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カテゴリーはあえて「経営論」で。佐賀県武雄市。人口5万人の街を活性化し、財政立て直し中の樋渡市長の奮戦記。組織はこうやって活性化する、ヒトモノカネはあるもので賄う、という事業再生のお手本のような本。
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武雄市長、樋渡さんの100億円返した背景を書いた組織の本。全編に渡って共感の連続。
前半は市長の仕事の進め方、後半は組織作りについて(講演のDVDついてます。TSUTAYAでも同じものが借りられます。)
2年前?の全社員会議で講演を聴いたことがあったけれど、めちゃめちゃ面白いことを、言ってはいけないギリギリのラインを、マシンガンのように話していた(内容は何も覚えていない)。
1番刺さったのは「組織のコトバを学ぶ、翻訳する」。要はそのまま伝えるな、本質を理解して、相手が動きやすいように伝えろと。そういう人が増えれば組織は強くなる。主語を変えて伝えるだけでも変わる。例えば「俺はこう思うからやれ!」ではなく「お客様ならどう思いますかね」とか。
あとは辛くなったら(批判)記号化しなさいと。
戦争に送られるわけじゃないから、辛くても死ぬなと。自分もたまに辛くなると「辛いけど、戦地に行くわけじゃない。あの当時、戦地に行った先人に申し訳ない。頑張らなければ」と思うようにする。そうすると悩みがアホらしくなる。
市長の仕事の進め方はシンプル。
まず自分がいいと思ったらすぐやる。
前例がなくてもやる(過去の成功は死体)
圧倒的当事者意識でやる(公私一体)
人に相談する(人の話は聞かない。あくまでも主導権は自分)
うまくいかなきゃ、修正する
それでもだめなら、やめる、謝る。
タイミングが大切というのにも共感。
なんでもかんでも早く言えばいいってわけじゃない。かといって、遅くてもだめ。
外部に情報を出すタイミング
部下への権限移譲のタイミング
リーダーのあり方として、
リーダーは部下に任せきり(丸投げ)でもだめ、
細かすぎ(独裁者)でもだめ、だと。
全体感を見せつつ、具体的にやってみせて、
部下に「やりたい!」と思わせる自発性を引きだすのが仕事。
個人的には過去一番良かったのは、部下に好きにやらせて、ケツを拭いてくれるタイプのリーダー。こういう人は「なんでできないんだ!」とか絶対言わないしむしろ「よくやった。惜しかったな」と言ってくれる。そんな人に触れると自分のダメさを反省しつつ、次はこの人のために絶対成果だそう、と思える。そう思わせるのがリーダーなのかなと思います。
こんな市長がいる街の子供たちが羨ましい。新しいことをどんどんやって、どんどん失敗して、修正して、成功につなげてというプロセスをやりまくってる。発想が豊かになる。やってみようという空気で溢れる。それが普通になる。街がよくなる。みんな良くなる。最高のスパイラル。
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樋渡市長の本はこれまで全て読みましたが、市長さんの考え方が分かりやすくまとめてある一冊だと思います。読んでいて楽しいし、特に講演のDVDは面白くて笑えます(^^)
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心が熱くなった本。意味のある、生活者に実感のある様々な新しい政策を積極的に行った実績が多数書かれている。
前例に囚われない地方の役所の数々のチャレンジに刺激を受けた一冊。
市長の仕事ぶりは一見派手に見えるが仕事の王道が詰まっている。仕事術の観点からすれば、マネジメントの本やビジネス書なんかに書かれてる原理原則から大きく離れたものではないが、具体的な事例と平易な言い回しに加え、歯に絹着せぬ物言いが何とも清々しい。
頭でっかちにならずに行動しては改善を繰り返していけるようにしようと思わせてもらえる。
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会社で樋渡さんの講演があり、本を頂いたので読了。
講演はとにかく自分自身をポジティブにしてくれるものだった。
チームで動くという章のエースを出さない、リーダーも作らないというところが面白かった。
セクト主義もすごくわかるが、新しいチーム像を学んだ気がする。
講演DVDもついてるので見てみよう。
また社内で何回か講演会があるそうなので行ってみたい。
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成果を出すことについて知りたくて読書。
佐賀県の大雨被害で冠水した武雄市を見て、本書を手に取らせてもらう。
著者は、本書発売後の2014年12月に佐賀県知事選へ出馬するため市長は退職し、現在は、本書へ登場する総務省の後輩であった小松氏が武雄市長を務めているようだ。
組織は時間が経ち、大きくなるとこう硬直化するもの。定期的に崩したり穴を開けて風通しをよくしてあげる必要があると認識しておくこと。
まあ、この話はまだ現状の自分には関係ない。
スピードを意識する。弱小だから大手と勝負するためにはスピードを上げること。
ブルーオーシャン戦略を意識する。
愚直なTTPを。
ダメだったら即修正。間違えたら素直に認めて謝罪する。
ダメなときだけホウレンソウ。
DVDはまだ見ていない。これから見させてもらう。
読書時間:約45分