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マジック・シリーズ3作目。前作の二人を船上で結婚させた船長ラファエルは実は男爵の次男でイギリスのスパイでもあった。処女を凌辱する悪名高いグループの首謀者を突き止める使命を帯びて故郷に帰る途中で、双子の兄ドラゴ男爵ダミアンの魔の手から逃れようとしているヴィクトリアと出会い、彼女を救うために結婚する。というお話だが、最初から最後まで気に入らないことだらけで終わった。まず悪のグループを探るきっかけが村娘と間違えて貴族の娘を攫ったからというもの。身分がなければ問題にもされないという設定。そしてヴィクトリアと結婚すると同時に彼女の遺産を相談もせず好き勝手にしたこと。彼女の気持ちを傷つけたのに気にもしないこと。グループを突き止めたのに首謀者以外、お咎めなしにしたこと。散々主人公二人を陥れようとしたダミアンをあっさり許したこと。何もかもなんでやねんと言いたくなる。納得いかない。2014.11
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マジック・シリーズ3。船長でスパイとして登場していたラファエル・カーステアズが引退し、ヴィクトリア・アバーマールの遺産相続に関わる逃亡に出会って…。
毎回、独善的なヒーローが登場するコールター作品だが、今回のラファエルは魅力より欠点の方が目につく。ヒロインがどこに魅力を感じたのか解らない。嫌いになる理由ならいくつも出てくるのに納得できない。
ラファエルの双子の兄が何故大金が欲しかったかもはっきりしないし、レイプに加わった面々がお咎め無しなのにもスッキリしない。不完全燃焼な作品。
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
両親を亡くしたヴィクトリアは、彼女の体を狙う後見人のもとから逃げ出そうと決心するが、ふとしたことから自分が莫大な遺産の相続人であるのを知る。後見人の狙いはこれだったのね。ロンドンの人混みにまぎれようと、向かう道中でごろつきに襲われたところを助けてくれた男性の顔を見て驚愕した。やっと逃がれた後見人にそっくりだわ!一瞬戸惑ったものの、別人だとわかり、その温かな人柄と男性としての魅力にいつしか惹かれていく。だが、彼女は彼の正体を知るよしもなく…。
ヒストリカルのマジックシリーズ。
双子の設定はヒストリカルは珍しいかな。レディ・ルシアもきれいにまとまり、3部作終了となった感じ。
ベスがとってもかわいかったです。
料理の下手な料理人にはうけました。
この時代、料理人は料理上手しかいないもんだとw
Moonspun Magic by Catherine Coulter