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マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃(中公新書)

マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

ベストな入門書

2014/12/09 00:40

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明るく光る星ひとつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

フェルゼンなしには成り立たないアントワネットの伝記だが、この著者は、ロザリーやジョルジェまで漏らさず登場させている。ほぉ~、なるほどって感じ。
ルイ16世の本当の人柄や、バスチーユから断頭台までの意外と長い道程が、実に勉強になった。良書であること間違いなし。

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2015/11/15 05:54

投稿元:ブクログ

フランス革命に関する人物伝を数多く発表している著者によるマリー・アントワネット伝。著者は歴史学者ではなく、フランス文学者。おそらく、本書にも独自の想像が含まれているのだろうが、読み物として割り切れば、歴史の世界に没頭させてくれる良書だ。

本書のマリー・アントワネット評は、あまりに王妃のプライドを持ちすぎ、フランスを統治するのはフランス王室以外にあり得ないという観念に縛られた悲劇のヒロイン。そんな頑固な姿勢が、夫ルイ16世をフランス脱出に駆り立ててしまった。その失敗が理由で、夫妻は革命政府によって監禁され、その後処刑される。

しかし、当時の社会では人が生まれながらの身分を持っていることは当然であり、王室の下に国民が位置するのも当然。フランス革命で唱えられた人権主義、平等主義なんてことは想像外だし、それは国民だって同じ。今になってマリー・アントワネットをコチコチの王室原理主義者と批判するのはかわいそうだ。フランスからの脱出も彼女にすれば、単に実家オーストリア王朝に力添えを頼むだけの軽い気持ちによるものだった。

結局、彼女はそれほど優秀でもないが、劣悪でもない、平凡な王妃であった。たまたま、在位中にフランス革命が起こったために、後世から注目される存在になってしまった。

2016/11/27 23:37

投稿元:ブクログ

[図書館]
読了:2016/11/27

「美術品でたどるマリーアントワネットの生涯」とかなり重複しているところがあった。向こうの参考文献に載ってたかな。

向こうの本で中野京子さんがかなりのマリーアントワネットびいきなのに対してこちらはどちらかというとルイ16世びいき。
「些細な人事ではアントワネットの望みを聞いてご機嫌とりするが、重要な政治事項については流されることはなかった」と評しているけど、だとしたらアントワネットのエチケット廃止をサクサクと受け入れて王権の下支えしてきたものを無くしたり貴族の反感を招いたりしないと思うんだけどな〜。

2014/10/26 23:11

投稿元:ブクログ

安達先生らしい、丁寧な伝記。
ルイ十六世評価の見直し、フェルゼンとアントワネットの関係など、最新説も用いてよくまとまっている。
某マンガの王妃像だけではなく、こちらも広まって欲しい。

2015/01/10 00:01

投稿元:ブクログ

ルイ16世の王妃マリー・アントワネットの伝記。彼女の性格から革命期の反革命的行動まで、最新の研究成果を踏まえて丁寧に描き出されている。

2014/11/16 20:52

投稿元:ブクログ

マリーアントワネットの評伝。
新書らしくコンパクトに読みやすくまとまっている。
視点もフェアで、特にルイ16世に対する記述は勉強になった。

2015/05/15 23:38

投稿元:ブクログ

歴史的にも著名な王妃であるマリー-アントワネットの伝記です。彼女を読めば、そのままフランス革命を知ることができるという位に、フランス王室そのものだったのだなと思いました。王政が倒される過程において、国王と王妃は確かにいくつか間違いを犯し、そのために滅んでしまったのですが、国王にも正しいところもありました。それを滅ぼしてしまった、血を流してしまったところに、フランス国民もまた間違いを犯してしまったのだと思います。その後、第五共和制になった現代も、フランスは栄光というものには届いていないように感じます。それはこの歴史の転換点での選択に原因があったのだとわかりました。
王妃として優雅に生きた前半と、囚われてからの王妃としての使命に目覚めていく過程が、とても魅力的で読ませてくれました。

2015/01/16 16:18

投稿元:ブクログ

2015年1月新着
王妃一筋という世にも稀なフランス国王を夫に持ち、嫁いだときには姑も既に亡く、皇太子妃時代からファーストレディーだったマリー・アントワネットの、あまり指摘されないが実はかなり特殊な境遇から丁寧に描いた好著。当時の感覚と、現代の捉え方をバランスよく描いていて、現代人から見た悲劇の王妃像を再構成している。時系列に歴史の動きも説明されているので、当時、国王夫妻がとった行動や、それに対する民衆の反応の描き方も納得がいきやすい。
フランス革命について読み直したい、という方にもおすすめ。

2016/04/19 18:39

投稿元:ブクログ

マリーアントワネットファンとして関連本は何冊か読んではいたけど、この本は大好きな花總まりさんが帝劇舞台1789でアントワネット役を演じるにあたり読んでいるとブログで知り、(1789観に行く身としても)絶対読みたい!!と思って購入してみたものだったが、想像以上の良書で、読んでよかった。

今までのアントワネットとフェルゼンの関係性や、特にルイ16世像の捉え方が違っていて興味深く面白かった。
マリーアントワネットという人は、あの時代のフランス王家にさえ嫁がなければどんなに幸せで愛された一生を送れたか、、、と思うと胸が痛む。母性、愛情に溢れ、一女性としては本当に魅力的な人物。ただ、賢さが少し足りなかった。マリーアントワネットもルイ16世も今までの負の遺産を一身に背負わされた不幸の王と王妃だった。
いたるところで、ここで違う判断をしていれば助かったし、違う未来があったのに!とやきもきさせられもした。
しかし、この本のテーマ「いかに美しく敗れるか」をその身をもって体現し、気高く王妃として断頭台の露と消えたことで後世こんなにも名を残し後に愛される王妃として蘇ったのかと実感した。

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