紙の本
もう少し具体例が欲しい
2016/01/26 12:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:QFO - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに惹かれて購入したが、具体例が少ない。
もっと分かり易い表現で書けないものか?
内容も上辺だけで薄かった。専門用語を説明したいだけのように感じた。
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タイトルに書かれている「行動経済学」を様々な事例を用いて紹介。日頃気にならない事も、実はそんな裏付けからなっている事も理解できます。少しでも、利口な消費者になりたい方には読んで損はない一冊です。
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感想。
この本ともっと早く出会うべきだった!
既に一つの大きな「決断」をしてしまったあと、
こういう本を読むことになるというのは、
人生、色々な形で勉強の連続だと思わざるを得ない。
[本から]
高まるリスクに備えるためには、保険ではなくて
貯金するほうがよほど合理的。
「損をしたくない」という気持ちが、より大きな損を
呼び込んでしまうという不思議。
人は損することを異常に嫌う、「プロスペクト理論」」。
1 損失回避=「人間は損をすることを異常に嫌う」
2 参照点=「損かどうかは絶対額ではなくて相対的
な感覚で決まる」
行動経済学では、「認知的不況和の解消」という概念が
あります。(略)自分の心の中に矛盾した2つの事実が
同時に存在する場合、多くの人は事実が変えられないと
わかると、自分の考えや行動を都合よく変えることで、
何とかこの矛盾した気持ち悪い状態から逃れようとする、
というものです。
「アンカリング効果」
人間は最初に示された数字に強い影響を受けてしまう。
「人間はあまりに選択肢が多いと逆に『選択』が
できなくなる」
「確証バイアス」
自分に都合のいい情報だけを集めて自分の先入観は
考えを補強するという心理現象。
投資の基本は「自分がわかるものに投資をする」。
投資信託の分配金というものは銀行預金の利息とは
まったく性質の異なるもの。
”縁のもの”に巡り合う確率を高めるには。
答えは4人目(番目)から。
”買い物の満足感”お長続きさせるには
精神物理学の法則
『ウェーバー・フェヒナーの法則』
人は刺激が持続するとなれてしまい、その刺激を
あまり感じなくなってしまう。
『ピークエンドの法則』
人間は自分の過去の経験の中で一番楽しかった時を
基準に評価する。
「思い出」は唯一生涯、値が下がらない”いい買い物”
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行動経済学と呼ばれる経済学と人間の心理による行動に基づく身近な例をとりあげ、ついつい損したくなくても損してしまっている状況を説明。日々起こりうる人間の行動に、だまされない秘密がたくさんあって面白い
以下注意
・あと500円で無料
・保険は安心は
・ビュッフェで元をとる
・広告はすでに買った人のため カスタマーロイヤリティ(顧客忠誠度)
・返品自由で返品する人はいない 保有効果
・投資保険は長い名前の商品こそ危険 シンプルがいい
・モノではなく、コトに消費すると一生の思い出
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人はなぜ合理性を欠く行動をとるのか。行動経済学の入り口として興味を持てれば、もう少し詳しい本を読んだほうがよい。とりあえずエッセンスだけを詰め込んだ本。
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行動経済学を事例を中心に読みやすく書かれた本。1時間で読めてしまった。
行動経済学うんぬんと言う書名ではなく、この書名や表紙に書かれたあおり文が、既に行動経済学にはめているのだろうか(笑)。
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行動経済学をやさしく解説した良本。自分自身の消費行動を行動経済学の観点から見直してみると、様々な発見あり、興味深い。千代田区図書館で借りた本だが、自分にとっては100万くらいの価値があった本でした。
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証券会社を定年後、働く人の資産運用や年金などのコンサルティングをしつつ、行動経済学の視点から執筆活動やセミナーにも力を入れる著者の一冊。
人間は心理として、自分だけは絶対に損をしたくないと思う生き物である。
その理由を行動経済学では、「得した喜び」よりも「損した苦しみ」を2倍以上強烈に感じるからだそうだ。
たしかに、パチンコで2万円勝って喜ぶことよりも、2万円負けて悔しいときのほうが、心の揺れは大きい気がする。場合によっては、負け分を取り返すために深追いしてしまい、さらなる損を呼んでしまうこともあるほどだ。また、自分が負けた台に次に座った人が大当たりをしようものなら、悔しさは頂点に達する。
人間の心理から、損をしてしまう行動や考え方をいくつく紹介してあったが、要は感情に左右されることなく、多方面の情報からよく考えようということと、目の前の利益だけでなく、先の利益や損益をシミュレーションすること、金融商品を相談するなら、お金のプロに見える営業のプロ(銀行の担当者)に相談するより、投資家に相談すること等、よく考えたり吟味する習慣のない人には必要な知識という程度だと思った。
お金に関しては、結果としての損得がわかりやすいが、人生の選択や他人からの評価では、何をもって損をしたのかわかりにくい。自分の考え方次第で損にも得にもできるんだろうと感じた。
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行動経済学という言葉をこの本で初めて知りました。
難しいのかと思いきや、文章は読みやすく、へえ!、なるほど!と思いながらあっさり読めました。
ついつい誤った判断をすることもありますが、
損得は感情ではなく勘定しないといけませんね。
良い教訓となりました。
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おとり効果
