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うどんが食べたくなった。冷たいのではなく温かいうどん。心まで温まりたい。
斎場の前にあるうどん屋さんの話。お客は葬儀参列者。いろいろな思いを抱えたお客を迎え、送るうどん。
連続短編集かな?さくっと読める分、感動が足りないな。
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テレビドラマにすればいいのに。
日曜劇場とかピッタリ。
もうドラマ化前提で書いたとしか思えない。
でも視聴率取れなさそうだなあ…
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市営斎場が前に建ってしまったうどん屋さん。お客さんの殆どは参列者……それも亡くなった人とは近くもなく遠くもない微妙な距離の。中学二年生の淑子ちゃんの感じることや祖父母の応対に共感を抱く。おしゃべりも沈黙もその時々の意味がある。
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内容紹介
中学二年生の淑子は、市営斎場の真ん前に建つ祖父母の店の手伝いをつづけていた。ある日、父親の中学時代の同級生が急死、クラスで一番うるさい男子も暴走族の親戚が事故で亡くなり、通夜が行われることになった。やりきれない気持ちで暖簾をくぐる人たちがそっと伝えてくれる、あたたかくて大切なこと。
内容(「BOOK」データベースより)
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引き続き重松清作品。
人の死とは何かを重松清氏なりに子供にも分かる目線で描いた作品。
トクさんのやさしさにほろっと来たが泣けるほどでもなかった。
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うーむ。ちょっと合わなかったな。
読後しばらくして気が付いたのだが、たぶん説明が多過ぎるんだ。
若い人ならいいかも。
取り敢えず、頑張って下巻を読んでみます。
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斎場の近くにあるうどん屋さんでお手伝いする女の子と斎場を通して知り合った人々との出来事を通して成長していく。
人の死が関わってくるので、どうしても暗い雰囲気は拭えない。しかし、それぞれの話の中には、暗いだけでは済ませられない、心を打つ部分が必ずある。じんときました。
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色々と書きたい気持ちは多々有るのだが、ぐだがだと感想を述べるのがアホ臭く思えるくらいすっごくいい物語だった。
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相変わらずの重松清節に、心がホッコリ。
職人気質で頑固な祖父と、陽気でおしゃべりな祖母、そしてともに教師の父と母と、素敵な家族に囲まれた中学三年生淑子の眼を通した、人生の大切なことを気づかせてくれる物語。
なかでも、「トクさんの花道」は◎。
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相変わらず高度な文章表現力がある重松清さん。今回の主人公も中学生の女の子だが、テーマとしては大きすぎる「生と死」について「葬儀場近くのうどん屋」という視点から伝えてくることに斬新さを覚えました。最初は少し重いかな?とも思いましたが、読了後はいつもと同じ、心が穏やかな気分になります。下巻が楽しみです。
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中学二年生の淑子(よしこ)は、市営斎場の真ん前に建つ祖父母の店の手伝いをつづけていた。ある日、父親の中学時代の同級生が急死、クラスで一番うるさい男子も暴走族の親戚が事故で亡くなり、通夜が行われることになった。やりきれない気持ちで暖簾をくぐる人たちがそっと伝えてくれる、あたたかくて大切なこと。
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市営斎場の前に立つ祖父母が経営するうどん店『峠うどん』の手伝いを続ける中学二年生の淑子。
お葬式の後、様々な気持ちを抱えて峠うどんにやって来る人々。それらの人々から伝わるあたたかくてたいせつなこと。
個人的には第5章の『メメモン』のお話が一番好き。ひいおばあちゃんとの思い出を思い出したミヤちゃんの姿、電車の中でこの本を読んでいたんだけど、涙が止まらなくなってしまった。
十年後、二十年後、今と変わらないいつもがあるわけじゃない。今いる家族がいないかもしれない。そんなこと考えたくないけどそれが現実で、それが生きるということで、言葉では伝えられないけど、たいせつな想いを伝えてくれた物語だった。
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中学二年生の淑子が、祖父母が営むうどん店の手伝いを続けることで、学校では教えてくれない人生の大切なことを学んでいく連作長編小説。
味に自信があるのに、店は斎場の真ん前という設定が面白い。頑固一徹の祖父のこだわりはうどんだけではなく、人として生きる道にも厳しく、明るくおしゃべりな祖母の一言にも優しさと厳しさが同居している。あったかいうどんが食べたくなる、そして命の大切さを改めて知る物語である。
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中学生の孫とおばあちゃんの関係がなんとも良い。中学二年生のよっちゃんが、祖父母が営むうどん屋『峠うどん』を手伝う話。いやいやではなく、親に反対されながらも、『峠うどん』のお手伝いが大好き。わざわざバスに乗ってまで。前向きに来店するわけではない、『峠うどん』の暖簾(のれん)をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのこと。引き込まれてしまう。
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市営斎場の前に建つ峠うどん。(斎場が後から出来た)
不愛想で不器用な職人気質の祖父と口が達者で愛想の良い祖母。仲の良い夫婦が営むうどん一本の店。両親から文句を言われながらも店の手伝いに勤しむ中学生の孫の淑子。
店に現れるのは通夜や葬儀帰りの人々。終わればさっさと帰るほどの「義理」でもなく、かと言って泣き腫らすほど親くもない人達。「ちょっとしか知らない人が亡くなったときは、うまく泣けないから陽気に騒ぐしかない」そんな人々を丹念に描いた重松さんらしい暖かな連作短編。
死という題材。重松さんならそれを正面から重く描くこともできたはずですが、この作品では当事者では無い中学生の娘の目を通すことによりサラリと描いています。その分、大きな感動には繋がらないのですが、まあそれも著者の狙いのような気がします。