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ついつい買ってしまう池上彰さんの本。今回は、中国の明時代の大航海時代の鄭和の時代の話に始まり、最近話題のイスラム国とオスマン帝国。フランス革命の話へと繋がります。
悠久の歴史の流れの上に今の時代が成り立つ。今と言う一点だけを見ていたら、気がつかないことばかりか、偏見にも繋がる。日本史と世界史を分けて教える訳なんて真面目に考えたことないけど、分けて考えるから、狭い視野に陥りがちになるのかなと思う。
歴史って、やっぱり奥深いですね。
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池上さんはもちろん、増田さんの文章も読みやすくて分かりやすかった。
今も混沌としている中東問題が第一次世界大戦まで遡るなんて思いもしないだろうな。
先進国のいくつかはそのときのツケを今払っているのかもしれない。
オスマン帝国、フランス革命、産業革命などどの章もとても詳しくて面白かった。
ただ、世界史が寝る時間だった私にとっては、1回読んだだけですべてを理解するのは無理な話なので、手元に置いて定期的に読み直したい思った。
せめて日本史くらいは世界史も頭に入っていると本を読むのももう少し早くて助かるんだけど…(*_*)
う~ん、やっぱり世界史は日本史よりも頭に入りづらくないですか?
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Webで見かけてちょっとおもしろそうだなと思ったので買って読んでみました。
世界史の内容としては基本的なもので、おおむねすでに知っている内容でしたが、世界史・地理の受験で勉強した大学時代には存在しなかったクルド民族問題や、勉強したかどうかすら記憶にないハイチ独立の経緯など、新たに知ったこともあって結構楽しかったです。
ただ、さすがにこのページ数では、ここで話題になったほどの大きなテーマを語るには、ちょっと足りなかったんじゃないかという気がしますが、とっかかりとしてはこれでいいのかもしれません。
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世界史の先生が分かりやすく講義してくれる。
中東の政治って、分かりにくいもんなー。世界史の知識が必要だよ。
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「またイスラム国の話だろうな」と思いつつ読み始めたら、フランス革命や産業革命の話まで!楽しく読みました。
フランスってある意味自由すぎるというか・・・近代の頃のイギリスってどんだけ横暴やねん・・・と思いつつ。
昨年、世界史の通史を軽く押さえた時にも産業革命のところでは少しこんがらがり、苦労しました。産業革命の時に開発された機械たちをもし、覚えるなら、当時の手工業の際の製造過程を知ってからどこが変わったか、どう効率化されたかを理解するとわかりやすそう。その上で、どんな問題やひずみが生まれたのかを学ぶとより、理解ができそうな気がします。
イスラム国についてはまぁ予想通り。オスマン帝国の話から押さえ直しと言う感じです。
池上さんの文章はわかりやすいのはいつものことですが、共著の増田ユリヤさんの文章もサクサク読めてわかりやすい。第2弾でないかな。すぐじゃなくていいから。
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現在の問題の根っこを知りたいと思うのだけれど、何処から手をつけたらいいのか、というマイナス地点にいるので、せめてゼロ地点に立てるように。
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現代史におけるオスマン帝国が消滅後の混乱についてよく理解できた。
中国の明の時代の鄭和の貢献はすごかったんだなあ。朝貢貿易を広範囲で行なってきたのが理解できた。
フランス革命で国王を死刑にした理由もわかった。
産業革命と温暖化も関係あるのはまちがいないだろう。
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高校の世界史を勉強しているように、
池上彰先生と長く高校で歴史を教えてきた増田ユリヤ先生の分かりやすい解説で勉強になった。
この本で以下の本も読みたくなる。
①鄭和の南海大遠征(宮崎正勝)
②オスマン帝国(鈴木 董)
内容(「BOOK」データベースより)
中東紛争の焦点となっている組織「イスラム国」とオスマン帝国、中国が主張するシーレーン戦略と永楽帝が推進した大航海。ニュースを理解するには世界史の知識が必須です。長く高校で歴史を教えてきた増田ユリヤが、世界史をわかりやすく解説し、池上彰がその世界史が、現代とどうつながっているかを解き明かします。ニュースへの理解がぐっと深まる一冊。
