紙の本
読みやすい小説だと思う
2020/10/14 07:05
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章自体は読みやすく、スラスラ進んでいくだろう。ただし、いっきに読まないと場面がわからなくなる。どんな小説でもそうだとは思うが、間をあけると思い出すのが大変である。本書に注文を付けるとしたら、登場人物のまとめを小説の最初のページなどに置いておいてほしかった。
登場人物について、まず、仁科真由那という(元恋人というべきだろうか)美貌ある人物よりもそれまでにいない不思議な子である皆見みな美に惹かれたということであればわかる。しかし北斗はみな美というよりもスターローズクォーツという石に惹かれたのだろうか。北斗の気持ちがどちらであるか読み取れなかった。というよりも最初は石に興味があったのが、次第にみな美へと目が向いて行ったのだろうか。北斗は芸術家だから、常人とは違うのだろうが、また、真由那の北斗に対する思いからジュエリーの世界に入ってくるような、これまた甘い人物でありながら、途中からこの世界で認められることに燃えていく変わり身を起こり得ることだが、本来それまでの真由那の送ってきた人生(名門の家の出で付属から名門大学に行くようなお嬢様)から少しずれている部分はある。また、是永学長代理については、主人公の北斗目線だけで描かれていたのでフェアではないのだろう。北斗は嫌悪感を抱いている相手なので、なんとなく悪い印象を持つかもしれないが、他の人物視点で描かれたとしたら、おそらくもっと好人物だったのではないだろうか。
一方で、このように混乱してしまったのは、いっきに読まなかったからなのかもしれない。話は単純なものでなく、様々な登場人物の思惑などが絡み合っているものだ。こういった複雑な構造は評価できるし、面白いのだろう。読みやすい文体であることが良かった。
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ジュエリーに関わる世界、それも教育過程のことが知りたくて読んだ。
ジュエリーに関するごくごく基本的なことは、分かったような気がする。
ストーリーは。。。「花岡祭」に向けて、生徒たちがぶつかって、葛藤して、成功していく、と思ったら、教員たちの振り返りでバサっと終わらされてしまった。
みな美が隠していた家族の秘密も、北斗、みな美、真由那の関係も、よく分からないまま解決?
身売りの危機にあるジュエリースクールを救うため、教員と学生たちが立ち上がる、とあるが、その辺りも深く掘り下げられてなかったから、本当に危機的状況なのか、全然伝わらなかったなぁ。
期待していただけに、残念な終わり方だっ。
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ジュエリー 宝飾品に興味はないけれど制作過程は面白いかもと読んでみた。制作過程は面白かったけれど、ジュエリースクールの学生や先生にそれほどのめり込めなかった。やっぱり縁のない世界だったかも。
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先月だったか、書店に平積みになっているのを見つけて全くの気まぐれで買った一冊。
もともと宝石関係のウンチクが好きなので、その意味ではそこそこ面白かったけれど、物語や登場人物の描写は薄っぺらでグダグダで面白くない。不思議ちゃんなヒロインの成育歴はおおよそ見当がつくというものの、詳細説明を最後の4ページで済ませるというバランスの悪さは何とかならなかったものか。名前しか登場しない校長先生の事情についても、しかり。続編狙いなのか?
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図書館の本。
ジュエリースクールに通う学生達の話。
売って売って売りまくるためのジュエリーを目指す。
おじいちゃんに習った御曹司。
研磨が職人レベルの不思議ちゃん。
憎まれ役の学園長代理。
などなど。
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話の展開が散漫で、気が散りました。二人の出会いとか関係性や元カノやらは、のだめカンタービレそっくりですけど、それはアリなのでしょうか?あと、ある程度ジュエリーに知識がある人じゃないと読みにくそう。
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プルーフ本を頂いたので、とりあえず読んでみる。
主人公および登場人物のほとんどが、金持ちの息子・娘なところが鼻につく。
話は軽くて、サラッと読めるけど、何も残らない感じだ。
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和田さんは宝石が好きなんだなぁ、とは思うが、それだけ。登場人物全員のキャラが濃すぎて食傷気味。そのわりにあまり掘り下げられておらず、拍子抜け。
現代ものはあまり得意ではないのかなぁ。
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宝石版のだめカンタービレ。
読みにくくて戸惑った
盛り上げ部分もよくわからないし、過程が大事だけどそりゃないよ、というぶった切り感がありますね
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なにげなく、読んだ本。なんかよく解んないんですけどね、今時の若者の話?特別変わった世界だとは思います。しゅじんこうも、変わってるし。