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紙の本
だんだん壊れていく主人公
2023/06/01 10:55
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
カネッティはブルガリア生まれで、のちにイギリスの亡命している、ノーベル賞作家である。タイトルは「眩暈」だけど、この本を読破するためには眩暈どころか後頭部を金属場バットで痛打されたくらいの衝撃を感じる必要がある、主人公のキーンは東洋学者(著名な人らしい)、世間との関りを極力させけている人で、自宅に図書館かと錯覚するくらいの蔵書を抱えている。物語の当初、キーンは古本屋で本好きの少年と出会い、一度、本を見に来ないかと誘う、、人嫌いの彼がそんなことを口にすることは珍しい、案の定、あとでその約束は反故にされる、てっきり私は人嫌いだった学者と少年の年の離れた友人の友情の物語だと勝手に想像していたのだが、この少年はたちまち登場しなくなる、そして、運命の人、テレーゼとの結婚、まさに狂気が始まろうとしている
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