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現代のニュースを読み解くカギとしての世界史はあまりにもややこしくて大嫌いだったが、こういう本が出てくれたら今世界で何が起こっているのか、そして過去の歴史とどうつながっているのか、中国の領有権を巡る主張が何に基づいているのか、視点が新しく刷新されるだろう。悲しいかな、新書で取り上げられるニュースの範囲は非常にわかりやすくするため、少ない。もっともっと知りたくさせる。これは新書ではなく単行本化して改めて世界史を勉強しなおせるよう池上彰さんが教科書を書いてくれたら絶対おもしろくなるんだけどな~と思った。辞書を片手に読むまでもなく、「あれ?」とか「なにそれ?」という疑問の直後に間髪入れず池上解説と翻訳が入るので、そこが有りがたい。とにかく楽に楽しく世界史を学べる一冊だ。繰り返すが、新書ではなく単行本か文庫本で池上さんが死ぬ前に世界史教科書をこういう形式で書いてほしい。
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2015/10/29
現代のニュースについて世界史の解説を交えながら考えていくことができる内容になっている。イスラムのこと、アメリカのこと、地球温暖化のこと、日本のことなど今まで知らなかったことやただ漠然と覚えていたことが何だかつながったような感じである。世界のニュースを考えていくには日本の歴史だけでなく、世界の歴史にももっと目を向けて知っていく必要があるというのを実感させらせたし、自分が今まであまり世界史をしっかり勉強してこなかったので、こうしたニュースについて考えるのを機に様々な地域の世界史を再度勉強していきたいなあと思った時に
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宗教編の方を先に読んでしまっていたが、この本最初に、中東ドバイに鄭和の中華レストランの話を書かれているのを、ちらっと、読んでしまって、「鄭和(ていわ)」って、、、思いながら、、、読んで行った。
中国の領海 主張の九段線等、、、現在強気の中国!
オスマン帝国崩壊で、ウクライナ問題、イラク問題が、あ今の時代に引き継がれて行っている。
フランス革命も、昔歌に、フランシーヌの場合は~~~と、7月14日の事を歌ったのが、あったけど、、、、今のフランス国歌「ラ・マルセーユ」が、義勇軍が、歌った軍歌だったとは、知らなかった。
そして、フランスが、移民大国とは、、、考えもしなかった事だった。
ハイチの独立が、中南米諸国の独立につながり、ナポレオンが、イギリスと、闘うために、アメリカのルイジアナや、ジョージア州をアメリカに売却していたのも、、、世界史の流れが良く分かる。
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一番印象に残ったのは、あとがきに書かれてあった、日本では、歴史を「日本史」と「世界史」に分けて教えているが、他の国は、必ずしも、自国史と世界史には分けていない、ということ。
それを読んで納得すると同時に、日本の歴史の独自性を感じました。
この本もそうですが、歴史の学び方には、いろんな方法がありますね。
歴史の先生には、そういったことを踏まえた授業をするとともに、いろんな学び方を紹介してもらいたい、と思いました。
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現代のニュースを歴史的経緯から見る。
歴史があるからこそ、今がある。
当たり前のことを実感した。
あとがきにも書かれていたが、日本は「世界史」と「日本史」を分けて学ぶ。
日本史選択の人には、世界史を学ぶ機会が非常に少ない。
世界の中の日本、そして世界の中の各国の歴史と今を学ぶ必要がある。
そんな学びが、今学習指導要領の改訂で行われると良いなあという気持ちになった。
私自身、世界史についての知識がまだまだ薄すぎる。
もっともっと勉強しなければ。
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池上彰さんと、高校の世界史教師だった増田ユリヤさんの共著。池上さんがニュースをベースに世界史を振り返り、増田さんはより詳しい世界史の解説をするという構成になっています。
中国の海洋戦略、中東問題とIS、フランス革命の影響、地球温暖化という4つのテーマが選ばれています。どれも興味深いですが、語り口、わかりやすさは、やはり池上さんのほうが上手という印象は受けました。