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日常の謎話でもあり、シャッター通り活性化話でもあり、名作映画蘊蓄話でもあり、お婆ちゃんとの思い出話でもあり。いろんな要素が入り交じっている。それぞれのモチーフは面白いが全体としてボンヤリとした感じは否めない。でもあまり尖らずふわふわっとした感じは嫌いじゃない。
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喫茶店で映画でちょいミステリ。
「スタンド・バイ・ミー」しか観てへん…。
その他の映画も観たいけど、「ミツバチのささやき」はいつまで経っても借りられへんのよなー。買ったらいくらだろと調べたら高ッ!どないなってんのん。UK版買うしかないのか。
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故郷ともいえる駅前商店街にある「喫茶メリエス」。シャッター商店街と化しつつある駅前を復興させるために努力する人々の物語。少しミステリもありの、ほっこりさせられる作品。
「上映会」の名の通り、作中にはさまざまなレトロな映画が登場します。あまり「面白そう!」という感じではないのだけれど。古い映画の味わいってのは、明らかな面白さだけではないのかもね。
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本と映画と喫茶店。この上ない取り合わせが満喫できる日常の謎系ミステリー。
幼い頃暮らした街の商店街が今ではシャッター通り。映画の上映会をしていた喫茶店メリエスも閉店間際。メリエスは勿論、商店街の再興を掛けて亜樹の奔走が始まる。
日常の謎と映画作品と人のつながりが絶妙にミックスされて、ほんのり温かい気持ちになる。まるで寒い日のあったかい珈琲のようだ。是非シリーズ化を!
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(収録作品)フレンチ・カンカン/スタンド・バイ・ミー/タバコ・ロード/ミツバチのささやき/偉大なるアンバーソン家の人々
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日常の謎系のライトノベルなんだけど。。。
名画と有名な映画は違う。
本当の映画の見方は名画を何作も見て初めて身につく。
DVDで気楽に借りてみているだけではだめなんだ。など、
音楽や絵画や観劇にも通じるものを感じて、根底にあるものを見つけたみたいで、なんか感動しちゃいました。
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初めて読む作家さん作品。
たんたんと話は進んでいくが、合間合間に謎解きが加わる。
が、いまいち推理も答えもピンとは来ない。
ただ、登場人物も魅力があるし、テーマも面白いので
読むスピードもあがった。
ミステリー要素でなく、もっと人物に描写を当てた展開の方が
個人的には好み。
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読書録「今宵、喫茶店メリエスで上映会を」3
著者 山田彩人
出版 角川文庫
p116より引用
“「映画は一度観て、頭に知識として詰め込
めばいいというものではありません。主人公
たちと一緒にいい旅を経験すれば、もう一度
一緒に旅をしてみたい、またあの場所に訪れ
てみたいと思うものです。そしてもう一度旅
をすれば、違うものが見えてくるもので
す」”
目次から抜粋引用
“フレンチ・カンカン
スタンド・バイ・ミー
タバコ・ロード
ミツバチのささやき
偉大なるアンバーソン家の人々”
シャッター商店街を舞台とした、短編連作
小説。
会社を辞め、子供時代の一時期を過ごした
街に帰ってきた、主人公・貴島亜樹。懐かし
さに心を踊らせたが、記憶の中とはまるで違
う風景が広がっていた…。
上記の引用は、タイトルにもなっている喫
茶店の店主の言葉。
こういう風に、複数回の鑑賞に堪えられる作
品が、古典として後世に残っていくのでしょ
う。座右の銘のように、座右の書、座右の映
画に出会えたら、その後の日々も変わってく
るように思います。
さびれた商店街が、地域の人達によって活
気を取り戻す様が描かれています。現実にこ
のような問題が数多く存在しているようなの
で、そのような地域の活性のヒントになるか
もしれない一冊です。
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シャッター街の中にある、かつて映画の上映会をおこなっていた喫茶店。好みの設定だと思って読み始めたけれど、そこに日常の謎も絡むのか。最初のうちはたいした謎でもなさそうだったのに、ヘヴィー級も。しかも虐待を受けている子と親がこんなにあっさり関係を修復できるのがなんだか。
みんな善人っぽくて、でもおせっかい。それがこの商店街のいいところだとは思いますが、映画の見方について教育するような雰囲気で、ちょっと説教臭さも感じてしまいました。映画は人それぞれ、好きなように楽しめばいいと思うから、この諭し方には馴染めません。
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作者さんの映画愛がすごくたくさん詰まった作品だなと思いました。ほとんどの映画が見たことがなかったけど、ちょっと見たくなります。日常の謎もエッセンスのように入っててこれも楽しめました。地域再生の物語は最近読んだけど、それよりは大袈裟過ぎず…まあこんなこともあるかな⁇くらいのお話だったと思います。ただ、表紙とは裏腹に日常の謎は結構重いものもありました。また勝手に表紙に騙された。