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トオリヌケキンシ

トオリヌケキンシ みんなのレビュー

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みんなのレビュー93件

みんなの評価4.3

評価内訳

93 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

結局、泣いちゃった・・・。

2016/04/16 16:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

実は通勤電車の中で別の本(ケイト・モートンの『秘密』)を読んでいて、それが佳境に入って泣きそうになる予感があったので、あわてて本を閉じ、カバンに入れていたもう一冊のこの本に切り替えた。
6編入りの短編集。
が、冒頭の『トオリヌケ キンシ』がまた・・・泣けてしまう話、なのであった。
で、その日はいさぎよく<泣いてしまうこと>を受け入れた。 最寄駅に着いてもホームのベンチに座って読みふけってしまった。
この本、連作短編ではないが、最後の話で他のエピソードの登場人物が出てくる(明確にわかる人と、もしかしてそうかな?のレベルと)おまけつき。

 『トオリヌケ キンシ』・『平穏で平凡で、幸運な人生』・『空蝉』はほぼ同じ構成。
幼き(若き)日のエピソードから始まり、その後成長した主人公たちがあの日々の記憶によって救われる。
誰もわかってくれないという苦しみを抱えつつ、自分の思い込みが自分の首を絞めているということにも気付かないほど痛めつけられた過去を持つ人たちに、さりげなく訪れる救い。 そこに、つい泣いてしまいました。

時間軸の移動はそんなにないが、残り3編『フー・アー・ユー?』・『座敷童と兎と亀と』・『この出口の無い、閉ざされた部屋で』も、いろんな事情で「他の人には理解してもらえない」ことを抱えている人々の物語。 そこで自棄になるのも若さ故だし、ついお節介したくなるのは年長者の証かな。
全体的に、加納朋子節が全開!
『この出口の無い、閉ざされた世界で』は冒頭、非常に吉野朔美的でどぎまぎしてしまったけれど、中身はどの作品以上に加納朋子だった。

個人的には『トオリヌケ キンシ』と『空蝉』が特に印象深いかも。 泣いたから、というだけではなくて、後味のよくない内容を取り上げておきながらそれでもやっぱり読後感はよろしいから(その点、若竹七海と真逆なのだが、私はどちらも好きです)。

もともと多作な人ではないが、結婚して子供を産んでから作品の発表ペースは落ち、病気してから更に落ち、回復に伴いちょっとずつ発表ペースが上がってきたのは大変よろこばしいことです。
ただ・・・病気が理由ならば仕方ないと受け入れられるのが、結婚・出産は作者本人が自分で決めて選んだことだからとわかってはいるのだが、夫君も作家であるのでなんか微妙にムカつく部分があるのはファンの感情としてお許しいただきたい。 だから貫井徳郎の作品は読む気になれない・・・(この人の刊行ペースは全然落ちないどころか上がってるもんね!)。 勿論、生活を支えるという意味では片方の仕事量が減るのならばもう片方は増やしていかないといけない、というのはわかっていますよ。
でも、作家はサラリーマンとは違うから!
かわりのきかない仕事ですから。(2015年1月読了)

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紙の本

ファン向けの心安らぐ短篇集です。

2016/04/23 16:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

加納朋子さんは追いかける対象の作家さんです。
優しい雰囲気の作風と、どきりとする場面、日常の謎の要素に魅力を
感じています。

六篇の短篇集です。
設定や展開に都合がよすぎるところがありますので、ファン向けでは
ないかと思います。
ファンの方ならば、少々の強引な部分もうまくスルーして、作品のよい面を
拾われると思いますので。

表表紙の見返し、つまりカバーの折り返してある部分にセリフが書いてあります。

> とにかくね、一度でいい、愛の告白ってものをしてみたかったの。

うほっ。どの作品に入っているのでしょう。
期待が高まります。
一作目は表題作の「トオリヌケキンシ」。
田村は、その札を見るたびに心の中がざわついていました。
学校でおもしろくないことがあった日、突如、通り抜けてやろうという
気持ちになったのでした。

二作目以降の題名を書き留めておきます。
「平穏で平凡で、幸運な人生。」「空蝉」「フー、アー、ユー」
「座敷わらしと兎と亀と」「この出口の無い、閉ざされた部屋で」

日常に落ちてきた非日常。
せつなくなったり、哀しくなったりします。
でも、最後には笑って顔をあげる、そんな作品ばかりでした。
うん、ごちそうさまでした。

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紙の本

トオリヌケキンシ

2015/12/19 12:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る

軽い短編の話で、軽快に進むのですが、ところどころ内容が重い、暗い。少々感動的な話もありますが。私的には、もうちょっと元気の出るような話がいいなあ。

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2014/11/13 13:47

投稿元:ブクログ

短編集。
前半は、ほっこり。
後半は、じーんとくる話が多かった。
読んでいてきつい場面もあるが、最後はどれも読後感がいい。
困ったり、悩んだりしていても、何かを見つけられるから。
本人はもちろん、周りの人々のあたたかさがいい。
最後の話は、経験者たる筆者ならでは。

