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同じジャンルは書かないという百田さんの新作。
人には見えないものが見えてしまう男性の話。
自分の命と引き換えに・・難しい。
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2014/10/03-10/7
文句無しのベスト。あまりの面白さに目がついていかない。つい斜め読みをしてしまうほど、ワクワク感がたまらない。
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慎一郎は、死期が近い人が透けて見えるようになった。彼らの命を助けると、慎一郎の寿命が縮んでしまう。その代償に気づいたとき、慎一郎は透けている人に無関心でいようとする。けれど…。
展開が読めてしまいましたが、読みやすかったです。百田さんにしてはあっさりでした。
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私にも人の死が見えたなら―?
そう考えながら本作を読み進めました。
人の寿命が解る特殊能力を手に入れてしまったら、街行く人たちの中に余命わずかな人が居たら、もしも身近な人の寿命が残り少ないのだと気づいたら。
本作の主人公の心の動きには納得できるところが多々ありました。私もこんな考え方をするのかもな、と。
でも、主人公の心が素直すぎて100%の共感はできないです。
軽く読める話で、登場人物が勢ぞろいした時点で何と無く先が読めてしまったのが残念でした。
読み終えて深く考えをめぐらせて読了の余韻を楽しむ感じの本ではないです。
また別のタイミングで読めば違ったとらえ方ができるのかな?
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こういう都市伝説的なストーリーがけっこう好き。この作家さんが描くとこんな風なのかと楽しみながら読んだ。エンターテイメント小説としてかなりポイント高い。
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どんどん読み進めることができたのは、久しぶり。慎一郎に同化しながら、このような運命をもったら、自分も相当苦しむことだろう、と思いながら最後の頁を迎えた。
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寿命が見えるのはイヤだろうなぁ。
ハッピーエンドにはならない展開だけど、ラストなんとなく怪しかった彼女が同類とは!
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悩ましいお題だった。
そして、なかなか面白いお題でもあった。
普段、ちょっとした時に感じることだったから。
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ある日突然、死ぬ人を見分ける能力が授かる主人公。しかし、死ぬ人の運命を変えてしまうと、自分の命を傷付けて、寿命が短くなる。確かにこの能力は余り役に立たない。同様の能力を持つ黒川医師が最後死んでしまったのは、主人公を助けたのでは無いだろうか?あと、葵を助けて、恋愛に発展していく所は面白い。やけに素直に葵が主人公の言葉を信じるなぁと思ったら、最後にその理由がわかる。ナルホド!と思った。
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28歳の生涯孤独の男性がある日突然、他人の指が透けて見える現象に遭遇。それは死が近づく人にだけ起こる事だと知り苦悩しながら生活を続けていく。その中で恋に落ちたり自分と同じように人の死が見える人と出会ったりするが透けて見える人を助けるとペナルティも起こる事も理解する。バタフライ・エフェクトを思い出す。最後の独白は伏線があるので驚きはしないが切ない話の作品でした。
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能力のせいで木山がどんな酷い目に遭ってしまうのか、工場や車に被害が及ばないかハラハラしながら一気読み。葵の言動は伏線てんこ盛りだったのでエピローグは予想通りだった。誰にも認められずに自分の命を投げ出して大勢の他人を救う事が出来るか。私には出来ない。が、小心者なので知らん顔で生きようとしてもストレスで癌になりそう。まっこと困った能力なり。バグダッドの死神の話と、人間は朝起きてから寝るまでの間に九千回も選択をしているという話が印象的だった。
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良かったです。人の死が分かる特殊な能力を持った主人公。実際に分かる人がいてもおかしくない。指輪の話は涙。「幸か不幸か、終わりがいつ来るかはわからない、夢はだれでも持っているが、本気でそれに向かって進む奴は少ない、自分には時間がたっぷりあると信じているから、何の根拠もなく」「フォルトゥナ=ローマ神話に出てくる球に乗った運命の女神、人間の運命が見える」
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前半は面白かった。葵が登場してから木山のネガティブさが加速していったのが残念。そもそも、死ぬ運命の人を助けるたびに体が痛みに襲われるのは、人の生死に介入するなという神の警告だったように思う。『塩狩峠』のような自己犠牲は好きではないので、葵より他人を選んだことに共感も賞賛もできなかった。限られた時間であっても、できる限り一緒に生きようと努力する方が大事なはず。それと、同じことを何回も煩悶するのも気になった。葵が大怪我をするかもしれない→だとしたら助けなければ、という心理描写は3回あるし。彼の葛藤を表しているのだったら逆効果だったかなー。
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人の死の予兆が見える力を持った男の物語。
主人公がいい人すぎて、逆に泣けませんでした。
彼女の招待はなんとなくわかっていましたが、冷淡すぎてホラーオチかと思ってしまいました。
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10/19
自分の想像があまりにも当たりすぎていた感はあるが、面白い設定のもと、どんどん読み進められる内容。
人生の先がわからないことが、私たちが生きていく必須条件なのかもしれない。