フレーミング効果
CMは買った人のためでもある
内発的動機・・・損をしてもいいとおもっている人は強い
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長い間、積読状態だったのですが年末年始の休みを利用して短時間で読むことができました。
行動経済学について、事例を列挙してとてもわかりやすく解説されていました。
賢く、損することを最小限にして生き抜くためには行動経済学の知識は不可欠だと考えていますので、こういった本の知識をしっかり頭の中にしみ込ませておきたいと考えます。
内容は既存の行動経済学の名著からの流用が多く、新しく得るものは少なかったように思いますが、復習・再認識の意味合いからわたしにとっては十分に対費用効果のあるものでした。
付箋は27枚付きました。
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行動経済学の観点から、人がとってしまう不合理な行動を紹介しています。
日常的な例が多く、分かりやすいです。
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後半は仕事や人生で活かせる事例や考え方が書かれているので今後の参考になった。
■人事制度は「勘違い」でできている
評価する方の勘違い=バイアス
①中央化効果
⇨真ん中の評価に集中する
②寛大化・厳格化傾向
⇨実際よりも甘い評価が甘くなる(部下に良く思われたい)
実際よりも低めに評価(評価者の能力が高く、自分を基準に評価してしまう)
③ハロー効果
⇨有名大学卒業や会社の業績が良い等で、現在の仕事の成果が高くなくても高めの評価をする
④自己投影効果
⇨自分と考えや行動が似ている人を高く評価し、そうでない人を低く評価する(好き嫌い)
評価される側の勘違い=自身過剰バイアス
⇨客観的な評価よりも自分の能力を高く見積もる
結論
評価する側を定期的に変えていくか、複数の人が評価する。
最終的には評価される側の自身過剰バイアスがなくならない限り不満は残る。
■最高のモチベーションのつくり方
内発的動機によって仕事をしているかどうか。
内発的動機
⇨金銭的なことよりも、自分の考えている通りに仕事を進められることが、仕事の強い動機付け。
外発的動機
⇨昇給等の外からのメリット。
■「経費削減」でたいした効果がでないワケ
本当の意味でのコスト削減は
①製造原価の引き下げ
②業務プロセスの合理化
のみ。
一般的にコスト削減というと「タクシー禁止」等の3Kの削減となるが、実際行うとタクシー代は減ったものの電車での移動が増えたため経費精算の事務負担が増えた。
これは「利用可能性バイアス」ですぐに思いつくものが有効であると感じる勘違い。
■買い物の満足感を持続させるには
ウェーバー・フェヒナーの法則
⇨人は刺激が持続すると慣れてしまい、あまり感じなくなってしまう
欲しい物を買っても、手に入れてそばにおいておくと、その状態が普通となる。
ピークエンドの法則
⇨人は自分の過去の経験の中で一番楽しかった時を基準に評価する
海外旅行の思い出等はいつまでも残っていて、思い出すと幸せな気分になれる。
つまり、物を買うことの喜びは一過性だか、自分が体験して得た喜びの思い出はなかなか消えにくい。
プロスペクト理論
⇨喜びは次第に減っていく。
一度に欲しい物を買うのではなく、喜びが薄れてきた時に買うと長続きする。
物をよりもコトにお金を使った方がトータルの満足度は高くなる。
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金融や経済に精通する著者が私たちが普段してしまう不合理な行動について行動経済学の観点から解説した一冊。
些細な行動から仕事や人生の選択など様々な物事についてなぜそのような行動をとるのかということが著者が精通する経済学の観点から書かれており、自分の立場に立って考えながら勉強することができました。
また、章末にはポイントが書かれており、損をしないための考え方や行動が具体的に書かれており参考になりました。
そして、本書を読んで普段してしまう何気ない選択が人間の行動心理や行動経済学の用語で説明できてしまうことに驚きました。
ハロー効果やヒューリスティックや参照点からの変化など日常生活の中で行われていることには行動心理に基づいているものが多くあることを本書を読んで感じました。
本書の中でも確証バイアスによって広告はすでに買った人のためにもあるということは初めて知り、広告や保険に対する考え方が変わりました。
また、言い方を少し変えるだけで印象が変わることも強く感じました。
あと役員の質問の対処法として素早く答えることというのは参考になりました。
本書で学んだ考え方や立ち居振る舞い方を頭において不合理にならないためのルールを作ることが大事であると感じた一冊でした。
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「あるある」気分で読め、自分の行動を見つめなおせる本
投稿者 ライター希望 投稿日 2014/12/3
この本には、よくありがちな消費者の心理行動が書かれており、それに対して、その行為が損につながることを述べていた。紹介されている行動の多くがまさに「あるある」。おそらく誰もが経験していることであろうことから「損」につながることを紹介している。
私にとって、身につまされたのが「『元をとろう』は相手の思うツボ」や「もったいないという気持ちがさらなる損を生む」ということばだった。ランチビュッフェに行き、元をとらなきゃとばかりに食べ過ぎて、具合が悪くなってしまえば、かえってそのほうが自分が損する羽目になるし、あらかじめ前売りを買っておいた映画を観に行った際に、予想以上につまらなかったとしても、せっかくチケットを買ったのだからもったいないという意識が働き、最後まで観てしまうという行動は、充実した時間を逃しているため、損をしていることになる。作者が挙げている一つ一つは、これまでの自分の行動の中で当てはまるものがあり、いかに自分が損をしてきたかを思い知らされる。
だれでも1日は24時間と決まっている。その24時間を充実したものにするには、自分が抱えている時間に対する意識が必要だ。自分の中で合理化を意識することで日常生活も目標ができ、良い方向で変わっていくだろう。
現状と今後を見据えた考え方にヒントを与えてくれる1冊だった。