投稿元:
レビューを見る
「枕草子REMIX」を読んだことがあって、あちらは「わかるー」とか「昔も今も変わらないんだねえ」なんて共感しながら読んでましたが、こちらはそうはいきませんでした。
男と女の違い? 時代のせい?
兼好さんがもう「うるせえジジイだな」としか思えませんでした。
たまに入る清少納言さんとの対談がおもしろかったです。
投稿元:
レビューを見る
兼好は渋好みで、わざとらしさが嫌い。意味のないおしゃべりや自己顕示も嫌い。
そして女、子供も嫌い。
そういうのは徒然草を読めば誰しも分かることだけれど、酒井さんは、「ほんとは女も嫌いじゃないんでしょ、自慢もしたかったんでしょ」とまぜっかえす。
時には清少納言まで登場させて。
大上段から振りかぶっちゃって、これだから男は、って口吻を感じる。
読み口軽く、気楽に読める。
巻末の徒然草の旅、双ヶ岡がそんなさみしい場所とは知らなかった。
つれづれ最中、ちょっと興味が惹かれる。
投稿元:
レビューを見る
徒然草リミックス
「あはれ」…「哀れ」悲しさ、寂しさ、憐憫
「天晴れ」 同じ語源
【三省堂】新明解古語辞典
上代・中古にはその表現領域がかなり広く、後世、悲哀感に傾いていく。それに合わせるように、力強い感嘆や賞賛には、促音化した「あっぱれ(天晴れ)」が用いられるようになった。
兼好と清少納言の仮想対談という発想は面白かった。欲を言うなら、鴨長明も交えて三者の仮想鼎談が見てみたかった。兼好と長明は、それぞれ、ようきゃ、いんきゃというキャラで差別化する。
「ではなかったか」おばさん
「をかし」と上矢印、「あはれなり」を下やS印と定義している点は面白かった。
投稿元:
レビューを見る
文体のタッチが軽く、楽しんで読める。どうも兼好法師という人は俗世を皮肉に見ていたそうであるが、その辺の解釈の仕方が酒井氏の巧妙なタッチで面白く描かれている。この巧妙さは読み手を飽きさせないので、著者のファンも多いこともうなずける。
投稿元:
レビューを見る
清少納言と、兼好法師を対談させるなんて!
なんて、素敵な組み合わせ。
私は、「知らんけど」が興味深かったな〜。
地方出身者なので、知らんけどに振り回されっぱなしです。