紙の本
真摯に向かい合った本
2015/12/27 11:22
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投稿者:b4a7y - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教とは、実践すること。理論や理屈だけではわからない。否、分かるためにするものではない。それはスポーツでも同じこと。では、何の知識がなくともできるかというと、そういう訳にはいかないことも、人間だ。世の中、知識人といわれる大学の先生やTVによく出る評論家諸氏と言われる人たちも宗教に関しては、あまりにも幼児的な認識しか持ち合わせていない方が多いのも事実である。日本には、万という宗教や宗教団体がある。ほとんどは、税対策か宗教を食い物にしている場合が多い。だからこそ宗教に対する正しい向かい会い方が必要であると思う。クリスチャンである著者が見た創価学会を知る真面目な本である。イデオロギー優先の平和利用者が語っているのではない。本物の平和論である。
紙の本
ほうほう。
2016/08/26 08:14
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投稿者:鶴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人が創価学会なので興味を持ち、購入。
私は特に偏見がないので、何も思わずに、ただ佐藤さんの解釈を読んでいった。
丸きり信じるというわけにはいかないが、そういう視点で信仰、仕事(公明党に関して)
をしている方もいるのかもしれない。ともあれ、一つの解釈を知るのに役立った。
紙の本
主張に無理がある
2020/01/02 18:40
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
創価学会を不躾に毛嫌いすることに、著者が強い異論を訴える1冊です。
ですが、かなり主張に無理がある感が拭いきれませんでした。
創価学会の歴史がまとまっており、参考になりました。
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この著者ならではの視点で,なるほど,と思わせられる点がいくつもあった。著者がいうように,リベラル,社民的立場の有権者の受け皿に公明党がなってくれるならそれもいいんだけど,どうなんだろう。現実を注目していきたい。
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佐藤優の宗教本はいかんて… いつものように煙に巻かれてしまった。学がないので手放しで創価学会礼賛してるようにしか見えぬ… 見る人が見たらきっと違うのかもしれないのかなあ。
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近現代で宗教を信じている人には大雑把にいって2つの類型がある。第1は、宗
教を年中儀式(慣習)の一部、あるいは個人の内面の問題ととらえる類型だ。
こういう人は、宗教が政治に関与することを嫌う傾向が強い。そして、此岸(
この世)よりも彼岸(あの世)を重視する。
これに対して、宗教は、人間生活の中心であり、宗教を中心に据えた価値観、
世界観、人間観で行動すべきと考える人たちがいる。この類型に属する人たち
は、近現代の世俗化を正面から受けとめ、此岸性を重視する。この世の中で起
きる現実的問題を解決することを通じて、目に見えない超越的な世界をつかも
うとする。此岸性に彼岸性を包み込んでいくのだ。キリスト教にもさまざまな
潮流があるが、筆者が信じる宗教改革者カルバンの伝統を引くプロテスタンテ
ィズムはこのような宗教だ。創価学会も此岸性に彼岸性を包み込んでいく宗教。
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碩学佐藤優氏の創価学会観。キリスト教徒である佐藤氏の分析であるがゆえに説得力があります。
ナショナリズム、グローバリズムの中で世界宗教として存在するためには?
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集団的自衛権の行使についての政府閣議決定において、公明党が果たした役割、またその過程にて見える本物の平和主義があるということについて書かれています。
創価学会とは何なのかという世間の無知に対して、その成り立ちから思想に至るまで、とても客観的に分かりやすく書かれており、かなり整理して理解することが出来ました。
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創価学会と公明党の関係、立ち位置がよくわかる一冊。
キリスト教徒だからこそ描くことのできる内容。とても勉強になりました。
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著者は創価学会を評価する発言が多いが、その考えがよくわかる。
集団的自衛権の議論についても同様。たとえば、「閣議決定分に書かれた内容は、従来の個別的自衛権や自衛隊がもつ警察権で対応できる事柄を、集団的自衛権としてまとめ直したものだといえる」など。その結果、「本気で集団的自衛権を使えるものにしようとしていた人たちは、(中略)無力感にとらわれているのではないだろうか」という指摘は、いまさらだが安倍の無能さをよく言いあらわしている。
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【何故読みたいか?】
佐藤 優さんの本だから
日本の政治を知りたいから
集団的自衛権の創価学会の考え方を知りたいから
【一読】
創価学会の紹介的な内容までしか読み取れなかった。
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佐藤優による創価学会評。
物凄く意外だったのだが、中身は創価学会、公明党、そして池田大作氏の全面肯定と礼賛。
この人、確かプロテスタントのクリスチャンだった筈だが…。
客観的にみて賞賛に値す、と言うことなのかも知れないが、本書を記した動機、目的や如何に?
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プロテスタントの教徒である佐藤優氏が創価学会と公明党について著すとどうなるのか?「多くの日本人が(圧倒的な独裁者が現存する)宗教をバックボーンとする政党へ胡散臭さを感じている」ことを認識しながら、自らがほかの宗教の教徒であることを「客観性の根拠」に使っている。けれどもやはり創価学会と公明党を評価する論舌は意外です。読了後の「あとがき」を流さず熟読したのも個人的には珍しい書でした。
信念を持つ人物が軸にいることが「ぶれない」「拠り所」で単なる人気取り政治ごっこの寄り集まりに比べれば主義主張への信頼感を持ちやすいことは認めます。でも、所詮人間は「神」ではない。年をとれば「おかしなこと」を言い出すこともありえる。その時誰かが適切な処置を施せるのか?と、やはり凡人の頭からは胡散臭さはぬぐえないのであります。
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閣議決定の内容が「名ばかり集団的自衛権」であるか否かは今後の歴史が証明していくのだろう。浄土真宗の念仏→極楽浄土と違い、日蓮の教え(法華経)が現世での行いに根ざしており、結果、創価・公明は行動する宗教・政治団体であるとの指摘は妥当性があるように思う。
基本的に創価・公明に肯定的内容であり、これを鵜呑みにするのも問題はあるかと思う。著者の言うように、「真実はひとつではない」「物語は複数ある」。他の批判本もセットで読む必要はあるだろう。
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今まで曖昧模糊だった存在が、比較的中立な視点で語られている。なんともいえない嫌悪感を持つことは、もったいないと感じる。
信じる、感じるだけでいいのかは気に留める必要があり、偏らない理解を続けること(読書など)が必要。