2015/08/01 06:34

投稿元:ブクログ

加納さんはいつまでも昭和っぽい。難しいテーマなのにほっこりうまくまとまってていいけど、読み終わったあとに残る印象がちょっと弱い。

2014/10/31 18:48

投稿元:ブクログ

+++
人生の途中、はからずも厄介ごとを抱えることになった人々。でも、「たとえ行き止まりの袋小路に見えたとしても。根気よく探せば、どこかへ抜け道があったりする。」(「トオリヌケ キンシ」より)他人にはなかなかわかってもらえない困難に直面した人々にも、思いもよらぬ奇跡が起きる時がある――。短編の名手・加納朋子が贈る六つの物語。
+++
表題作のほか、「平穏で平凡で、幸運な人生」 「空蝉」 「フー・アー・ユー?」 「座敷童と兎と亀と」 「この出口の無い、閉ざされた部屋で」
+++

場面緘黙症、共感覚、脳腫瘍、相貌失認、脳梗塞、癌。どれもがただならない深刻さである。それが一話ごとの要素となっているのだから、さぞや暗く重い物語なのだろうと思われるが、さにあらず、どれもがなんだか爽やかでほのぼのさせられる物語なのである。何とも不思議な感覚である。それはやはり、たぶん著者ご自身が辛く苦しい体験をくぐり抜けてこられたからということが大きいのだろうと思う。誰だって明るく楽しく日々を生きていいのだ、きっと自分を必要としてくれる人がいるのだ、としみじみと思えてくる。物語同士が何気なくさらりと繋がっているのも嬉しくなる。読み終えても余韻に浸っていたい一冊である。

2014/11/26 16:36

投稿元:ブクログ

最初からやられっぱなしの一冊。

中だるみまるでなし。
最後までやられっぱなしであった。

出口は思っている以上に、
わりと近いところにあるものなんですね。

2015/03/08 19:35

投稿元:ブクログ

特殊な病気、特異体質に悩む人たちが主人公の短編集。優しいミステリーに仕上がってて、重たい暗い内容でも最後には明るい兆しがあったりして、ホッコリする後味が好きです。
なかでも印象に残ったのは「空蝉」。幼児虐待の話で読んでで凄い辛い…。でも、どんでん返しは一番効いてます!!

2016/06/26 18:25

投稿元:ブクログ

この人の本は誰かが亡くなることが多い。でも悲しいだけではなくて残された人に生きる希望を与えるお話が多いかな。少しずつ繋がっている人たちの短編集。

2015/10/06 21:46

投稿元:ブクログ

6つのお話が最後に少しだけ交差する連作短編集です。
どのお話も心にじんわりふんわり優しく効きます。
主人公たちが抱える悲しみや生き辛さはそれぞれで
どれも胸に迫るものがあるのだけれど、
誰か一人でも本気で寄り添ってくれる人がいたら
人はがんばって生きていける!
読み終わった後、
明日から、あたがんばるぞ~って思えました^^
やっぱ加納さんの小説好きだ~♪

2014/11/05 14:43

投稿元:ブクログ

泣きたくなるほど心温まる短編6編。特に「フー・アー・ユー」は秀逸。相変わらず寡作な方ですが、これからも質のいいお話をどんどん紡いでいただきたいです。

2015/02/01 10:42

投稿元:ブクログ

他の人からは気付かれ難い”困難”を抱えた人達の短編集6編。
この本を読めて良かった。どうしてこんなに優しいんだろう。そしてなんだか泣きそうになった。
「トオリヌケキンシ」が好き。あったかくて心に染み込んでいく優しい話が詰まっている。

2015/04/06 22:42

投稿元:ブクログ

短編6作品。

ほんわかふんわりな作風。
行き詰ったところにも救いの手があったり、抜け道があったり。
読後感が良い1冊です。

2015/06/29 20:53

投稿元:ブクログ

他人には、なかなか分からない困難、身体的な特色や病を持った人々が登場人物の短編集。

深いです、とても。
ストーリーは優しく、ほんわかしたものばかりですが、深刻な問題を含んでいるので、いろいろ考えさせられます。

それぞれのお話が、先が見える形での終わり方だったのは良かったです。

2015/03/06 12:42

投稿元:ブクログ

全体的に淡くて少女漫画のような雰囲気が好み。最後のお話がとくに良かった。異常なことも外側から観たら幸福で平凡な日常で、でも内側を覗けば絶望や苦しみも確かにあって。みんな不幸な主人公にも平凡な脇役にもなれるの、ってことだとわたしは思った。

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