紙の本
経済系ライトノベルの先駆け!? 今なお色あせない名作!
2016/01/15 18:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベルたーす オリジナル - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分はこの本を読んで経済やお金の動きに深く興味を持つようになりました!
舞台は中世ヨーロッパをモデルにしたようなところで、主人公は行商人。
とあるきっかけで狼少女であるヒロインと旅をすることになるのですが、
主人公は商人なので繰り広げられるのは色んな人の思惑が交差する儲け話!
商人同士の嘘と本音が入り混じる駆け引きあいは本当にハラハラドキドキします!
合間合間である主人公とヒロインの掛け合いも絶妙。
3年ぐらい前に図書館で全巻読みましたが、このたび遂に全巻購入!
何度でも読み返したいシリーズです(^^)
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
行商人ロレンスと豊穣の神様ホロが旅をするファンタジー。
2人の掛け合いが楽しい作品です。
ファンタジー+経済という組み合わせが新鮮で、読みやすいのに勉強になります!
紙の本
35版の実績
2017/09/14 17:15
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
のわりにすげー初歩的な誤字というか。
のだのだ。
になってるところ残ってたけれど。
愛嬌?
最近の著作から逆行した身としては、
これを読んで「若いなー」とか
マグダラで「あんまりいちゃいちゃしないように」意識したというあたりを
なるほどと思ったりしながら楽しんでいます。
というか1巻にここまで盛り込んで、
よくあそこまでシリーズが続いたものだと違う感心をしてしまったり。
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この本を読んだ後の第一声は「どうして出版当時に読まなかったんだよ私のバカ―!」でした。
分かりやすく整合性のとれた高い文章力、勉強に裏打ちされた中世ヨーロッパの歴史・経済・文化・情景の正確かつ深い描写、そして「ラノベ」で「中世ヨーロッパ的世界」が舞台でありながら「経済」に着目するその面白さ…。まさしく良書と言っていいでしょう。
経済がテーマですから、為替や貨幣経済などなどライトノベルを読むような層の読者には難しい話も出てきますが、正直教科書や池上彰よりもするんと理解できるので読みながら賢くなれます。
また、情景をそのまま文章に落とし込んだような正確な情景描写によってその世界に入り込み没頭できます。
ここでどれだけ作者が勉強したのかが分かります(笑)
黄金色に広がる麦畑やパッツィオの賑わいが肌を通して感じられそうなほどです。
当時大学で物理を学びながら本作を書いていたのかと思うと、著者の勉強量と質の高さは本当に…感服ものです
若き行商人ロレンスと豊作の神・賢狼ホロ(犬耳属性)のコンビが絶妙で、旧来のライトノベルにはなかった新鮮さを感じました。
ロレンスはこの世界ではまだまだ若い方ですが、すでに商人としての矜持とずる賢さは大商人と変わりません。
自分の仕事に対してプライドを持つこと、賢いことの重要性を教えてもらいました…;
ホロはその巧みな話術でロレンスや他の人間を手の平で転がすような老獪っぷりを見せますが、ロレンスに対して思わせぶりな態度をとったり子供っぽい一面を見せたりして、ここまで一筋縄ではいかないヒロインも珍しいんじゃないでしょうか。読者に様々な面を見せてくれるので飽きません。大人になればなるほどニヤニヤできる関係性ですね。
賢くなれる、サクサク読める、ニヤニヤできる!三拍子そろった『狼と香辛料』をこれからも読み続けたいと思います。全17巻がんばるぞー
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教会が異端を追い出そうとしている横で行われていた
そこ独特のお祭り。
それこそが、異端を祭ったもの。
気がついたら荷馬車内に見知らぬ娘。
しかも古風な言葉遣い。
しかも人、ではない。
突如言われたら、当然混乱して疑います。
ここで、はいそうですか、と適当に疑って信じたら
ご都合主義以外の何物でもないですが、そうはならず。
話がすごすぎる…というか、スケールが
でかいような中ぐらいのような…。
人の欲望ぐるんぐるん、という感じです。
このヒントだけで、よくここまで分かるものだ、とも。
それが商人になる、大事な事でしょうか?
すべてが揃って、動きだした時の
スピード感が半端ないです。
しかし娘さん、食べすぎ。
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昔アニメでやっていたなぁという認識のもと、図書館で手に取る。セリフの部分だけ読んでいけば、内容はサクサクわかる。
ホロのしゃべり口調と、見た目のギャップがなんだかいい。商人としての立ち位置をを活用した日常ミステリー?
