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幸せは、なるものではなく、感じるもの 一息に生きる35の「禅の知恵」
このタイトルを含む、禅の知恵を35項目にわたり、わかりやすく解説してある。
生きるためのヒントであったり、考えを深めるための言葉が紹介されている。
禅における言葉が、かなり噛み砕いて説明してあるので、勉強になった。
『幸せは、なるものではなく、感じるもの』と、人にアドバイスした直後に本屋で見つけたので、何かの縁と思い購入した。
多くの示唆や安らぎに満ちた言葉の多くに癒された。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
比べず、縛られず、とらわれず、奇跡のような毎日を懸命に。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
枡野/俊明
曹洞宗徳雄山建功寺住職。庭園デザイナー。多摩美術大学環境デザイン学科教授。1953年神奈川県生まれ。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動により、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年には『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」選出される
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【目次】
第1章 いっさいは心の現れ ―美しい「心」を育てる言葉
・不安や心配事とは、心がつくりだすもの
・誰も、何も、もってはいない
・あなたを縛っているのは、あなた自身の心です
ほか
第2章 共に育み、共に育つ ―豊かな「人間関係」を育てる言葉
・苦しみも悲しみも分かち合えるものです
・一度の出会いさえ、心に刻みながら生きるのです
・縁は平等に訪れています
ほか
第3章 今、この一瞬を生きる ―柔らかな「人生」を育てる言葉
・人生の道のりは、同じことの繰り返しです
・ありのままのあなたでいいのです
・曖昧さの中に安寧は宿っています
ほか
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幸せというのは、「なる」「ならない」というものではない。それは、自らの心が感じるものです。
幸せに「なる」というのではなく、幸せは「感じる」ものです。
幸せはみんなの傍に寄り添っている。
もしも「自分は不幸だ」とばかり嘆いている人がいるとすれば、それは幸せを見つけることをしていないだけ。不幸の種ばかりをかき集めている。
比較からは幸福感は得られない。
物欲を解決させるのは、自分の心でしかできない。物欲の裏に隠れているのは「見栄」。
日日是好日 毎日が自分にとって良い一日に、なる!
一度の出会いを大切にするのも「一期一会」なら、いずれ付き合いは終わると考えることもまた「一期一会」。
悩んだら、もう一人の自分に聞くこと。
死が訪れることを意識することで、生きていることに感謝の気持ちを持つことができる。
心の強さとは、苦しみに背を向けないこと。
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「忘れては思い出し、思い出してはまた捨ててみる。人間の心とは、それくらいがちょうど良い塩梅なのです」こんなフレーズがとても印象的な著書でした。これは恋愛とかパートナーに対する気持ちとしても参考になります。相手のことをずっと考えているのはあまりいい状態ではないですからね。「傍らに寄り添っている小さな幸せを探す努力をしましょうよ」こんなフレーズも暖かい響きで好きになりました。
★本書の名言紹介動画を作りました
⇒https://youtu.be/wrkCqi9JS7k