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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
電脳世界と現実世界との戦いといえば、デニス・ダンヴァースの「天界を翔る夢」を思い出すが、その設定から一切のシリアスさを取っ払って、娯楽アクションに仕立てたのが本作であり、アニメにはちょいとうるさい私に言わせれば、「マクロスのパクリか!?」と突っ込みを入れたくなる話。
とはいえ、娯楽作品としては文句の付けようのないところで、人物設定といい、話のテンポといい、余韻と言い、文句の付けようはないです。
一気に読んじゃって下さい。そして気分爽快になっていただければ良いかと。
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アニメのノベライズ。多分、アニメを正確に、忠実にノベライスしたと思われる。
まあ、分かりやすい話。
ただ、これを「サイバーパンク」というには逆境と我慢と浪花節が足りないと自分的には判断。ま、サイバーパンクなんて人それぞれだ。
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ナノハザードにより人類は地球を捨て電脳社会を作り上げた。そこに死はなく、あるのは一人一人に割り当てられた限られたメモリ。
その電脳社会に地球からハッキング攻撃が仕掛けられた。マテリアルボディを与えられ調査に向かった。
ストーリーなどはよくある設定。それだけにキャラクターに魅力がないと面白みに欠ける。おそらくこの作品はアニメで見た方が面白いと思う。
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えーと、アニメ画面を実況したんですか?みたいな。
うーん、ノヴェライズってもっと違う概念だと思うんだよね。アニメのプロット案ならこれでいいんだろうけれど、小説として作品化するなら、しかも、ハヤカワがサイバーパンク復活の狼煙上げとしてもてはやすなら、この薄さはないでしょ。いや、「長編じゃないですよそんなものアニメの尺に合いませんよ」という気持ちは分かる。でも、虚淵原案にはアニメの都合で削り取らなきゃならなかった部分が多々あるような話を水島監督がしてるし、そういうものをむしろふくらませて、ハヤカワ基準で1,000円超の厚さになるページ数にしてこそ、描けるモノがあるんじゃないかなと。
まあ、イーガン的な電脳内社会においても資源の有限性に伴う問題点が多々あり(でも、なら何で新しい世代を?という矛盾に答えてないぜ)楽園は楽園じゃない、ってネタは単純なだけにひっくり返した時に、映像作品としては面白いはずなんだけど、小説だと「あーあーそういうのあったねー」で終わっちゃうんだよね。あと、シンギュラリティ云々はこれなに?皮肉?まあ皮肉なんでしょうね。フロンティアセッターを目の前にして喋ってるんですものね。
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クリスティンという同期、アンジェの過去が少しだけわかります。
もっともどうしてそこまで執着するかは、彼女が着任してからの話を読むしかありません(前話。
楽園追放とは、言葉の意味を深く考える作品かと思われます。
昔からあるテーマなのですが、自我のある機械は人なのか。データベースにある電脳体である人間なのか。
荒れ果てた地球と、寿命がなく監視されたディーヴァはどっちが楽園なのか。
まぁそんな難しいことはさておき……。
アンジェと3幹部の会話ですが、
どちらも正しくあり、間違いがある。
可能性に怯えるものと、その先を考えるもの。
非常に人間臭い。
制限されたメモリは疑問に思います。出来上がってしまうと、拡張できないのかな。そこらへんは憶測で考えると、幹部の言葉にあるように管理できない問題かな。
やり方はあるとは思いますが、現状維持。悪くも良くもしたくないのが本音か。
ディーヴァ内に問題があれば、対処するけど、あくまでそれは破壊されるとかの危険から守るということ。
保全。
システムっぽいが、やはり人間らしくもある。
【楽園より追放を意味していた】
小説にするとここが書きたいメインになるんだろうな。
本だから出来た部分が多いなぁ。またこの独自内容があれば、評価が違ったかもしれない。
特にクリスティン以外のキャラクターがどうして彼女を追わなかったなどの理由付けが小説のほうが強い。
映像の方は、普通に攻撃されてもおかしくない。
あとはつながりがなく、お前ら仲間じゃないのと不思議に思うくらいだった。
海から始まり、海に終わる。前の話も海がある。
電脳の海とか言うけれど、そういうのからかなぁ。
映像を見て、この小説を読むと、ようやく楽園追放の7割くらいを理解できそうな気がする。
残り3割は前章。
とはいえ、この小説だけだと物足りなさが強いかなぁ。
実際映像を見てから、読んでいるから動きとかが頭のなかで勝手に動くし……。
他のキャラクターがどうしているかもっとあってもよかった。
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BDを見た後で読んだので、話は全て知っていたがとても楽しめた。
BD版との大きな違いは同僚のクリスティンとの関わりが書かれていたこと。
