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怨霊とは何か 菅原道真・平将門・崇徳院(中公新書)

怨霊とは何か 菅原道真・平将門・崇徳院 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー11件

みんなの評価3.5

評価内訳

11 件中 1 件~ 11 件を表示

2016/04/26 21:18

投稿元:ブクログ

日本人の霊との関わり方について、菅原道真、平将門、崇徳院を中心に。
怨霊というものが表れてくる過程、またその鎮魂については政治的な部分が強いとかとか、そういう話なので、オカルトっぽいタイトルのわりには真面目な、社会学的な内容だったような気がする。
怨霊の発生に対してなんらかの理由付けをするのは生者だし、それに対して鎮魂を行って怨霊を神とし、国家鎮護などに利用するのもまた生者で、特に崇徳院はそういう、生者の都合に振り回された感が強くてなんとなく憐れさを感じるのであった……。
あと、道真って、大威徳明王だから天部の神で天神なんだね!?!初めて知ったわ。

2014/09/06 20:37

投稿元:ブクログ

心が奪われると魂が身体から抜け出していくのと同様に、くしゃみという生理現象によっても魂が抜けだしてしまうと考えられていた。

遺体自体に霊魂が宿るとする考えもあったが、遺体が埋葬されたところに植えられた樹木に霊魂が憑依するとする考え方もあった。

古代から中世においては、天皇から庶民にいたるまで、怨霊は実在すると恐れられていた。

2014/10/10 19:09

投稿元:ブクログ

日本の怨霊という概念がいかにして生まれ、歴史や文化にどんな影響を与えたのか。
はじめ中世の死生観、死後の世界観を紐解き、怨霊という概念の位置付けを明らかにする。そして、日本の三大怨霊とともいうべき菅原道真、平将門、崇徳院のそれぞれについて、その失意の死の経緯からそれが怨霊として認識される過程、そして後世への影響をたどる。最後に三大怨霊以外の怨霊や近世・近代の怨霊観を概観する。

怨霊というキー概念を設定し、そこからみた中世史という切り口は面白いし、広範な資料を提示した力作だとは思う。ただ、あまりにも資料の羅列感が強くて、そこから何が読み取れるのかという考察が薄い。だから、例えば菅原道真らがなぜ怨霊となったのか、あるいは怨霊として人々に認識されるに至ったのかという肝心なところも、失意のうちに亡くなったからという当たり前のところ以上には深掘りされていない。政変で失脚し悲惨な最期となった人々は多くいて、それらと道真らを分かつものはなんだったのか。当時の社会情勢や人々の心性のなにが彼らを怨念にしたてあげたのか。その辺りをもっと考察してくれたなら、より面白くなったはず。

2014/09/06 14:40

投稿元:ブクログ

<目次>
第1章  霊魂とは何か
第2章  怨霊の誕生
第3章  善神へと転化した菅原道真
第4章  関東で猛威をふるう平将門
第5章  日本史上最大の怨霊・崇徳院
第6章  怨霊から霊魂文化へ

<内容>
怨霊の日本史について、菅原道真・平将門・崇徳院を取り上げている。読みやすいのでスイスイと読めるが、中身が薄い気がする。道真も将門も怖さを感じないし、「最大の」名うたれた崇徳院も、怖さの微塵もない。それは著者の筆致によるものだろう。
怨霊は、政変や戦乱がきっかけと著者はいい、江戸時代はそうしたものは少なかったので、怨霊文化は衰退し、明治以降は「怨親平等」の思想が広まり、明治期まで続くという。この辺りは、納得半ばというところか。

2014/09/17 10:58

投稿元:ブクログ

山田氏の本といえば、崇徳院怨霊の研究を思い出す。
怨霊とは何なのかという部分から始まり、いわゆる「三大怨霊」=菅原道真・平将門・崇徳院についてそれぞれ当時~近代まで語られてます。
怨霊って何ぞ?と思ったら読むのに良いと思う。

2014/09/03 08:39

投稿元:ブクログ

日本で怨霊と呼ばれた人物たちのうち、特に菅原道真・平将門、崇徳院に絞って解説が加えられている。それぞれの人物がいかなる災厄をもたらし、いかに恐れられたかが、当時の史料などから克明に再現されている。それと同時に、文学作品や芸能などで徐々に形成されていく彼らのイメージに焦点が当てられており、歴史上の人物像と怨霊としてのイメージが乖離していくさまも分かる。

2015/02/16 01:32

投稿元:ブクログ

菅原道真・平将門・崇徳院を日本三大怨霊として解説した本なんだけど…。
編年体と紀伝体が入り混じっていて読みにくいし、断定的な結論をバンバン出してくるわりには、理由として提示している資料が少なかったり偏見に満ちていたりして説得力がない。
特に宗教に関することばの定義があいまいで、本のなかで整合性が取れていないように思える記述も多々ありました。
つっこみどころ満載で、大学の教授が書いた本とは思えない。

崇徳院さんについては多少読むべきところがあったけれど、それ以外についてはかなりヒドイ。
新書の書き方に慣れていないのかもしれませんが、あえて読むなら崇徳院さんのところだけで十分だと思います。
興味深いタイトルだったのに、かなり残念な1冊でした。

2014/12/25 22:15

投稿元:ブクログ

現代人は平素は意識していないが、実は根底にある死生観等を再認識出来た。

資料の列記ということはあるが、中世の意識が良く分かって、とても興味深い。

菅原道真・平将門・崇徳院が三大怨霊と言われて、鎮魂がなされてきたが、何故、恐怖に陥れたのかについても、深掘りしていれば、もっと面白いものになったのでは?と感じた。

2014/11/20 20:12

投稿元:ブクログ

菅原道真、平将門、崇徳院の3人の怨霊を中心に怨霊の影響や歴史的事実、どのように怨霊が形作られたかを叙述する。怨霊とそれをなだめる仏教の関係、怨親平等と禅宗、時宗の関係などは面白い。怨霊という言葉は早良親王からだが、怨みをもって死んだ霊は祟るというのはかなり遡れると思う。長屋王はもちろん、大津皇子、有間皇子、山背大兄王なども似た認識だったと思う。だとすると日本人の死生観に根差す概念が鎮魂の歌から仏教概念に裏付けされた律令制国家になると仏教による回心、贈位によるなだめなど、社会的制度的に整備されていったということではないか。

2014/10/07 16:07

投稿元:ブクログ

文献を当たり、丁寧に調べた結果を書籍にする。
こうした書物はやはり面白い。
久しぶりに知的好奇心を満足させてもらった。
いくつか参考文献で気になるものがあるので、図書館で探すか、購入したいと考えている(笑)

2014/12/16 09:47

投稿元:ブクログ

12月新着
日本史上の怨霊界のスーパースター3人が揃い踏みである。もちろん「学問の神さま」として知らない人はいない菅原道真、江戸っ子の守り神・神田明神に祀られている平将門、そして保元の乱の後、帝でありながら流人となった崇徳院(京都の白峯神宮にお参りされた方もいるかも)の御三方である。史実と、怨霊となられた経緯について、じっくり読めます。
学問の神様が怨霊?とびっくりされる方もおられるかもしれない。しかし怨霊となるほどのパワーをお持ちだったからこそ、信仰されたのだ。他にも映画『陰陽師』にも登場した早良親王など。

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