紙の本
“ナニー”に近い
2014/11/01 15:09
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投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔読んだ“パートタイム・ナニー”に近いものが感じられます。
金星特急とはテイストが違いますね。
私はこちらの方が好きかも?
ただ単にドタバタが読みたい気分だったところにピッタリ嵌った感じかもしれないですが。
狭い世界の島から抜け出したいと思った主人公は、顔も見たことのない祖父の兄からの日本語の先生という誘いで東京へ脱出します。
新しい世界へ飛び出していく花ちゃん、その先に待ち受けるものは・・・。
癖のある生徒たちや歌舞伎町という場所柄、ちりばめられた(笑い、一気に読んでしまいました。
終わり方が続きそうな感じなので、出来れば、続編を希望します。
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異文化・異種族が混じり合った結果、独特でエキゾチックな新しい秩序や奇妙な調和が生まれているかんじが、金星のわくわく感と通じるものがありました。リアルに世界旅好きらしい作者ならではのこの感じがとても楽しくて好きです。
重版も決まったそうですし、続編が出ると嬉しい。
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あはは^^面白かった。カオス状態のドタバタ冒険活劇?大運動会?この1冊でも十分纏まってるけど、これでさよならはチト寂しい。素敵な恋をするという主人公・花の本来の目的が達成されていないどころか、逆にかえってがっちりガードされてしまってる状態を、どう覆すのか?はたまた虎人様との攻防はどうなるのか?赤ん坊の名前は?続けようと思えば続くのだから、続けておくれ!
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「歌舞伎町に行って日本語教師になる」。親の猛反対を押し切って田舎から東京・新宿に来た女子大生・花。唯一のアテは謎の祖父・周蔵じいさんだ。住所を辿って行き着いた場所は新宿コマ劇場跡地、いまは「歌舞伎砦」という異名で知られるひび割れたコンクリートの魔窟だった。ぶんぶんうなる歌舞伎砦の中へ、猫耳の外人ホストに案内される花。砦は魑魅魍魎たちの巣窟で、海外から歌舞伎砦に流れ着いてきた各国の妖怪だらけだった。そして花を待ち受けていた語学クラスは、とんでもない事件が頻発して妖怪達の妖術合戦と化し、教室は大混乱。砦の秘密をさぐり、花は砦の主の元を目指す!
ファンタジー混じりの、だけど金星特急とは違い日本を舞台にした読み切り作品。シリーズ化は人気次第、ですかね?w
面白い設定だし花の気持ちがよく分かるだけに最後までどうなるんだろ~とハラハラ。私も華やかで少女漫画みたいな女子ライフを夢見た経験ありますんでね。オチがちょっと可哀想かなとも思う。周蔵さんじゃないし妖怪のジンジャーは相手にならないか。キャラクターはどれも個性的で良いです。花と直人のコンビもゆるいけど楽しい。ただ童貞捨てる云々にはびっくりしましたけどwちょっと最後はバタバタな感じだったし虎人さまの説得の仕方も雑だった気がするので、惜しい。この作家さんはやはりシリーズものの方が向いてる気はしますね。
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東京へ出るんだ!という強い思いを持って故郷を飛び出した花。しかしその行先の賑やかで恐ろしいこと。
楽しかった。一日しか経ってないはずなのだが何か月かも砦に居たような心地になったよ。ジンジャーを筆頭に妖怪たちが表情豊かにかわいく、また虎人様の如く恐ろしく。そういうところもまた楽しいところ。
花としては全然よくない終わりだけど、それはそれで楽しかった。頑張れ、花。健闘を祈る。
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「金星特急」が面白かったので、一般文芸レーベルで読めるのは嬉しいなーと喜んだのだけど、ちょっと期待外れだったな。
大風呂敷を広げすぎて、なんとか畳んではみたものの、ぐちゃぐちゃに…というような印象。
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大好きな嬉野さんの作品なら買わずにいられようか。
飛びついて買って、読んで、満足・満腹。面白かったー。
相変わらず、どこからこんな設定を思いつくの!?感満載で、ご出身の長崎と東京の対比も極端で笑う、笑う。
確かに最後は力技でまとめたな、という感じではあったけど、きちんと伏線も回収してたし、疑問はない終わり方。
きっと、もっともっとすごく書ける設定だと思うので、シリーズ化を大希望です。
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日本語教師の職が東京にあると聞き、田舎を飛び出した女子大生の花(はな)。歌舞伎町の外人ホストに催眠術をかけられ、廃墟寸前のビルに連れ込まれる。そこは魑魅魍魎たちの巣窟「歌舞伎砦」、外人ホストの本性は猫の妖怪だった。法外な高給に誘われ妖怪の日本語教師となった花を待ち受ける運命とは!?〈文庫書下ろし〉
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とても読みやすい。相変わらず変わらない。キャラが多いが、気になるキャラがいなかった。
前作が良かったのを引きずっている…。
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島のお嬢様が父親の反対を押し切って東京まで強行家出をした。
叔父を頼ってたどり着いたのが、歌舞伎砦。
そこに住み着くのは外国人に化けた妖怪だった。
日本語教師として呼ばれた主人公の本当の目的は!
色んなことが起こるんやけど、あまりハラハラドキドキしない。
文章のドタバタとは対照に、ふーん、って感じで冷静に読みきってしまった(;´∀`)
歌舞伎砦をネットで検索してしまった…(笑)
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うーん、うーん、なんだろなぁ。それで?と問いたくなる終わり方でした。なんか大人も大人なのに大人気ない年寄りが若かりし頃しでかしたことを若い世代に押し付けて、自分は楽しんでるっていうね。それになんで赤子が長崎弁なんだろ?
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新宿コマ劇場が妖怪の砦になっているというのがユニークな設定だ。グーグルマップで見ても、ぼんやりしていて、いわば治外法権の領域で、警察も手が出せない。九州の五島列島の久賀島の網元のお姫様の花が父親の反対を振り切って叔父周蔵周蔵の誘いに乗り、なんと妖怪の日本語教師になって仕舞うのだ。弟の直人もついてくる。初級日本語教室の妖怪たちはいい人柄のように見えたが、その日からたちまちとんでもないことが起こり始める。砦の頂上を目指して登っていくことになるが、奇想天外なことが待ち受けている。花姉弟、父母、妖怪たち、みんななかなか個性豊かで面白かった。結局、叔父周蔵がとんでもないやつだったのだ。