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意味がわからない? そんなばかな!
目が覚めるくらいに意味がわかる冒険譚。
「プレゼントしたくなる本」暫定1位。
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宮部みゆき氏のスナーク狩りを再読する前に読んでみた。
児童書のような体裁だが、大人向けの物語詩とでも言うのか。30分で読める分量だが、読み解くのが難しい。スナークという得体のしれない怪物を探しに行く話だが、意味がよくわからない記述が続く。
けっきょくスナークとはなんだったのか。
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変わってる。
意味はよくわからない。
文章のリズムは思ったよりも感じられなかった。
トーヴェヤンソンの絵はよい。
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不思議で、愉快で、曖昧模糊、それでも文字を繋いで物語が出来る。不思議な面白い世界が広がって、トーベ・ヤンソンの挿絵と種村弘という訳者の言葉が踊る、そんな本だった。
一応、謎の怪物「スナーク」を探して真っ白な地図を持って船出する。乗組員の面々は
ベルマン・・・ 船長
靴磨き
帽子屋
弁護士・・・・紛争を処理するために
ブローカー・・財産査定のために
ビリヤード・マーカー・・・凄腕の彼は仲間の分け前をちょろまかさんと
銀行家・・・ところが、がっちり現金を管理していた
ビーバー・・・愛らしい姿でレース編みが上手 何度も難破船を救ったが方法は誰も要らない
肉屋・・・底抜けの阿呆に見えるが 念願は「スナーク」
パン屋・・・実は名無し 作れるのはウェディングケーキだけ
目次
第1の歌 上陸
「スナーク」のいそうな場所だ。
第2の歌 ベルマンの演説
見渡せば底は険しい岩山ばかり、みんなに酒を振舞って、世にも奇妙なスナークのこと。例外があってプージャム、といったら途端に」パン屋が気絶した
第3の歌 パン屋の物語
伯父が言ったスナークの狩り方、であったスナークがプージャムだったらお前の詩型は消えうせて(確信してます)あとかたもなく・・・
第4の歌 狩り
パン屋の狩り方で、みんなはそれぞれ支度した
第5の歌 ビーバーの学習
仲の悪い肉屋とビーバーが谷間で一緒になった。甲高い叫び声「ジャブジャブの声だー」肉屋はジャブジャブについて書いて計算もした。
ビーバーと肉屋は友情で結ばれた。冬でも夏でも変わりなくまるで二人で一人のようだ。ジャブジャブの歌が心に残り 永久の絆の解けることなし
第6の歌 弁護士の夢
豚小屋から脱走した豚をスナークが弁護した。起訴の内容は不明、判事の代わりに事件をまとめ判決も下した。「終身追放!」しかし「豚はとっくに死んでしまった」みんなは怒鳴り、スナークも怒鳴り続け、それで弁護士は目が覚めた。
第7の歌 銀行家の運命
バンダースナッチに襲われた。激しくつつかれ銀行家は失神した。一同が駆けつけた時,舌はれろれろ。一対の骨をからから打ち鳴らすだけ。
「置き去りにして急ごう」ベルマンは言った。
第8の歌 消えちゃった
日が暮れてきた。「名無しが何か叫んでる」「狂ったように叫んでる」パン屋こと名無しの英雄が崖っぷちで叫んでる。狂ったように谷底に飛び込んだ。
「スナークだ!」声が聞こえ次に「ブー・・・・」次に「・・・ジャム」と聞こえたと。
狩りを続けたが、そよ風が吹きすぎパン屋がスナークとあった証拠も見つからなくて。音もなくいきなりパン屋はきえちゃった。そうスナークはプージャムだった。
そんな備忘録よりも、なんと面白い、めちゃくちゃそうでおかしくて、スナーク探しの筋道はなんとなくわかってくる。トーベ・ヤンソンの絵を見ても、恐ろしいしょうな可笑しいような、不思議な不思議な物語。読んで味を確かめれば、忘れ���れないような節回しで、繰り返す言葉が頭に残る。
種村さんが苦心した古歌、長歌の七五調に乗って珍しい世界が広がった。
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マザーグースみたいな、謎と遊びに(たぶん)満ちたルイス・キャロルの詩。一応物語仕立てではあるものの、意味とか内容とかじゃないんだろうな、、と。
挿し絵はトーベ・ヤンソン。私は持ってるだけで幸せ。
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ルイスキャロルのナンセンスな本。何とか理解しようと3回読んでしまいましたが、やっぱり内容より言葉を見て楽しむ本。穂村弘さんが好きなので、翻訳をされていると知り選びました。まっしろな海図というのが笑える!
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前情報はない状態で初読。
本編は謎だらけ。そして本は3分の2以上が考察。それがなければハテナだらけの作品でした。
アリスの世界からルイス・キャロルが積み重ねた物や表現したかった事。
言葉・思考・意味・無意味。
考察はする人がする、言葉は紡ぐ人がする。
それはそれできっと人の理だ。
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ルイス・キャロルの詩にトーベ・ヤンソンが絵を添えた詩画集ですね。
誰も見たことがない怪物スナークを捕まえようと
船長ベルマンのもとに集まった八人と一匹
まっ白な海図を持って出航したが・・・
噂が想像を増幅させ、
極限の恐怖に支配されるなかで起こった驚くべき結末!?
ルイス・キャロルのノンセンスな詩にトーベ・ヤンソンが挿し絵を描いて、穂村弘さんが五七調で訳されています。
穂村さんはかなり苦戦されたとのことでしたが、日本的なリズムに乗って、奇想天外な物語が船出します。
とても奇妙な話の展開ですが、詩人の言葉が五七調の詩の調べでヤンソンの奇抜な絵にも乗せられて、どうなることかと、ついつい完読してしまいます。
たまには、こういう作品で頭をリセットするのも良いですね。