ディーバの人との交流はほとんど映像にはなかったので、少し違うアンジェラの一面が見られた。
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ライトノベルってことになるんだろうが
それでもなかなかいいな。人類、人類の成れの果てたる仮想社会に生きる人格、そして完全なAI。
この三者三様のストーリーがなかなか楽しい。設定は無茶が多いけど、シンプルなので良い意味で割り切って楽しめる。
願わくば、三者三様のエンディングが欲しかったな。
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虚淵玄原作のニトロプラスの3Dアニメ映画のノベライズ。いくつかある派生作品のうち、本書は映画のストーリーをそのままノベライズしたものらしい。ハヤカワ文庫にマッチするSF的設定と美少女、チョイワルなヒーローは良いが、ラストの戦闘シーンが読みにくくて仕方がなかった。ロボット戦闘シーンものはアニメに限るね。文章で描かれても頭に入ってこない。ストーリーやキャラクターは普通レベル。遊びのシーンがないために尺が短く思える。
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映画は見たことないけど、八杉将司なので読んでみた。
あんだけ大規模な電脳世界作れる連中が地球の反対側にあるからって何百年も見過ごすかなぁ……とちょっと思った。流石にあのAI一体だけであそこまでするのは無理なくない?とか。結局バックアップとかのメンテナンスない状況でアンジェラ生きてけるのん?ていうか、任務用って事はある程度寿命とか決められてると言うか、
そんな長いこと持たない気がするんだけどあのボディ。ていうか、電脳世界で鍛えたからってマテリアルボディも格闘技の名手になるとは限らないんじゃないの?筋力とかの問題でさ。実際早めに成長切り上げてるんだから成長度合い足りずにリーチ狂いそうな気もするけど。
結局そっちにつくのね…。宇宙船に乗って宇宙へ飛び出すかと思ったけど。普通のSFならまずフロンティアセッタールートよね…。あの未成熟なボディでどんくらい生きられるんかねぇ。子供産めるの?ていうか、イラスト見る限りかなりおっぱいでかい気がしたけど、あれでロリいの?
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個人的にはアニメの鮮烈さにも負けず劣らずの出来だと感じた。文章は文学好きの私にとっては簡素なものにも思えるが、説明が有難い。ただ本書のみを読んで満足するのも勿体ない話である。是非アニメの視聴をオススメしたい。
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図書館で。この頃映画になったなあと借りてみました。面白かったですが…電子世界に移行した住民って女の人が多いのかな?とかそこが素朴な疑問でした。そして演算機の中で施行する意識という生命体なら別に宇宙に行ってもいいんじゃなかろうか、とかメモリー容量が定められているなら新たな住民とか必要ないじゃなかろうかとか色々思いました。大体、生殖しないならユニセックスでも良い気がしますけどね。
ともあれ。敵かと思っていた存在が結構良い人で拍子抜け。だったら最初に降りてきた機械、鉄くずにする必要もなかったのではないかとか思ったり。あ、逆探知されてるからダメなのか。そして体力的には選べるなら男性体で降りてきた方が良かったんじゃないのかなあとか色々思いましたがアニメだし。可愛い女の子居ないと絵面的にタメなんでしょうね。
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楽園から落ちた少女が見たものは。
ストーリーは「FF13」に似てる。
異なるのは、人類が肉体を捨てて電子化し、電脳世界を楽園として生きている点。ありきたりなようで新鮮だったから、アニメも是非見てみたい。
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いくつか気になるところはあれど、少しうるっと来る程度には良い作品だった。
完全な三人称視点(いわゆる神の視点)かつ描写が淡々としているので、ノヴェライズする意味があったのか疑問を感じる。アーハンの語源が分かったのは良かった。そういう設定とか、風景描写をもっと盛り込んで欲しい。
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同名の3DCGフルアニメーション映画のノベライズ版。
内容は、一部エピソードが追加されていたり、シーンが微妙に変わっているだけで、映画版と同じもの。映画鑑賞後、映画でのシーンを回想しながらストーリーをもう一度なぞるには良いかもしれない。
映画と本書、どちらが良いかは、比べるべくもなく、映画を観るべき。本作の見所は、やはり圧倒的迫力の3DCGフルアニメーションなのだから。
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同名のSF映画のノベライズ。
アンジェラの内面の変化やフロンティアセッターの細かい設定、同僚のクリスティンとの関係や会話が加えられているので、ストーリーにより深みが出ている。
アーハンは中国語だったとは知らなかった。阿羅漢でアーハン。