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紙の本
夜の読書向け
2015/05/31 00:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒロユキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の方はわかりませんが、私の中で連城三紀彦=短編という公式が出来上がっておりまして、それはおそらく、かの名作『戻り川心中』を読んで以来の認識だと思います。
で、本作も流石と唸らされる作品が数多く収録されており、特にオススメするとすれば表題作か『代役』になると思います。
しかし、全体的にトーンの暗い作品が多く、通勤前やお昼時などに読むと話によってはテンションの低~い1日を過ごすはめになるかもしれません。
紙の本
9話の短編
2022/03/09 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれもサクッと読める短編集だが、各話よく練られた力作。表題作は最後まで息をのむ迫力がある。「戻り川心中」と並ぶ著者の代表的短編集です。
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不思議な感じの話
2019/03/08 23:09
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
復刊希望でよみがえったと言うだけあり、短編集なのですが、全てが読みごたえのある作品でした。全ての話で、最終的に驚かされてしまいました。
人間の怖さ、面倒くささ、わかりにくさなど、色々感じてしまいました。しかし、重い内容ではありますが、短編なので読むのもそんなにキツくありません。
かなりオススメ。
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さすがは
2015/09/21 21:27
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編の名手。
どの作品も素晴らしいのですが、特に表題にもなっている「夜よ鼠たちのために」は題名から最後の一文字までギュギュッと濃密に技巧を隅々まで張り巡らされている作品です。まずは一回読んで最後のどんでん返しに唸ります。そして二度目読み返してあちこちに潜まされている伏線に驚嘆してしまう。文句なしのミステリーです。
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連城ミステリーの原点
2015/08/13 11:44
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投稿者:btking - この投稿者のレビュー一覧を見る
長らく入手できなかった本書が復刊されたのは喜ばしい。『恋文』で直木賞を獲り、恋愛小説の名手と言われ、65歳の若さで逝ってしまった連城三紀彦だが、その原点はやはりミステリーにあったと再認識させてくれる傑作短編である。
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短編ミステリの精華
2017/07/16 02:32
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投稿者:クレメル鯰 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの短編もミステリとしてとても楽しめました♪
個人的には表題作が好きです。
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良作揃いですが、
2015/09/18 02:28
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
連城三紀彦さんが1980年代に発表した作品の中からミステリ作品を9編集めた短編集です。言い回しがやや古いところが少し気になりましたが、古き良きサスペンスミステリらしく、人情を強く感じさせる作品が多かったです。
情を感じさせるだけでなくトリックも巧妙であるという点では表題作の他に、「奇妙な依頼」「ベイ・シティに死す」なども引けを取りません。
ただ一つどうしても解せないのはなぜ最後の作品が「ひらかれた闇」なのでしょうか。良作揃いの本作の中で若干浮いているように感じました。
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エグみの残る短編集
2015/04/30 08:41
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんでん返しの短編集。
しかし、すっきり爽やかなどんでん返しではなく、のど元に少しエグみの残るような短編集です。
目新しさはないものの、まずまず面白かったです。
ただ残念なのが、最終話「ひらかれた闇」。
最終話は本の「締め」です、なぜこのイマイチ作品を最終話に持ってきた?