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歌野さんにしては、ミステリ色は薄いかなと思った
のだけれど、なんともお見事。
年齢も立場も違う人たちの様々な形のいろんな思い。
なんとも後味のいい読後感。
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歌野作品なんだから、ただの短編集ではないだろうとは思っていたけど・・・。そうだったのかっ、とにやりとしてしまった。これは懸命に生きているみんなへの賛歌だ。これから読もうかと思っている方、分厚い本だけど必ず必ず最後まで読んでください。笑顔で本を閉じる。そしてしみじみ思う。歌野さん、すばらしいな。
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そうそう歌野さんってこういう人だったよね。
と、初めて歌野さんの作品を読んだときのことを思い出した。
なんにも考えずに読んでて後編にさしかかったときの気分がなんともいえない。
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【甘く切なく、ちょっと痛い恋の話いろいろ】国内外の様々な場所で、いろいろな男女が繰りひろげる、それぞれの恋模様。サプライズ・ミステリーの名手が贈る恋愛小説集……だが?
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色々なパターンの恋愛短編集。ラストでそうきたか~となるような話が多い。
2014.10.23
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短編13編。驚いたとか問われれば確かに驚いたんですけど、著者が著者だけに想定の範囲内とも言えます。ネタバレになるのでこの程度しか書けません。
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連作短編集。
一つ一つの話が中途半端なラブストーリー。一応は最後の2編でまとめるが、イマイチ。繋がりを持たせるなら、もう少し伏線が欲しい。突然過ぎる繋がりは無理がありすぎる。
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清少納言によると春はあけぼのだそうだが、恋もはじまりのときが一番だ。ステージに上がる時のような緊張感と高揚感がたまらない。恋なんて、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある。うまくいかなかったからといって、嘆くことも涙にくれることもない。新しい恋を見つければ、はじまりの時の格別さをまた味わえる。
スーパーで年を偽ってバイトしている中三の少年の淡い恋。自殺する直前の最後の恋。小学生の初恋。大学生の危なっかしい恋。さまざまな男の恋を描いた短編集。
驚くというか、巧妙だなーという感じ。読み返してみればなるほどお前か!と。それぞれの話は落ちたり落ちなかったり、そのうえ想像以上に厚くて挫けそうになったけど、なんとなく最後まで読めてしまった。しかしもっとブラックなオチを期待していたのでちょっと残念。連載状態で読んでたらなんだこれは状態だったろうなあ。
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清少納言によると春はあけぼのだそうだが、恋もはじまりの時が一番だ。ステージに上がる時のような緊張感と高揚感がたまらない。恋なんて、うまくいくときもあれば、うまくいかない時もある。うまくいかなかったからといって、嘆くことも涙にくれることもない。新しい恋を見つければ、はじまりの時の格別さをまた味わえる。
途中までは、中途半端な短編ばかり集めた凡作だと思ってたけど、ラストまで読んで(正確にはラス前)、あ〜なるほど。こういうことだったのね、と膝を打つ感じが爽快だった。冒頭の引用文は作品のラストを飾る文章だが、この文が本作全体を言い表していると思う。
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な~る~ほ~ど~。そういうことだったのか。さすがだ!
最初の方で「あれ?なんで歌野晶午がこの程度の話を?」と思って、危うくやめてしまう所だったよ。最後まで読むようにアドバイスしてくれたレビュワーの方に心から感謝します。
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なんと面白い本だろう。
作者の罠にまんまとはまり、むふふ、ってなる。
ちょくちょく通ってる花屋なら、バラが10本あるか50本あるか知ってるでしょう?(すっとぼけ)
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恋愛小説集、としてあるけれど。うーん、それはちょっと違うような? なんせ歌野さんですし。これで何もないはずがないでしょう!
当然ミステリ仕掛けのあれやこれやがあって、そして読み進めるうちにとある事実も判明してきます。なるほど、タイトルの意味もそういうことでしたか。
お気に入りは「黄泉路より」。これが一番しっかりとミステリだったな。
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甘く切なく、ちょっと痛い恋の話いろいろ
国内外の様々な場所で、いろいろな男女が繰りひろげる、それぞれの恋模様。サプライズ・ミステリーの名手が贈る恋愛小説集……だが?
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歌野晶午氏が恋愛小説?と?マークいっぱいでずいぶん長いこと読み進んだ。さまざまな年代、日本だけにとどまらない各地が舞台、状況も設定も実にさまざま。だがどれも恋愛小説なのである。それがあるところで「え!?」となる。もしやこれは……。さすが歌野氏である。そうだったのか、と腑に落ちる一冊である。
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心にキュンとくるラブストーリーが満載。二つ目の「黄泉路より」にすごく共感をおぼえた。時間は戻らないんだ。
でも、短編を詠み進んでいくと、それがひとつの物語を形づくることに気付く。
ヘエ~、あの共感の結末はこんな感じ??
ぐさりと、突き刺さる。
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恋愛をテーマにした短編集。似通った設定がなくバラエティーに富んでいます。
一発目の【ずっとあなたが好きでした】は、たった一行でひっくり返る構図が鮮やかで衝撃的です。
その後は話が尻切れ蜻蛉になっているものや、男女の馬鹿馬鹿しい話のものもあり肩透かし気味になりますが、【女!】のラストで不意を突かれ、次の【錦の袋はタイムカプセル】で著者の企みが解り脱帽。少々無理矢理な感がありますが、なかなか気づけないサプライズだと思います。
表題作のタイトルがダブル・ミーニングになるところも秀逸です。著者の新たな代表作と言える一冊だと思います。