投稿元:
レビューを見る
面白い、おかしい。
その中から
ほんの少しのきゅん、が
顔を出している。
豚肉でこんな話が書けてしまう
坂木司さん。やっぱり好きな作家さん。
投稿元:
レビューを見る
肉が主題の短編集。
主人公は小学生から四十代までの様々な男です。
坂木司にしては、思春期だったり、思春期をひきづっていたりしている男子の気持ちに結構踏み込んでいる感じがしました。
読みやすいです。
アメリカ人の王様、結構好きです。
投稿元:
レビューを見る
+++
豚足×会社を辞めて武闘派として生きる元サラリーマン。ロースカツ×結婚の許しを得るべくお父さんに挑むデザイナー。角煮×母親に嫌気がさし、憧れの家庭を妄想する中学生。ポークカレー×加齢による衰えを感じはじめた中年会社員。豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風×片思いの彼女に猛アタックを試みる大学生。生ハム×同じ塾に通う女の子が気になる偏食小学生。肉×男で駄目な味。おいしくてくせになる、絶品の「肉小説」
+++
「武闘派の爪先」 「アメリカ人の王様」 「君の好きなバラ」 「肩の荷(+9)」 「魚のヒレ」 「ほんの一部」
表紙は、よくお肉屋さんにある豚の部位別名称のイラストである。そして内容も、その部位別の物語になっている。ごりごりだったり、ぎとぎとだったり、ほろほろだったり、噛み切れなかったり。味わいも噛み応えもさまざまであるが、どの物語にもいささかの情けなさやほろ苦さや哀しみが漂っている。だが最後には胃の腑に沁み渡るやさしさに変わるのである。坂木流豚肉料理といった風味の一冊である。
投稿元:
レビューを見る
豚肉に関する短編集(^^)表紙の豚の部位がそれぞれの話になっていて面白いんだけど、読んでみて「うわーっ食べたい‼(^q^)」とは思えない(^^;)話の主人公に共感できなかったせいかな(--;)だってみんな豚肉が大好き!\(^o^)/って感じじゃないし…なんだか読了後、胃もたれが…(._.)「アメリカ人の王様」の主人公の( )内の心の声が凄く好き(^^)♪
投稿元:
レビューを見る
豚の6つの部位をテーマにした短編集。それぞれさらっと読めて楽し!
2014.11.27
投稿元:
レビューを見る
豚肉のさまざまな部位をテーマにした短編集。「アメリカ人の王様」「肩の荷(+9)」はけっこう好みのお話。
題材はおもしろいけれど、全体としてはさらっと流れすぎてしまって引っかかりに欠けるのがやや惜しい。著者のいい作品をいくつか知っているだけに……。
気持ちは☆2.6くらい。
投稿元:
レビューを見る
坂木司さんの新刊は、肉がテーマ。その名も『肉小説集』だそうである。肉。肉肉。……。内容がまったく想像できない。東京ガスのCMみたいなほっこり路線なのか?
「武闘派の爪先」。何をどう間違ったか、この業界に足を踏み入れた若者。上司が勧める豚足が苦手だった。紆余曲折を経て沖縄に流れ着いた彼の運命は…。おいおい、最初からこんな路線かいっ!坂木さんご自身のあの異色短編集を彷彿とさせる。
「アメリカ人の王様」。薄味が好みで肉が苦手な婿候補と、濃い味と肉が大好きな義父(予定)。目の前のトンカツを何とか平らげなければ…。彼の葛藤が伝わってくる1編。僕も妻の実家に帰省すると大量のごちそうと格闘するので、気持ちはわかる。
「君の好きなバラ」。母の料理に不満を持つ息子。ありがたみは大人になって外食ばかりしていると初めてわかるもの。「うちの料理が古臭いからだよ!」という東京ガスのCMが思い浮かぶではないか。全体的にはしんみり。
「肩の荷(+9)」。真面目だけが取り柄の中間管理職。リーダーの資質なんてそこいらのビジネス書で身についたらどんなに楽か。しかし、真面目でいるのはなかなかできない。会社は未だに下っ端の僕だが、家族という肩の荷は重い。
「魚のヒレ」。飲み会帰りで一緒になった彼女に、部屋に誘われた彼。となれば、目的は一つ。草食系男子が多いとされるこのご時世、肉食系男子の運命は。
「ほんの一部」。ハム好きの少年にとって、ハムといえば円形の成型品のこと。僕にとってもそうだった。ウインナーといえば赤かった。生ハムって何それ? 色々突っ込みたい気がするが、きっかけはハムだったとだけ書きましょう。
いかにも坂木司作品的なほっこりした話は少なめ。さらに言うなら、肉小説を名乗る割には肉のうまさが伝わってこないような。不思議な作品集でした、はい。
投稿元:
レビューを見る
肉といえば豚肉。
作者も同じ性質らしく
目次は豚のイラストに部位表示。
豚肉にまつわる掌編集。
「肩の荷(+9)」が良かった。
【図書館・初読・12/5読了】
投稿元:
レビューを見る
豚足、ロースカツなど、
肉に関する短編集。
沖縄のおでんに豚足があるのは、普通らしいね。
温かくてトロトロの角煮食べたい。
生ハムのサンドイッチも。
投稿元:
レビューを見る
男性目線の話で、少々ブラックユーモアも混じっており、部位ごとのエピソードを堪能でき、面白かった。和菓子のアンちゃんのイメージとは打って変わってという感じだった。
「アメリカ人の王様」では、出てくる料理皆美味しそうだが、脂っこいものオンパレードな気がし、胸焼けしてしまいそうな感じ。主人公は義父がアメリカ人だというのに気づいてからは何かが吹っ切れた感じもする。夫婦も嗜好が合うというのも大事かも知れない、互いに合わせていくのも大事だと感じる。
「肩の荷(+9)」は主人公の性格が自分に共通するところもあり、共感してしまった。加齢に伴う変化を受けいれないとならないなとつくづく思う。カレーを家族の思いやりが伝わっているのがより美味しそうだと感じる。
最後の生ハムサンドも美味しそうで、自分でも作って食べたいと思う。
著者が関東なので豚肉にしたそうだが、そういえば豚肉を使った料理をすることが多いことに気づいた次第である。
投稿元:
レビューを見る
短編集。
肉を通して(笑)、なんだかみんな大人になっていくんだなぁ。と(笑)。
2014年12月20日
投稿元:
レビューを見る
本のタイトルに思わず「えっ」と思いましたが、好きな坂木さんの新刊なので読破。6話からなる短編集。
坂木さんのユーモアがちりばめられている。2話目の『アメリカ人の王様』の僕と義父(予定)、自分の近くにいたらうざいけど、本の中だと「いるいる、こんな人」と面白かった。4話目の『肩の荷』、中年のおじさんの哀愁漂う中にも家族の優しさが出てくるのもよかった。
投稿元:
レビューを見る
初読みの作家さんだったので「武闘派の爪先」を読み終えて不安になったけど他の話は全部良かった。特に「アメリカ人の王さま」と「肩の荷(+9)」が良かった。
圧力鍋欲しいな。
投稿元:
レビューを見る
あんまりかわいい話じゃないのもあったけど、本の作りがかわいい♪( ´▽`)でもこの人のはこういう短編集より連作のやつの方が好きだな〜。
投稿元:
レビューを見る
豚肉が嫌いなんだ。
って感じの物語が多い。豚肉大好き!って物語だと思ったんだけどね。肉屋にある部位表(沖縄バージョンじゃないけど)が目次みたいになっていて面白い。
ヒレ肉って、何でそういう名前なのか?その答えもありましたよ。