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なんやろう、グイっと引き込まれて一気に読ませるけど何も残らなかったという。それもひとつの魅力なんかな。事件にまつわる週刊誌の記事を読んでたかのような、そんな印象。
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一気に読んでしまった。そして小説は2種類に分類できると思った。「海賊の娘」のように、じっくりと舞台や登場人物を理解したいと思う小説と、「緑の毒」のようにただ展開だけを追ってしまう小説と。
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ううう、気分が悪い。読後感というか読んでる間ずーーーっと。
女性の家に忍び込んでスタンガンで気絶させて薬を使って眠らせてレイプとか。。。小説の中の話とはいえ、一人暮らしが怖くなってきた。
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時間の無駄だった…。セレネースが緑色なんだよね…きっと。その説明、書いてあったかな? ま、いいやぁー。
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ふーむ、セレネースか、その手があったか。
でもデジカメにそのままデータを残しておくだなんて、ツメが甘いぜ。
これはイマイチ。
せめてもっと興奮させられたかった。
こんなんじゃワイの股間、ピクリともせえへんのやで!
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本作のタイトルは『緑の毒』だが、あまり毒は感じなかった。
開業医の川辺は妻の浮気に嫉妬し、水曜の夜に街に出て女性に乱暴を繰り返す。彼の言動は身勝手の一言で同情の余地ゼロ。一方、被害者女性たちはインターネットで繋がり合い、川辺に復讐することを誓う。最低のクズ男に桐野姐さんがどう鉄槌を下すかとわくわくしていたのだが…
重いテーマを扱っている割には展開・登場人物の心理描写ともに何だか他人事のような軽い感じが否めない。終盤の展開に至ってはまるでB級コメディを見ているようで失笑した。私を含め、ある意味破壊的なダーク桐野を期待して肩透かしをくらった読者は多いのではないだろうか。
漫画のキャラクターのような登場人物も出てくることだし、あえてライトな感じを出そうとしたようにも読めるが、それが成功しているかというと微妙だと思う。
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桐野先生に以前「グロテスク」という作品がありましたが、これにも「グロテスク」ってつけてもいいんじゃないでしょうか。それくらいグロいです。
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初、桐野夏生作品。
読みやすい文章。
だからか、テーマが重いわりにさらーっと終わっちゃったような印象。
加害者、被害者の精神や感情のどす黒い陰鬱な空気はまさに人間を蝕む毒。
濃度や種類は違えどその他の登場人物の中にもそれはあって、自分や周りの人間の中にも希釈された毒が漂ってるのかも。
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ちょっと切れ切れの印象を受けた…と思ったら、実際に切れ切れに書いていたようです。
桐野氏らしい、どろどろとしたお話。
というか……どろどろしすぎちゃったかな。
趣味(?)で女性の一人暮らし宅に忍び込み、昏睡レイプを繰り返すクソみたいな医者が、結託した被害者たちによって復讐されるお話。
個人的には、昔の共同経営者だった友人(郷里に戻って周囲のプレッシャーの中、地元の総合病院の院長をしている)のその後のほうが気になるけれど。
お話のテーマがテーマだけに、読後感はアレです。でも、読後感を気にしていたら桐野作品は読めない気もする。
私的な意見としては、こういう悪質な性犯罪者はちょん切ってしまえばいいと思ってるんですけども。
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桐野夏生さんは、期待を裏切らないなぁ。
相変わらずグイグイと読ませます。
最後の展開は、やや急かなとも思えたけど。
その後の川辺夫婦はどうなったのか、もうちょっと読みたいところで、エンド。
うーん(笑)
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連続レイプ犯の心理状態と被害者の行動をリアルに描いています。
レイプ犯が主人公?主人公の浅はかさに辟易し、ちっとも同情できなかったので★三つで。
医者の割には頭が悪いんだな、とか、男ってどうしようもないなと思いました。
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めちゃめちゃ面白かったです!人間の観察眼がすごいと思う。医師が犯罪にいたる経緯も、被害者が憎しみからする行動も、人間の悪感情の描写にひきこまれる。最終章、登場人物たちのふっきれ感が痛快かつ爽快でした!
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終わりが気に入らない!!
それにつきます。
なぜこんな重苦しいテーマにあの軽~い終わりなのか。
不快極まりない犯罪シーンに耐えた読者にそんな子供だましなご褒美でいいのか!?
まあ、文句言ったものの結構引き込まれて読みましたがね。。。
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非道な行為をする人間も小説家の前では一生活者である。暮らしがあり嫉妬があり趣味がある。分かり合えない人間なのは罪を犯さない人間も加えて、この世のすべて全員だ。その愕然とする事実を小説家は引き受けなければいけない。
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続きが知りたくて、どんどん読む速度が上がり、一気読みした。被害者達の事を書いた章では、胸が痛む程辛かった。川辺をあそこまでの凶行に走らせたのは、周りの環境にもあるので、最後、妻カオルとどうなったのか、もっと知りたかった。妻カオルにも、ガツンとなって欲しかったが、敢えて描かないのは、それが現実なのかと思った。