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酒井雄さいさん(さいの字がPCで出ない)が以前宗教関連の番組で、千日回峰行というとんでない荒行を2回も満行された阿闍梨ということを見て知っていましたので気を惹かれました。
更に村木厚子さんとの対談となればこれは読むしかないと手に取りました。村木さんの「あきらめない」を以前読みましたが、大変な精神力をお持ちの方だと感じていました。
まずはこの大阿闍梨が40を過ぎてからお坊さんになったことに驚き。
更にそれまでの人生も、いろいろな職を転転とされていたり気力の沸かない毎日を過ごしたり、大切な人を思いもよらない形で亡くされたりと順風には程遠いような人生を歩まれていたということにも大変驚きました。
ご自分でもおっしゃっていますが「お坊さんを目指す人は若い頃から志を持って仏の世界にはいるもの」的に考えている人は多いでしょうね。私もそうでしたからもう、ものすごくびっくり。
それだけに、酒井さんの生き様は到底真似できるものではありませんが大変勇気付けられます。
「何をするにも遅すぎることはない」はよく言われる言葉ですが、酒井さんの人生を知ると「そうかもしれない」と思わされます。
女性誌日経ウーマン発であるので女性向けのメッセージ満載の内容ですが、男性が読んでも大阿闍梨の言葉は深く染みると思います。
対談されている村木さんの発言の端々に、大変な苦しみを味わった辛さが滲み出ていて時々ぐっと迫るものがありました。よく耐え抜いたなと改めて思います。
この対談を読めたことは幸せです。
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しみじみ思う。村木さんも「菩薩だなあ」と。
自分の中に仏様はいる
と、酒井師は言う。その通りだと思う。
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やばい。
自分の心に言葉がズバズバ入ってくる、という感覚を久々に味わった。
疲れた時や自分を見失いそうなときのための「心のクスリ」として常に持っておきたい一冊。
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巻末に麓元日経ウーマン編集長が書かれていたフォーラムに当時参加し、著者お二人の対談に大きな感銘を受けた。
あれから10年を経て自分自身の立場が変わった今、焦りや欲との付き合い方等、気づきをもたらす良書だった。
迷いが出たときに繰り返し読みたい。