紙の本
今後の比奈子の成長に期待
2018/08/11 20:37
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
読メの感想を見て読んだ一冊。自らが殺した被害者と同じ死に方で殺される犯人を追うというストーリー。正直よう分からんことが多かったのですが、同僚刑事が殺された場面では思わず涙が出たり。比奈子や死神女史などキャラが魅力的なので、それなりに楽しめました。今後の比奈子の成長に期待^_^
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面白かった! キャラクターがとてもいい。特に主人公の奇人変人ぶりが楽しめる。新人刑事として、ギリギリの精神状態に追い込まれながらも奮闘する姿は、強く健気で好感が持てる。脇を固めるそれぞれのキャラクターにも味があって、飽きずに最後まで読ませる力があった。
次作が楽しみな新人作家の登場である。
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面白かったです!!かつて猟奇殺人を行った犯人が、自分が行った殺人と同じ手口で死んでいく。最初はオカルトにしか見えませんでしたが・・・・
とにかくどういう結末なのか気になるので、読むのをやめられません。結局、ホラーでもミステリーでもないような気がせんでもないですが。
登場人物のキャラも中々いい感じでした。
比奈子が何にでも(ココアやガムにも!)七味をかけるって設定はいるのか?と思いましたが^^;
死神女史が好きです!そして板チョコが食べたくなる。
内容をあまり書くとネタバレになるので何にも書けないんですが・・・野比先生はいいキャラしてました。
犯罪者と心理学の関わりも興味深いです。
この後どうなるのか?そこも気になるところ。
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ホラー小説って括りみたいだけどあんまりホラー感はなかったかな。結構心理学の話とかあって楽しめた。内容は結構ヘビーでグロいはずなんだけど結構描写が淡泊だったからあんまりグロく感じなかったのかな。これ、誉田哲也が書いたらおどろおどろしくなるんだろうな。続編も発売決定してるみたいだから次も読もうかな。
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ホラー小説大賞読者賞作品。
面白かった〜!ホラーというだけあってエグい表現もあるが、さほどおどろおどろしくはない。女性刑事が主役であることもあって誉田哲也の作品を思い出させる。衝撃的なプロローグ、小気味いいテンポの展開、壮絶なラストで一気に読んでしまった。次回作が楽しみ!
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ほとんど機械的な記憶力を持った女性というか、女子って言う方が似合いそうな女刑事を主人公とした猟奇殺人もの。
もう、オープニングでぐっと引き込まれました。
かなり印象深く映像的な感じ。
脇を固める登場人物もなんというかいい人ばかりで、猟奇以外のノイズ(警察内での政治的あれこれ等)が少なく、扱っている題材の割には読後感が良かったと思います。
ミステリーと言うにもホラーと言うにもちょっとアレなところもありますが、どっちのファンも結構愉しめるんじゃないかな。
キャラクターがラノベっぽいのは賛否ありそうだけど。
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日本ホラー小説大賞読者賞受賞作品。
奇怪な猟奇殺人事件を描くホラーミステリ。自らが行った犯罪を重ねるような死にざまをさらす殺人犯たちの姿は、恐ろしいながらも「ざまあみろ」と思えないではなく。まったくもって死刑でもぬるいぞ、と思えてしまうので、ある意味爽快かも?
スリリングな展開でぐいぐい読まされたけど。うーむ、不可思議な現象である事件の方の解明がちょっとインパクト弱いような。でもキャラクターも魅力的だし、シリーズとして続くのなら読みたいぞ。個人的には死神女史がカッコよくてお気に入りです。
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殺人のような自傷自死を遂げていく、加害者である被害者たち。その魅力的な猟奇事件が頻発する序盤が、この物語のピークになってしまっているなぁ、というのが、大きな印象でした。
比奈子の捜査展開は、昔々のファミコン時代の探偵ゲームを思い出させるような、予め決められたマスにコマを進めていくような移動と会話の連結。
そして結末には、アッと驚くどんでん返しも、ゾクっとするようなカタルシスもない。
なにより、最後の最後、〈つづく〉で終わるのは、新人賞作品としてどうなのでしょうか?(^^;
期待していたものとは、かなり違いました。
次に期待します!
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インスタントな作品、というのが読み終わってすぐに浮かんだ感想である。
使い古された堅苦しい文言で情景描写があったかと思えば、一転警察官にしてはノリの軽すぎる口語体のちぐはぐ感がどうにもしっくりこなかった。あまり読んだことが無いのでなんとも言えないが、ライトノベルの作品はこういった感じなのだろうか (偏見であることを祈る…)。
事件にしてもどこかで聞いたような話で、特に目新しさはない。猟奇と謳っているので多少構えて読み始めたのだが、特段グロテスクでもなく、普段から角川ホラー文庫に嗜んでいる方は肩透かしを食らうことだろう。
登場人物も掘り下げが少なく、感情移入が難しい。読んでいてどのキャラクターにも魅力を感じられず、セリフがどうにも軽かった。主人公は特殊能力のようなものがあったはずなのだが、それもほとんど生かされていない。
総じて、どこかで聞いたような話を借りてきてそれを並べただけ、という印象をどうしても拭えなかった。インスタントであり、形はあるのだが中身が伴っていない。無味無臭なのだ。
また読んでいて情景がいまいち浮かんでこなかったのだが、これは単純に文章力の問題。プロの作家として活動するならば、もう少し研鑽を積む必要があるだろう。
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読者賞らしい
どうかな。猟奇殺人、意外な真犯人と確かに正統派ミステリーなんだろうが、最近読書に不調なので乗れなかった。タイトルが暗示する仕掛けに乗れなかったのかなぁ。
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いまいち。主人公を抜群の記憶力と称して、魅力的に見せようとしているけど、ただの思慮の浅い子だ。ただ一方で突き抜けるような迫力がある。アンバランスな作品。
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普通。
色々と悲しすぎる点はあるけれど。
中島先生が関係していることは、結構初めの方で気づいたけど、プロローグとつながっているとは思わなかった。
読みやすいので、気分転換にはちょうど良いかな。
一応、続編も読んでみようと思った。
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カウンセリングと退行催眠で犯罪者の脳内に人工的な脳腫瘍を作り出すことができるとしたら・・・そしてその腫瘍(スイッチ)とは「自分が犯した罪の記憶を被害者の立場で経験し、狂い死ぬかショック死させる」ならば、猟奇犯罪被害者家族は迷わずにスイッチをONにするだあろう、表題のONとはそういう意味であった。
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トリックはちょっとSFで、受け入れ難かった。けど、虐待された子供の心理や、人物描写が丁寧で、一気に読めました。次作も買ってあるので楽しみに読みたいと思います。
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猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ、1作目。
ホラー小説大賞読者賞受賞の作品とのことだが、ホラーというより警察ミステリ色が濃い。ホラー苦手な私には好都合であったけれども。とりあえず、ショッキングな犯罪描写と真相で多くの読者を惹きつけるのは頷ける。それだけに、主人公の新米女性刑事・藤堂比奈子の言動が少々幼稚なのが気にかかって仕方ない。最後、その新米刑事が犯人と思しき人物がいる場所に単身で乗り込むのを許される展開には、思わず目を疑ってしまった。犯人も早い段階である程度絞り込めるし、そうなると余計に比奈子の迂闊な行動が目に余ってしまう。ただ、比奈子以外の捜査員メンバーのキャラはいい感じに個性的で好み。続編もあるようだし、比奈子の刑事としての成長を優しく見守っていこうかな。