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アイヌの世界を旅する(別冊太陽)

アイヌの世界を旅する みんなのレビュー

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評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

2014/12/29 10:59

投稿元:ブクログ

おとなの「旅」の道案内・「太陽の地図帖」シリーズ。

この号は北海道各地のアイヌゆかりの地を巡る旅である。
ざっくりと地域に分けて、日胆、道東、噴火湾(有珠・洞爺湖周辺)、道南、宗谷、道央。
北海道というところは広いのだな、アイヌと一口に言うけれど、土地土地でさまざまであったに違いない、と思わせる。

第1章は、アイヌ民族に関する基礎知識をまとめる。その世界観や社会構成、和人との関わりなど、アイヌを知る、まず第一歩というところだ。
第2章が、主題の「旅」である。
第3章にはアイヌ文化に関連する用語解説で、ちょっとした事典になっている。

日胆(にったん:日高地方と胆振(いぶり)地方を合わせた呼称)は、今日、アイヌ民族が多く暮らし、アイヌに関する施設も多い地域だという。アイヌ初の国会議員であった萱野茂もこの地域の二風谷(にぶたに)出身である。明治日本を訪れ、各地を旅したイザベラ・バードは二風谷の手前にあたる平取(びらとり)地域を歩き、記録を残している。
この地には伝統工芸の継承者も多く、イタと呼ばれるアイヌ文様の木彫りの盆や、アットゥシ(「シ」は小さく表記するようだ)と呼ばれる織物が知られる。アットゥシは、何と樹皮の織物なのだそうで、まずは樹皮を糸にするという大変な作業が必要である。皮を剥がし、水につけ、煮て繊維を抽出し、糸を紡ぎ、草木染めをした後、ようやく織りの工程となる。いずれも平成25年に伝統工芸品指定を受けたそうである。
十勝や阿寒といった地域を含む道東は西部・北部とは山脈で隔てられているが、健脚のアイヌは越えやすいルートを見つけ、この地にも根付いた。各地のアイヌ文化が混ざり合う、独特の文化を展開していたようだ。伝統芸能が盛んで、世界への発信地ともなっている。
有珠・洞爺湖を含む噴火湾地域には、縄文時代の遺跡も残る。鯨やオットセイ猟といった海の文化が継承されてきた地でもある。『アイヌ神謡集』で知られる知里幸恵は登別に生まれている。
道南は、下北半島の向かい側にあたる、北海道の玄関口である。14世紀以降、和人がこの地に往来するようになり、交易だけでなく、激しい戦闘の舞台ともなった。
宗谷は、北端の地域である。樺太アイヌや大陸との交易の地ともなってきた。北方ユーラシアとの交流の資料も残るそうで興味深い。樺太がロシア領になってからは、樺太アイヌは強制的にこの地に移住させられ、その後には、さらに内陸への移住を迫られたそうである。
旭川・札幌に代表される道央には、石狩川が流れる。流域各地に集落があり、サマイェクルと呼ばれる神を創世神・文化神として奉じていた。

事典では、ユカラ(英雄叙事詩)、シヌイェ(入れ墨)、クワ(墓標)、マキリ(ナイフ)の項が興味深い。美意識や死生観、「用の美」など、多面的にアイヌ文化を見ていく。
ウポポ(歌)に関連して、「マレウレウ」というヴォーカルグループが紹介されている。YouTubeにも画像・曲がアップされていたので視聴してみたがなかなか興味深い。独特の響きがうねりとなって、ちょっとトランス状態に持って行かれそうな��じである。本誌インタビューによれば、グループ4人は別々の伝承者から習い覚えたものを歌っており、同じ歌でも旋律も言葉も微妙に違っているのだそうである。もちろん、4人の声質も違い、そうした微妙な「ズレ」が歌に生命力を与えるのだとか。重厚な立体感がある。

巻末にはアイヌ文化に関連する行事や関連サイトをまとめる。
本誌をきっかけに、アイヌの世界を脳内で、あるいは実際に旅するのも楽しそうだ。

2014/09/16 19:28

投稿元:ブクログ

旅して触れてみたい。。。

平凡社のPR
http://www.heibonsha.co.jp/book/b183472.html

2015/10/04 10:10

投稿元:ブクログ

学校で、アイヌのことを学ぶ機会はなかった
アイヌを知る為の入門編として私には合っていた
過去のこと、現在のことが写真と共に紹介されていて見やすかった

2016/09/03 02:40

投稿元:ブクログ

別冊太陽の姉妹版「太陽の地図帖」。
本屋で偶然手に取り 即買い。
結果、買って正解。

アイヌに関心を持った人の入門書として十分活用出来る。
北海道に行った際は、この本にあるアイヌ文化ゆかりの地へぜひ足を運びたい。
写真もキレイだし、アイヌの世界観や言語についても解説があり、内容はすばらしい。

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