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以前雑誌に掲載されていた対局日誌の傑作選。
羽生・森内・佐藤のデビューから20代前半までの模様が書かれている。
実は、対局日誌のハードカバーを持っていたのだが、ある事情により紛失したため、このような本を期待していた。
あとがきの文章が非常に印象的だった。
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自身プロ棋士である筆者が書く解説文すら高度すぎて全部を理解することはできないのだが、羽生ら世代の台頭とそのすごさは十分に伝わってくる。
高段者にはより楽しめるのだろう。
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羽生のプロデビューから続々と現れる同世代の天才たち。当時の観戦記はまだ彼らに対して懐疑的でこの後20年も将棋界に君臨する世代になるとは思われていなかったことがうかがえた。それから時が経ち、未だに順位戦上位、リーグ戦、決勝トーナメントの常連ではあるがタイトルに絡まなくなってきているのも事実。そして今は20代の棋士が羽生に挑むという構図が続いている。この辺りはやはり諸行無常である。20年後にこの世代が台頭してきた観戦記を読めたらまたこの本のように当時の雰囲気を味わえるのだろうか。