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「引き返さない」検察と、検察に「もたれこむ」(もたれかかるよりももっとひどい)裁判所の構図を実際の事件を通して赤裸々に暴く。
裁判中の美濃加茂市長事件も、市長の無罪が確定している。
(贈賄側は有罪)
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郷原弁護士の名前は聞いていたが、本書でその迫力に圧倒された。
美濃加茂市長が無罪になるのは当然のように思われる。
小沢一郎、植草、が冤罪だろう、
検察、裁判所が一体になっていれば何でも出来てしまう、いな、なされていたのだろう。
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検察と裁判所という司法権力機構の内部組織に属する人たちが、外部から遮断された状態の中で、お互いの保有する国家権力をもたれ合いながら唯々諾々と人の命をもて遊ぶ。
閉鎖的組織というものは、自らが長年踏襲してきた制度・慣習を正しいものと思いこみ、何ら反省することなく続けてしまう。
司法官僚の実権は検察行政官僚が握っている。
この本は、極々少数派である検察・司法の良識が悪習を正そうと語り合ったものである。
検察と国税に脅される国会議員で構成される内閣で、司法行政を正すのは至難の業である(笑)。