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つまりは作り手の愛情と自ら変革する内なる力ってことか。素晴らしい。さっそく近所のコンビニでうまい棒買って帰りました。
しかし、10円で利益出るって、それだけでもスゴイよね。
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・キャラクター 名前なし、A型、男
・名古屋城築城の際に、甘いものを求める建設労働者相手の菓子店が増えた。
・旅問屋が増やしていった(交通網ない)
・そのアイデアをどう形にするか。今まで誰も形にしてないものほど、難しい。
世に出していないものもたくさんある。(P40)
・売れないものは、躊躇せずにやめる。
・パッケージ→常にエンターテインメント性
→変えないことで思い出話になる
・キャラクター使用料¥0 例)くまもん
・ノベルティ→企業の宣伝
・バイキングスピリット→何かやってやろうという気持ち
・駄菓子バー→大人買いできる
→上司との話題にもなる
・認知症予防→回想法
例)老人ホーム 愛知県 高浜安立荘
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思っていたよりも簡単に読めるように書かれていて、判りやすい一方で少し物足りない。
この物足りなさはまさにうまい棒。あのお菓子も1本では足らず、何本か手を伸ばしてしまうので。
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◆うまい棒は「10円の駄菓子を生み出したい」というコンセプトで生まれた
当時オイルショックがあり、10円の菓子は次々と姿を消していた
→子どもにとっては深刻な問題。「貰った小遣いで自分で選べる物を」という思いから誕生。
当時斬新な「アルミ蒸着フィルム」を採用した際にも
"1本10円のお菓子"という思いから個包装を実施。
※ビンに大量に入っている菓子や、1袋3本入り〜のような形が多かった
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個包装のメリット
・消費期限が伸びる
・品質管理が安心=大人からの信頼度を高めた
個包装のデメリット
・コスト増
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長期的に考えてメリットがある事にはコストを惜しまない、という姿勢
◆サラミ味は酒を飲んでいる時にひらめいた
サラミのオードブルを見て「これイケるかも」と思った
→いつもアンテナを張り続けていたからこそ生まれた味
また、1年に1〜2種類の新商品を出すが、売れない物は躊躇せず辞める
見切りを早くする事でリスクを最小限に抑えながら、多数の斬新な味を世に送り出せた
◆ノベルティの道を切り開いたのは孫さんと堀江さん
2002年にYahoo!BBのノベルティ用うまい棒を頼まれたのがきっかけ
翌年には当時オン・ザ・エッヂのホリエモンからオリジナルイラストの発注があった
これを見て、他の会社からも発注が来るようになった
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まさかうまい棒にスポットライトを当てた本が存在しているとは…!
子供の頃からロゴやキャラクターが変わっていない点を深く考えたことはなかったけど「あえて変えない」戦略だったとは!
それに40年という長い歴史があるからこそ、昔の楽しい記憶を引き出すツールとして認知症予防に利用されるケースもあるなんて知らなかった!
サクサク読めるのにたくさんの驚きがある一冊。工場見学気分を味わえた。
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うまい棒そのもののことは、割とどっちでもよかったんだけど(ごめんなさいね)、このタイトルの妙にやられた。
うまい棒は、プレミアム製品をのぞいては、35年間10円のまま。しかも、小さくなるどころか大きくなったり包装がしっかりしたりと、商品としては良い方向に向かっている。
ファブレス企業であった「やおきん」がどのようにしてうまい棒を企画し製造にこぎつけたのか、とか、製造プロセスの解説だとか、うまい棒マニアにはたまらない、のかなあ。マニアなら既に知っていそうだが。前半は、そんな感じでうまい棒の話。後半は駄菓子全般にスポットを当てている。
さて、うまい棒、というか駄菓子はコミュニケーションツールにもなる、と。
他にもいろいろと商売のイイ話が登場する。これはまったく否定しないが、駄菓子というのはもっと謎めいていて、胡散臭くて、食べてると親に怒られるような、そんなことを期待してしまう。うまい棒は、僕の期待する駄菓子とは別方向に進化したのだ。
日の当たる場所に出たうまい棒を称え、参考にしよう、という人には応えてくれる本だと思う。でもいわゆるビジネス書じゃないから、誤解なきよう。