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経済学を正面から取り上げた、異色のライトノベル。
…という触れ込みらしいのですが、そこはあまり気にするポイントじゃない気がしてきました。あくまでも甘酸っぱな恋愛物語。ほのかに香る毛皮や欲望渦巻くトレニー銀貨も面白いけれど、やっぱり2人の生き生きとした描写があってこそ、のヒット作ですね。
それにしても、タイトルの由来はなんとも絶妙です。
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主人公が職歴7年の行商人、年齢25歳というのが、昨今のこの種の小説からは異色とも逸脱とも言える存在である。勿論、ヒロインは「神」と目され、年齢数百歳だが姿形は少女のそれという点は、お約束を踏んでいるのだろうが…。
そして、いわゆるバトルではなく、大航海時代の欧州の如き、中世から近世と符合する世界観における、商人間のやり取りで展開していく。もちろん、現代の法治国家下の商人像とは程遠く、荒くれ集団とも計算高い集団ともいえるが…。
かような異色な主人公、世界設定、物語の構図だからこそ興味を惹かれるファンタジーだ。
第1巻は為替、国家内の関税。あるいは貨幣改鋳に伴う利得と、権力機関から引き出す特権等々、なかなか目を引くギミックを用いて物語は展開していく。
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神様ですら勝てない「寂しさ」というものに、私たち人間がどう太刀打ちできるというのだろう。
名前だけは知っていた作品でしたが、やっと読みました。
なかなか落ち着いた雰囲気の作品。すでに古き良きラノベの域なのかもしれない。
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行商人ロレンスと賢狼ホロの二人旅を描いた作品です。中世ヨーロッパ的な世界観で繰り広げられる”経済”をテーマにした戦いが特徴で、これまでにない感覚のライトノベル。この作品を読めば商人ってすごいと思うはずです。ドラクエとかで最強の職業は商人なのかも(笑)
老獪な話術と「わっち」口調なホロもヒロインとして魅力的ですね!ロレンスがホロを見捨てなかった時や、それに応えてホロが真の姿を現す場面はかっこよかったです。
最近のラノベ特有の、ゲーム感やハーレム、主人公が異常に強かったりひねくれていたり・・・などは全くない。
読んでいて古き良きラノベだなぁと思える、温かみとワクワク感に満ちた作品でした!
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当時はものすごい評判がよかったのをやっと読了。
今ならもう、フォロワーというか、経済を題材にしたファンタジー小説もちょこちょこあるのでそう珍しくもありませんが、出た当時に話題になったのはよくわかります。
少ないキャラクターで物語をまわしていて、経済という入りづらい内容を他の要素で複雑化していないのがよかったんでしょうかね。
一人は神様とはいえ、主人公 に特殊能力が(あまり)ないのも、よい設定だと思いました。
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図書館で。
名前だけ知っていたラノベを読んでみよう期間。
ファンタジー世界で世界を救ったり魔物を退治したりではなく、商業で成り上がって行く感じのラノベって確かに切り口が違って面白い。麦に宿る狼(の精?)とかそれなりにファンタジー要素はあるんだけれども。
とは言え宗教とか文化とかが今一つ腑に落ちない感じなのと、賢狼と言うほど彼女賢いかぁ?という辺りでう~ン、という感じ。正直、毛皮の商談はあのやり方では次は無いな、と自分なら思う。例えば今年の冬はいつもより寒さ厳しそうだから需要が高まるとか、街の流行だからとか、人間が見逃している狼神視点の何かがあればナルホド~と思えたと思うんだけどその辺りが少し残念。
これから彼らの二人旅が始まるって感じの終わり方ですね。まあ、続きはいいかな。
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行商人ロレンスが出逢った少女は狼の耳と尻尾を持っていた。彼女は自らを豊作の神ホロと名乗るのだった。
21世紀のラノベを読んでいこうと、今更ながらにアレコレと手を出しています。
中世ヨーロッパを模した世界を舞台にしたファンタジー。さて主人公は? 伝説の勇者の血を継ぐものでもなく、戦士でもなく、魔法使いでもない。商人が主人公と知り驚きとともに興味も膨れ上がりました。商人が主人公で如何にして冒険活劇を盛り上げるのか。商人であるという設定は活かされるのか。
読み進めていくと商人だからこそのストーリー展開に、商人だからこその思考と選択、そして商人だからこその危機と回避がありました。まさに商人冒険譚だったのです。
そこに神の化身のホロが話に彩りを加えてくれます。ロレンスよりも長い時間を生き、賢狼と自称するように頭の回転も早いホロはロレンスを翻弄するようなこともあります。でも長い時間を生きてきたホロは、それだけ長い時間の孤独を抱えてきたということ。ロレンスと出逢うことにより、対等に寄り添える相手がいることの安心感を得たのでしょう。その辺りの描写も巧く、これからふたりの関係性がどうなっていくのか楽しみになりました。
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1巻目。
行商人ロレンスが、狼美少女のホロと出会い共に北のヨイツまで行く話の始まり。
本シリーズのタイトルは今巻だけで終わるならまだしも、
何冊も続くと考えるとこじつけ感がする。
この物語の終わり頃にはロレンスは香辛料の香るいい商人になっているのかな。
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経済小説だったんですね。賢狼ホロのわがままを聞きつつホロに助けられるロレンツの商人旅の物語。甘酸っぱい話でした。