿者:ぎっちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな上橋菜穂子さんの作品だったので迷わず読みました。この本も期待を裏切らない菜穂子さん独特の世界観が描かれていてよかったです。
下巻が楽しみです
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図書館より。
これって本当に児童書?
大人向けだよな~。
上巻でそれぞれの立場にあった主人公達が、下巻で出会ってから、物語の色々なものの姿が見えてくる。
生きるって、なんだろう。生き残ることの意味。そして「鹿の王」。
しかし、彼はもう「独角」じゃない。こんなこと思うのも変だが、無事に帰ってきて欲しいと思う。
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同じ人間なのに戦い争い憎しみ殺し合い、一方から見れば他方は悪でその逆もまた然りで、人を陥れるために足元を掬い、恨みのために病原菌を蒔く。時代によって方法は違えど、同じ過ちを繰り返し人間は進化してきたといえるのだろうか。
共に生きてゆく。強いメッセージは感じるけれど、伝えたいことが多すぎて少し混乱する。そこに意識的なものがあるのか、いつもの心が突き動かされるものがない。
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不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。何者かに攫われたユナを追うヴァンは、謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。同じ頃、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は―!?
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面白かった!
生命、医療、生態系、民族の思惑等・・・それぞれの要素が複雑に絡みあい、読み応えのある物語となっております。
そして、希望を抱かせるラストは、きっと皆が出会えて一緒に還ってくるに違いない!と、思わせてくれるものでした。
その後のヴァンやホッサル達の話もぜひ読んでみたいです。
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児童書ですが、子どもにはかなり難しいかな〜やっぱり大人向きだと思います。
上橋さんは大好きなので、自分の中でハードルを上げすぎてしまったかも…今回は守り人や獣の奏者ほど、のめり込めませんでした。
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佇まいがとても美しい戦う男の物語でもあり、
病気と戦う男の物語でもある。
この物語の登場人物たちは現実世界に似ているような似ていないような世界で起こるはかりごとに巻き込まれながらも、自分の信じた使命に生きている。
小さい頃にこの本を読んでたら、医者をめざしたかもしれない。
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この世の中に単純な善も悪も、敵も味方もなく、属する集団の目指すものやあらがいがたい世の中の波や流れと個人の希求するもの(家族との平穏・幸福、自己実現)とのはざまで揺さぶられながら、だれもがみな置かれた立場で必死で生き抜いてゆくこと、また血縁にとどまらない多様な人と人との結びつきの可能性をみせてくれるのは「守り人」シリーズ同様、今回の物語はとくに医と政、医術に関してはいわゆる対症療法・科学的方法と体質改善的方法それぞれの目指すものと限界、政に関しては支配するものとされるものの関係性について考えさせられた。
虚実情報入り混じり陰謀論などもささやかれるなかで、なにを信じ、判断の拠り所にするか、人の心理にせまる箇所もスリリングだし、文化・宗教・信条の違いによる対立・支配・排除をいかに乗り越えるか、現代社会批評としても読み応えあり。
主人公の圧倒的な存在感はファンタジーそのものだけれど、彼らの巻き込まれる問題、迫られる選択は、まったくひとごとではなくわがこととして身につまされる。
なるほど「鹿の王」…
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"そのとき、どこかから、子供の声がふってきた。"
比較対象は『守り人』と『獣の奏者』ですし、読みながらハードルが高すぎたかなぁと思っていたのですが、またまた最終章にもっていかれました。上橋先生すごいです。
ヴァンの生存が絶望的な状況で、崖の上に現れたユナちゃんは、その明るい性格も重なって、本当に太陽のようでした。心が洗われるわー(*´Д`)。*°
ユナ救出シーンとトマ達との再会シーンも好き。
児童文学じゃ無くなって(?)、小難しくなってるよ!でも本質の良さは変わりません。マカンコウサッポウ。
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やっぱり上橋菜穂子先生の作品はおもしろい!
植民地の話から医学、感染症、地衣類、動物の生態の話など、この世界観の中でリアリティを持たせて書かれているところがすごい。
人の持ついのちをめぐって人の中に現われる葛藤、宗教、科学のぶつかり、植民地支配のはらむ危険と、様々な環境に翻弄されながらも生きようとする人の姿が描かれていて、この物語が3年かけて書かれたということにも頷けます。
この上下巻で終わってしまうのが惜しい、もっと続いてほしい、と思う反面、ここで終わるのが正解なのかな、という思いも。