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名前について、日本と海外それぞれ姓・名の多いもの、トレンドを解説。
西日本には田中・山本という名前が多く、これは田んぼの中、山のふもと、ということでつけられた名前。
東日本には鈴木、佐藤が多い。佐藤にかぎらず、「◯藤」という名前は藤原氏に由来していることが多く、佐藤は佐渡や佐野の藤原氏もしくは朝廷の職位が二番目(佐)であることによる。ちなみに「藤◯」という名前は地名から来ており藤原氏とは関係ないんだとか。鈴木は紀伊半島の熊野で、むぎわらを重ねたものを「すずき」とよんでいたことに由来する。
苗字が広まるには、大名など、偉くならないことが重要で、これになってしまうと下のものが同じ名字を選べなくなってしまう。また、西日本はもともとたくさんの苗字があったが、東日本は西日本からの移住で成立しているため、苗字の種類がそもそも少ない。関ヶ原・飛騨山脈など、地形に遮られた東西で、苗字の分布は異なっている。
にごる、にごらないも東西の差がはっきりしており、やまさき、なかしま、など、中四国・九州ではにごらないが、近畿以東ではにごる。かんそくしょ・かんそくじょなど、普通名詞についてもここを境ににごる・にごらないの傾向があるという。
中国・韓国・英米などの名前についても多いもの、名前のトレンドなどがまとまっており、ふーんと思うことも多かった。
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なぜこんな本を読むことになったのか、思い出せないのだけれど、手元にあるので読んでみた。
なぜ、田中さんが西日本に多いのか。
田中さんの名字の由来は、水田。
西日本のほうが東日本と比べて温暖で稲作が盛んだったから、西日本のほうが多いらしい。
東日本は、佐藤さん、鈴木さんが圧勝らしい。
次に、年代別の名前のトレンドについて考察が続き、最後は外国人の名前のトレンド、意味まで展開するけれど、このあたりになると、ページ稼ぎのかんじがなくもない。
陽子さんといえば70年代生まれとか、マックは、なんとかさんの子、子孫の意味で、マクドナルドは、ドナルドさんの子孫という意味だ、とか雑学的には、蓄積できます。
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日本で多い苗字は、東日本は『佐藤』と『鈴木』、西日本は『田中』と『山本』。
苗字の起源、昔の人の役職、さまざまな理由があって、そのような分布になっているそうです。それ以外にも苗字の不思議や法則が解説されています。実は、『加藤』さんと『藤岡』さんは違う起源だったなど・・・。話のネタにちょうどいい本です。
以上、田中が紹介しました。
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名字を面白いね。本書は名前とか外国にまで話を広げているので、ひとつひとつの掘り下げ方は浅いけど、広く浅く知るにはよい本。