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宮部みゆきのベストセラーです。
ルポルタージュ風に描かれているのも新鮮でしたが、事件に関連する一人一人がまったくのかかわりがなく、その事件を中心とした放射線でしかないところが、その手法によって、よりよく浮かび上がっていました。
また、事件の真相に迫るたびになるほどとうならせられます。
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何故その男が指名手配となったか。その一家を殺したのはその男なのか。その男は一家を何故殺したのか。被害者とどういった関わりがあったのか。何故その男は目撃されていたか。その一家は生前どんな一家だったか、同じマンションの住民達はその一家をどのような一家だったかと証言しているか云々、普段日常では気づかない小さな、事。その小さな事と事の繋がりを確かめさせてくれるような奥深さと因果関係。ドキュメントタッチだからこそのリアルさ。何十人にも及ぶ登場人物の一人一人が何故か身近に感じました。
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すごく読み応えがあって。。
たくさんの登場人物が出てきてそれぞれがつながっていく様子がすごく痛快だった。。
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ミステリ要素の方を期待して読んでしまったので、個人的にはいまいちだった。映像で見た方がなるほど、いいのかなぁ。
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設定も面白いし文章も当然ながら巧いが、ドキュメンタリー的手法が肌に合わなかったのか個人的にはそんなに面白いとは思わなかった。犯人や動機、経緯もあんまり腑に落ちず、登場人物がどうも作り物めいて見えた。(そもしも作り物だけど…)
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勿論フィクションなのですが、読んでると本当にノンフィクション・ルポを読んでいるような気持ちになる一冊でした。
この小説は朝日新聞の夕刊に当時連載されていました。子供だった私は毎夕楽しみに読んでましたが、まとめて読めないのでイマイチどんな話か解らなかったように思います。
大人になってから単行本で一気読みしたときは、新聞連載だった小さい頃の記憶も相まって、本当の出来事っぽいなぁと感じたのでしょうか。
場面が飛ぶ、どんでん返し。
私は宮部作品はミステリっぽいモノしか読まないのですが、ものすごく彼女らしい作品だと思います。好き嫌いは別れますが読み応えはばっちり。秋の夜長には特にいいと思います☆
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直木賞受賞作。やっと取ったという感があるが、なぜこの作品で?というのも感じるところ。
直木賞を狙って書いたのかな?手法が懲りすぎていて、肝心の話の展開が弱い気がする。もっと受賞する宮部作品、他にあると思うんだけどなー。
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話的には〇。でも、中盤をもう少し縮小する事も出来たと思う。これでは読む人が途中でうんざりしてしまうかも(^_^;)
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久々に読書の習慣が復活したきっかけになった本。大きなどんでん返しなどはないけど、じっくりと時間をかけて少しずつ事件の全貌が明らかになっていくので、読み応えはかなりあり。
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初宮部みゆき。東野圭吾に慣れていたせいか最初は文章が読みづらかったけど、読み進めていくうちにはまった。殺人そのものより、人間の裏の部分というかそういうところが怖かった。
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疲れた…。最初のほうはあまり話についていけず、??という感じだっけど、途中からなるほど〜とスラスラ読めました。今の時代背景とうまく絡んでいて、いつ身の周りで起きてもおかしくないと思い怖かった。登場人物みんなが悲しくて。話的には火車のほうが好きです。
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宮部みゆき初めて読みました。正直かなり読むのに時間がかかってしまい・・あまり読むことのない部類の小説だったからですかね。 足首にどっぷりとつかる様なリアリズムと少しの恐怖 現実への再認識 それらをはっと気付かせてもらいました。
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サスペンスの面白さを知った作品。これからサスペンス本が広がっていった。登場人物多いけど、順を追えばさらりと読める。 映画は面白くなかった。
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ドキュメンタリー風の部分といつもの宮部みゆき節が交互に出てきて、私としてはちょっと読みづらかった。でも「家族」とは、「家」とは何なのか、考えさせられる話です。
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ひとつの事件にはこれほどにも多くの人がかかわるんだな、と。
宮部作品は大きなひとつの物事をいろいろな方向から捉えていく趣向が好きです。
最後に全てがつながったときいいようもない興奮に襲われる。
これは大林宣彦監督によって映画化もされてるので文章読むのが苦手な方や、時間軸や流れが捉えづらい方はそちらをどーぞ!!
ひとつの事件には遠くでも近くでもいろいろな人の感情が渦巻いてる。
豊かになってモノがあふれてる世の中だから人間の心のどこかにひずみができてしまうのかな。
作品の中で最後の小糸孝弘くんの言葉、だれか答えられる人はいるんでしょうか???
もちろんミステリーとしても2重3重になぞが張り巡らせられていて複雑。でも途中で投げ出したくなるどころかどんどん読み進められる。
今まで長編を敬遠してた方も是非!!